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アナタが『近視』になった原因と『視力回復術』(その5)


『眼精疲労』 ➜ 起きている時間すべて——

一番ひどかった時の話をすると、コンタクトの度数は「-5.00D」を超えていて、視力は0.1を割り込むどころか、体感では0.05くらいだったと思う。

コンタクトレンズそのものも厚みがあって、目にはめると、その厚みでまぶたが膨らむような感覚。

一日中つけてると、外した瞬間に目がグウウーッと疲れて、締め付けられるような感覚が走る。

その直後は、目を両手でグイグイ圧迫しないとやっていられないほど。

もちろん、外した直後はまるで、モザイクアートの異世界。
ぼや~ぁどころか、全てが色のみしか判別できぬ。
 

パソコンの文字も裸眼で読もうとしたら、画面の10センチ前まで顔を近づけないと文字が読めない。

裸眼視力は『印象画の絵』の世界となり、ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)の目を標準装備してしまってる。


ルノワール【画家の庭】

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こんな見え方で外に出たら、危なっかしくて仕方ない。
灰色の車は背景に溶け込み、接近に気がつかないまま、道を渡ろうとしてしまう。

夜に裸眼で暗い道を歩こうものなら、黒っぽい服を着た人は直前2メートルまで接近に気がつかず、急に目の前にスッと現れてぶつかりそうになる。

本当に夜は、盲導犬が必要なレベルで、何も見えてなかった。

1DAYコンタクトレンズを毎日つけていたので、日々の出費もなかなか痛い。マイナスをゼロにするためだけに、かかる出費。

また、強風の日の外出は目にゴミが入ると大変なことになるし、コンタクトをつけたまま、うっかり寝ちゃった! とか、気をつけないといけないことが多すぎる。

この状態をなんとかできないか?

それは自分にとって切実な悩みだった。

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そして、今から2年ほど前・・
新たな、『視力回復』の話を聞いた。それは・・
 

このような、中にスマホを差し込んで、3Dの映像を体験できるアレである。

ネットのどこかで、「VR scopeを毎日見ていたら、視力が回復してきた!」 という話を耳にして、

ピクッ!

と反応した自分は「その話は、マコトの話でございますか?」とプラスチックのケースにスマホを差し込む形のVR scopeを即購入。

動機は『視力回復』である。一縷いちるの望みをかけて。

そういえば・・

望遠鏡を覗いたときに目が良い人と悪い人では、ピントの合わせ方が違うことを思い出した。

VR scopeも、コンタクトをつけた後の自分が、裸眼の時の設定から右回り左回り、どちらにどのくらい回したか? というのを覚えて、

再び裸眼で覗くときに「ちょっと目が回復した方向」にわざとピントをずらし、ボヤけた画面を目で頑張ってピント調整する形で見続ける作戦に出た。
 

 

ゴーグル本体の設定

 

iPhoneの場合
VRPlayerアプリの設定
Youtubeの見方
VRPlayer画面設定

 

 
視力回復のためなので、こういう動画をよく見てた。

その結果、いきなり後頭部が痛くなった。首の後ろ側も痛くなった。
かなり頭痛もひどい。

普通ならここで「イタタタ…作戦中止!」となるところだが、自分は違った。

「おそらくこれは、好転反応に違いない!」と直感的に感じた。

なぜなら、今まで悪い状態でガッチリとロックされていたのが、良い方向に動き始めるときは、長年放置されて錆びついたボルトがギシギシ音を立てて回り出すような、「悲鳴の瞬間」がある。

慢性的な痛みというのは、すでに問題が手遅れになりすぎて、痛みが麻痺している状態。だから、体感的には、「自分は問題ない」と錯覚するが、問題がありすぎてサジを投げられた後なのだ。

ところが、ロックが解除されて急性の状態に戻ろうとすると、今まで感じなかった痛みを急に感じて、大騒ぎすることがある。

この痛みは「変化が始まったサイン」だろう! と解釈し、「これを乗り越えれば、きっと良い方向へ向かう」と痛みに耐えながらも3週間、このトレーニングを続けてみたのだった。

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🔲 VR scopeのトレーニングはかなり効いた!


