自然の危険さとの向き合い方

自然環境リテラシー学 第2回
参加日:9月16日・17日

こんにちは。ヒロノリです。
今回僕は2回目の自然環境リテラシー学を受講しました。
台風の影響もあって予定よりも早く撤収した短いリテラシー学でしたが、だからこそ学べるところも多かったです。
今回も体験の内容と学んだことをこのnoteで書いていければと思っています。

1日目


1日目は良い晴れの日でした。
季節の変わり目で気温が下がってきたこともあって少し涼しいカヤック日和の日でした。
前もって目的地への経路を確認しており、またスタッフの方がLINEに情報共有をしてくださり、当日も受講生同士で確認しあったこともあって問題なく的矢湾の拠点に着きました。
本来の予定では尾鷲湾が拠点でしたが、東に開けている尾鷲湾が拠点だと台風による波の影響を受けやすいので内湾の的矢湾に変更されました。

波のうねりの強い沖

拠点に着いた後はミーティングの後すぐにカヤックに乗りました。
的矢湾は内湾なので穏やかでしたが、まで行くと台風の影響による波の大きなうねりがありました。拠点まで来たらキャンプはできないと思わせる波でした。

カヤックを漕いでいと次第に持病持ちの痛みました。
腰が痛いときにカヤックのペダルを踏み込む更に痛むためスピードが出ず、コントロールも効きません。
何度ももうダメかもしれないと思いましたが、仰向けか長座の姿勢を維持することで腰を痛めずペダルを踏み込めることに気付いてから上手くカヤックが漕げました。
その後は体を痛めずに速く漕げたので精神的に楽に漕げました。

折り返しのときは大分楽に漕げるようになっていて景色や会話を楽しむ余裕ができました。
先生や先輩方とお話しさせてもらいました。自然を楽しみ体を動かしながら話していたからか、会話の中で考えが新しく出たり深まったりしました。
も肉体の一部だからこそ体を使って自然を味わうことで本能が刺激されて活性化するのかなと感じました.

拠点に戻るとカヤックやPFD,パドルなどの使った道具の片付け,洗浄をしました.
その後はテントタープを立てました.
テントとタープは,台風が近づいてきて風雨が激しくなることが予想されており,それらの対策をするのが大変でした.

これらのテントは風対策のため集合しました。

まずテントとタープを立てる配置に苦労しました.タープの下にテントを置いて雨を防ぎ,テントとタープを土嚢と連結させて風を防ぐのですが,テントの数が多くタープの下に効率的に置かなければテントが入り切りませんでした.コロナ対策や雨に濡れずに出入りするためにテントの入り口の向きも考えなければならないためかなり頭を使いました.
次に,土嚢を作るのが大変でした.風速8~9mほどのかなり強い風が予想されていたので重めに土嚢を作らなければなりませんでした.土嚢に石を詰め込み運んでいくのですが,大量の石を入れて重い土嚢を何個も運ぶのはきつかったです.腰の状態も心配でした.

柴田さんのお話を聞く僕たち

座学ではガイドの柴田さんのお話を聞きました。
柴田さんの知り合いでカヤックで行方不明になった方がいるという話が印象に残りました。その方は凄腕だけど色々とルーズなところがあったらしく、柴田さんの「面白いやつだったけど自然に冗談は通じない。」という言葉が心に響きました。僕もルーズなところがあってそれで困ることがよくありましたが、今まで以上に治していこうと思いました。
また、柴田さんに危険から身を守るには何が大切かを質問させていただいた時、「最初の頃は何にでも気をつけて行動をする。でも、慣れてくるとカヤックのやり方や場所、季節などによって、何についての情報が必要で何がいらないかが分かってくる。身を守るための情報の取捨選択と判断のうまさが上級者と初級者の違い。」という答えをいただきました。
柴田さんや先生の、その慣れによる判断の速さと精度が、今回のような台風が迫っている危険に思える実習安全に行うことを可能にしているのかなと感じました。

2日目はもう台風の影響でカヤックは漕げないだろうということで、みんな夜更かししてもいいということになりました。
僕は比較的早めに寝ました。

2日目


朝起きたら凄い風がテントに当たっているのを感じました。起きた瞬間にその日で帰ることを確信しました。
起きたら朝ご飯を食べてすぐ撤収のための片付けに取り掛かりました。
風が強くてテントタープ飛ばされないように片付けるのが大変でしたが、降ってなかったのが幸いでした。

片付けが終わったら帰宅しました。
雨が降る中、少し増えた荷物を持って帰るのは辛かったです。帰宅してからの片付けも大変でした。

まとめ

今回のリテラシーを通して感じたのは、知識・経験・態度自然で危険から身を守るには重要だということです。
それらが全て十分であれば、今回のような未熟な生徒を連れた危険に思える実習も安全に行うことができ、そうでなければ命にも関わりえるということを感じました。
改めてスタッフの方々を尊敬、感謝するとともに、無事実習から帰って来れてよかったと思います。
これからも、日々の生活、実習を通して自然への理解を深めていけたらと思います。


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