🎨 ✍🏻 絵を描き始めた人のひとり言14

今回もまた、熱戦の幕が上がる！
リターンマッチの熱い火花です。

……とはいっても、先日言っていた『フォーク』のデッサン練習ではなく、何日か前から始めている『間違い探し』のほう。

『間違い探し』のトレーニングも、コッソリ毎日続けてたんだけど、

『脳トレに効く』とか言ってる『間違い探し』の問題は、ちょっと難しすぎる！　中身がイジワルすぎたので、作戦を変えた。

小さな子ども向けの、やさしいレベルの『間違い探し』に難易度を落とした。

学習プリント.com

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🔲　間違い探しで、心の目と右脳系記憶力を身につける

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ピアノに対して、ほとんどの人は『練習量で全てが決まる』と考えてて、実際そのように指導している先生も多いけど、

驚異的な成果を出す先生　の場合は、普通の先生とは違うアプローチを取っている。

別に、隠すほどのことでもないので、ここで答えを言ってしまうが……

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もし『誰よりも早く上達したい』と思うなら、他の人と同じ練習をしていてはいけない。人と違う練習をする。

そして、真っ先にやること、それは何か？　というと
　

『天才の技を分析して、その天才の技を練習で身につけること』

　

人の数倍の上達スピードをたたき出したい？　そしたら、『普通の人と同じ練習』では、結果はしれてるわけで、
本当にそれを実現させたいのなら、『武器の性能』を上げることも必要。

　
努力を始める前に、どんな武器を手に取るか？

『天才の技を分析して、その天才の技を練習で身につけること』

受験勉強で言うなら、小学生の頃から、速読術とか、記憶術のトレーニングを真っ先に始めた後、普通の勉強をした方が、はるかに勉強効率が上がる。

同じように絵の場合も、

記憶からいろんな絵をサラサラっと描けるようになりたい

と思ったら、そのための構成要素

　・　対象物を覚える
　・　頭の中で再現する
　・　頭の中のお手本に対してデッサン力で写す

というパラメータを実用レベルまで上げないといけない。

ということで、『間違い探し』は、そのうちの２つ

　・　対象物を覚える
　・　頭の中で再現する

の訓練に役立つのだ。

https://学習プリント.com/yo/machigaisagashi.html

『間違い探し』はこのくらいのレベルがいい。

普通のものだと、『イジワル』すぎて、まともに見比べていても、全問正解が難しいレベル。

今回のテーマは、『間違い探しの達人になること』ではなく、

　・　対象物を覚える
　・　頭の中で再現する

の訓練として使うので、やり方

https://学習プリント.com/yo/machigaisagashi.html

１．この絵を「記憶だけで描けるかな？」
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まずは、対象物を覚える。
左の絵だけじっくり見て覚える。
ペンで自分がこの絵を描いているつもりで
全ての線を頭の中でなぞってみる。
この絵を「記憶だけで描けるだろうか？」
というレベルでしっかりと覚え込む。

２．その絵は、ブロックごとに分けて覚える
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いきなり全体を覚えるのは大変なので
目を開けたまま、その絵をブロックごとに分けて覚え込む。
そして、目を閉じてそのブロックを再現できるか？
　

　覚えた？　……　次のブロックへ
　自信なし？　……　同じブロックをもう一度

このステップを何度も繰り返しながら、絵の全体を記憶に定着させる。
ここまでが、『対象物を覚える』のターン。

　・　対象物を覚える
　・　頭の中で再現する

次に、『頭の中で再現する』のターンに移る。
覚えた！　という自信がついたら、右のイラストを見る。（テスト開始）

３．『頭の中で再現する』
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『間違い探し』の早解きのためにやってるのではなく、『天才技の技能獲得』

　・　対象物を覚える
　・　頭の中で再現する

この獲得練習としてやっているので、右のイラストでテスト中の時も、先の「覚えたときの手順」と同じ目線でなぞる。

先ほどと同じルールでなぞりながら、左の絵との「違い」に気づけるか？
記憶との差分・・「違和感を感知」できるか？

この能力が甘いと、「記憶からサラサラっとイラストを描く」という技ができない。「絵が上手い」（デッサン力がある）と「思い出しながら描ける」は全然違う能力なのだ。

４．「おおお！　分からなかったぜ！」
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「あれ？　違いに気づけないぞ！」と思ったら、
すぐ答え合わせをするのではなく、今度は右のイラストをベースに覚えて、左の絵で答え合わせを行う形にする！