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元々性格も、工夫魔である。

途中からは、VR scopeを通して見る動画も、より効果が高いモノを! と、ガポールパッチの動画とか、視力回復をうたう動画に変えた。

このような動画を再生リストにして、繰り返し見たので、
 


何の動画が一番効いたか? は特定できないが、身体の痛みと引き替えに、視力はみるみる回復した。

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痛みに耐えながらも3週間、このトレーニングを続けた結果——

裸眼で外を散歩ができるくらいまでは、視力が回復してきた。

とはいえ、世の中がハッキリ見えてるわけではない。外をお散歩したときの危険度が下がって、ギリギリ一人で歩けるというレベルだ。

不便さはすぐに感じる。

最初は、お買い物をしても商品の値札が見えなかった。
それどころか、レジに行っても、表示された合計金額が見えなかった。

あまり顔を近づけすぎるのも不自然なので、さりげなく「えっ? いくら?」と聞き返して、声で合計金額を確認していたくらい。

それでも、VRトレーニングを続けながら、少しずつ裸眼のままでいる習慣を増やしていくうちに、ちょっとずつ回復してきたのは実感として分かる。

それは、今までのコンタクトではハッキリ見えすぎて、目が疲れるようになってしまったからだった。

度がキツすぎて、目を開けていられない。

友達のメガネを遊びでかけさせてもらったときに、クラクラしてすぐに返したあの感覚! あれを自分のコンタクトレンズで感じるようになってしまったのだ! キツイ!! 目を開けていられない!

そこで思い切ってコンタクトを買い直したのだが・・

この時に調子に乗って
4段階・度を落としたモノに買い換えた。

『-5.00D』から『-4.00D』へ。

しかし『-4.00D』でも、まだ1日中つけてると目が疲れるので、
 

 ・ 『-4.00D』
 ・ 『-3.50D』
 ・ 『-3.00D』
 ・ 『-2.50D』

と、度数の異なる1DAYコンタクトを1ケースずつ用意し、外出用と自宅用で使い分けるようになった。

そして最終的には、視力回復を最優先に考え、なるべくコンタクトを使わない生活に移行した。

必要なときにだけ、短時間だけメガネをかける形。

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そうこうしているうちに数ヶ月。

視力の回復ぐあいをはかるため、駅のホームや交差点の信号待ちなど、同じ位置に立ったときの景色を使って、どれくらい小さな看板の文字まで見えるか? の定点観測を続けていたのだが・・

最初の頃は、巨大な看板の文字ですらギリギリ見えるかどうか? というレベルだったが、少しずつ隣のやや小さな文字も見えるようになり、さらに別の看板のもっと小さな文字まで見えるようになってきた。

停まってる車のナンバーも、信号待ちの交差点(自分は歩行者)から読めるようになり、数ヶ月経つ頃には、『4桁の数字』だけでなく、『ひらがな』まで判別できるようになった。

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定点観測で最初の頃に見ていたターゲット(巨大な文字)と比べると、20分の1の大きさの字まで見えるようになったのだから、視力は相当回復した。

自分にとって『視力回復』で初めて勝利した回復法!

ただ・・

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🔲 0.4あたりで停滞期


その後は『停滞期』に入ってしまった。
続けても、ある一定レベルから先へは進まない。

一日中、PC画面を見続けていたのもあって、目には良くない環境を続けていたのもあるが、この回復法の限界だろうか?

今までの武器が通用するのはココまで。ココから先のステージは、もっとスゴイ武器に持ち替えないと、戦えないのではないか?

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何事にも、原因があって結果がある。
最初は上手くいっていた戦法も、途中から限界が来るときもある。

そのときに、正しい方向性に切り替えることができるか?
それとも、今までのやり方に執着するか?

今のままでは『停滞』のまま変わらない。
方向性はもう決まった!! 新たな何かに切り替える!!

そこで、頭皮や首肩に対する物理アタック!!

『電球ツンツン』を始めることになったのである。


その6に続く


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