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アナタが『近視』になった原因と『視力回復術』(その4)
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私の視力が悪くなり始めたのは、小学5年生の時からだった。
その前年までは、視力は左右とも1.5あり、両目であれば、視力検査表の仕切り線より後ろの待機列からでも、一番下の2.0の「c」が余裕で見えていた。
いわば「スナイパー級」の視力を誇っていたので、この頃の自分にとっては、「0.8や0.5が見えない」と言ってるクラスメートを見て、「え、なんで? あんなにハッキリ穴が空いてるのに?」と不思議に思ったものだった。
さらには、「0.1」の巨大な輪っかなんて、その頃の自分にはデザイン的な飾りにしか見えず、あれが視力検査表に載っている理由が分からなかった。
あれが見えない人など、世の中にいるのか? あれは飾りではないのか? と。
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視力が良すぎたために、夜空の星も見えすぎる!
北斗七星なんて、ほかにダミーの星が多すぎて、本物の7つだけ探すのが至難の業。
……そんな時代もあったんですよ。
その後はどうなったかって?
視力が後退してからは、月が爆発して6つに分裂してるように見え(乱視なので)、世の中の星は、『金星』ただ1つのみ。
あれほどすごかった夜空の星たちは、自分の視界の中では、ほぼ絶滅してしまった!!
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🔲 視力低下のナイアガラ・ダイビング!
小学4年生までは、「スナイパー級」の視力を誇っていたが、その1年後。小学5年生のときの視力検査の時に、愕然とする。
おかしい。自分の視力は1.5だったはずなのに、小さい「C」がことごとく「O」に見えてしまう。
0.7と言う、ありえない数字をとってしまい、大変なショックを受けてしまった。
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なんとなく視力が落ちたのではないかという兆候は見られていた。
昼間はともかく、下校の時間で夕方になると、周りの景色がぼんやりと霞み、友達の顔や、看板の文字がやや見えにくくなっていた。
視力がバッチリ良かったときは、薄暗くなっても、昼間とほぼ同じに見えていたのに、夕方になると細かい文字が見えにくい。
でもそれは、気のせいだと思っていた。
自分にとって視力が下がるというのは、想定外の事。
しかし、学校のクラスでも、後ろの席からだと黒板の文字が見えにくい。
でも友達は、「何言ってるの? クッキリ見えるじゃん!」と言っている。
この状況は、あまりよろしくない。
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その頃はしょっちゅう肩が凝り、首も痛くなり、父に肩を揉んでもらって、「立場が逆じゃないか?」とよく言われていたものだった。
自分も年を取った。(当時小学5年生)
それだけ、毎日の眼精疲労がひどく、目に負担をかけすぎていた証拠。
それでも最初の1年は、視力0.7あたりでなんとか持ちこたえていた。
自分に都合良く解釈しながら、これは『仮性近視』で、ちょっとしたら元に戻るモノと信じ込んでいた。
でも次の年になると、0.5まで下がった。
ちょっとしたら元に戻るどころか、ナイアガラの滝からのダイビング降下が進む!!
そして、中学1年生の頃には0.3に落ち込み、高校1年生の時にはとうとう0.2まで下がる。
まさか!!
あの、巨大な0.1の輪っかに、自分がプレッシャーを感じる日が来るとは!!
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🔲 パソコンの画面でさらに視力低下
それから先も、自分の視力は悪化をたどる一方。
その数年後、パソコンの画面によって視力が奪われた自分は、0.1すら見えなくなって愕然とする。
あの0.1が見えない? そんなバカな!!
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視力が0.1を割ってくると、身体も様々な不調を経験する。
慢性的な肩こり、首こり、猫背、反り腰、ストレートネック、巻き肩、体が疲れやすい、集中力がもたない。
特に問題だったのが「集中力が持たない」ということで、難しい本を読むと、わずか数分で頭が痛くなってしまう。
勉強をしても、5分で集中力が切れ、黙って勉強ができない。
落ち着きのない、小学生の状態。立ち上がって、フラフラ歩き出す。
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さすがに「これはまずい」と危機感を感じて、視力回復術などを調べて、「あっちが良い」と聞けばあちらに飛び付き「こっちが良い」と聞いてもこちらに飛び付き・・
しかし、残念ながらその全てが全く効かず・・
・ お星様を1時間見る
・ 遠くの木(景色)に焦点を合わせる
・ 近くや遠くを交互に見る
・ 穴のポツポツ空いた黒いメガネをかける
・ 3Dの絵が浮かび上がる『視力回復』をうたう本を試す
・ ガポールパッチ
・ ヘッドスパ(眼精疲労マッサージ)
挑戦の回数と、敗北の数がちょうど同じ数!!
眼科医からは、「一度視力が下がったら、もう元には戻らないですよ」と死刑宣告を受けていたが、自分は脱獄を繰り返し、看守に見つかるたびに、
「アンタも懲りないね」と、周りの人からあきれられていた。
なので、『視力回復』というテーマは昨日今日で、パッと思いついたモノではない。
敗戦を繰り返しつつも、最後まで希望を捨てちゃいかん!
「諦めたらそこで試合終了ですよ!」と、ずっと試合を続けていたのだ。
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