七夕賞(G III)回顧
12.3 - 11.0 - 11.1 - 12.0 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 11.9 - 11.6 - 11.8=1:57.8
勝ったエヒトは元々が坂路で圧巻の動きと時計を出すタイプです。前々走のAJCCは勝負所でインで馬込みに包まれて身動きできず脚を余しました。この中間は坂路で相変わらずの絶好の動きを見せました。大外枠から好発を決めると縦長の平均ラップの流れを好位の外めからの追放。勝負所の3〜4角も一頭だけ手応えが違いました。直線は軽く仕掛けて後続を突き放しました。54キロで外を通ってスムーズな競馬で加速ができました。
ヒートオンビートは3200㍍の後で押しても行けず手綱が動いて忙しかったです。道中は縦長の平均ラップの流れを後方のインからの追走でした。向こう正面でも手綱が動いて肩ムチが入るほど。直線を向いても早めに抜け出す勝ち馬に対して、ジリジリとした伸び脚でした。勝ち馬とは3キロ差あってステイヤー戦からの距離短縮を考えれば負けて強しです。
アンティシペイトは速い流れで発馬から押しても付いていけませんでした。ブリンカー着用だけに馬込みに包まれなかった点は良かったです。発馬後に押して行った分、向こう正面ではハミを若干噛んで力みました。勝負所でズブさを見せて勝ち馬に差を開けられました。直線もジリ脚でした。
フォルコメンはずっとマイルを使われた後の2000㍍。道中もすっと行きたがり、スタミナをロスしました。距離短縮で。
モズナガレボシは残念な結果でした。発馬後から馬任せで後方からの競馬。3,4角も無理しなかった分、最後方まで下がってしまいました。4角から直線入口にかけてもスムーズに馬群を捌けませんでした。それでも直線は目立つ伸び脚。次走狙えます。