（攻守を入れ替えた状態で、再挑戦！）

５．頭に刻んだ記憶と見比べる練習
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普通の『間違い探し』のように、左右交互に、チラチラ見比べながら早解きを目指すのではなく、頭に刻んだ「記憶との比較」で、差分を拾えるか？

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こうやって、『間違い探し』の素材を使って細部まで覚えこむ練習をしながら、「記憶からサラサラっとイラストを描く」という技のために

　・　対象物を覚える
　・　頭の中で再現する

この天才の技（特殊能力）を、２種類とも身につける。

https://学習プリント.com/yo/machigaisagashi.html

自分だったらこの絵をどの順で描くか？

どこから描き始めて、どう終わるか？
その描き順も含めて、目で線を追いながら、頭の中で描く。

（絵をただ眺めるのではなく、描き順も意識しながら、すべての線を記憶に刻む）
　

　・　お手本を見る！
　・　目をつぶって思い出す！

目を開けたりつぶったりしながら、目をつぶった後も、細部まで、写真のように『心の目』で思い出せるか？

左右の絵を交互にチラチラ見比べるのではなく、自分の「記憶」と照らし合わせるために全ての線をなぞる。だから、「反対の絵にGO！」と進むときは、もう覚えきった自信があるとき。
　

自信がつくまでは、何度でもやり直す！　そして・・・
自信がついたら、「反対の絵にGO！」テストに挑戦。

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「分からなかった！」　というときも、すぐ答え合わせをするのではなく

　今度は、右のイラストをベースに覚えて
　左のイラストで、答え合わせの順にする！

（こうして、攻守を入れ替えながら何度もトライすることで、「記憶からサラサラっとイラストを描く」という技の訓練につながっていく）

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🔲　最初に「天才技」を身につければ、普通の人の何倍も有利になる

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「人の何倍もの早さで上達したい」と思ったら、「一般の人」のやり方とは異なるやり方でスタートしないと！！

努力の初期段階で、「天才技」の分析と、「天才技」の獲得訓練を同時に積み、「絵を描くとき」は〝練習試合〟として、目的意識を持って描く。

『スヌーピー』の絵を記憶から描いてみて！
えー？　どんなんだっけ？　(２０秒考える)
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今ね、描く前に一生懸命、細部まで思い出そうとしたでしょう？
絵がうまい人ほど、描く前のイメージが明確でないと、描き始めない。
小学生なら「出たとこ勝負！」と、落書きにつき進む。
なぜ、絵がうまい人ほど、なかなか描き始めないの？
ペンが紙に触れた瞬間、イメージが吹っ飛んでしまうから！

思い出しながら描こうとしても、ペンが紙に触れた瞬間、イメージが吹っ飛ぶ！

これは、誰しも経験があることだと思いますが、まさにここに対する訓練なのです！！

『スヌーピー』の絵に対して、

　お手本の絵を見たよ！　～　覚えたよ　～　隠されたよ！

　ここまでは、うまく描ける自信があると思う。
　ところが、自分で描き始めた途端、お手本のイメージが吹っ飛ぶ！

　常に見比べながらでないと、何もできない！

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それは、『絵の技術』が足りないのではなく、

　・　対象物を覚える
　・　頭の中で再現する

この技を身につけてない状態で、いきなり『実戦』に出てしまったから！

だから、この技能にターゲットを絞って、『間違い探し』を通して訓練することで、『記憶から描く』が飛躍的に上手くなる。

ピアノの場合は、こういう技を教えているので、それを『絵』でも応用している。

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🔲　「特別な人」になりたいのに、「普通の人」のやり方を参考にしてないか？

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……ピアノでもそうだけど、「プロみたいに上手に弾きたい」と思ったら、「普通の人」のやり方では到底その域にはたどり着けないよ。

練習量で勝負すればなんとかなるはず？？

その考え方が、「普通の人」のやり方。

口だけでなく、本気で「プロみたいに上手に弾きたい」と思うのなら、それを実現できる方法を模索しないと！！

プロの演奏の構成要素を分析して、それをどう訓練で身につけるか？　なのですよ。

闇雲に、毎日弾き続けてるだけで上手くなれる！　と思ったら大間違いよ！！

ピアノの先生も、身近な上級者も、「毎日弾き続ければ上手くなる」と言ってるけど、もっと特別な人になりたい！　と思うのなら、普通の人の話を聞きに行くのではなく「特別な人」の言葉を聞きに行かないと「特別な人」の使ってる技が分からないのよ。

ピアノでは、自分がそれを教える立場だったから、それを「絵に応用」したらどんなアプローチ法になるかな？　と考えながらやっているのです。