
アナタが『近視』になった原因と『視力回復術』(その14)

目が悪くなって眼科に行くと、メガネやコンタクトを作ることを勧められる。その時の検査で、眼圧もはかられる。
機械を覗いて、目に「ブシュッ!」と空気が飛んでくるアレだ。
視力が悪い人ほど、目が腫れぼったく飛び出ていて、眼圧も高い。
それは『軸性近視』が関係してるから。

もともと眼球は丸いはずなのだが、目の『過緊張』で周辺の筋肉が硬直してしまうと、眼球がラグビーボールのように、形ごと歪んでしまう。

その歪みによって、ピント合わせの位置もズレ、視界もぼやけてしまう。

・
・
視力が悪くなる原因、それは「近くを見すぎたことによる過緊張」なので、それを解除することが正しい方向性。
なので、根本的な対策は、『生活習慣の改善』と『老廃物への物理アタック』(電球ツンツン)
身体が緊張してない状態をいったん思い出し、まずは今の自分が「異常を抱えている」と気づくこと。
そして、新たな緊張を遮断しながら、今までのロックを順に解除することが、視力回復への正しい道。
・
・
🔲 近視と眼圧の関連性! (回想モード)
最初の頃は、自分の眼球が飛び出ているなんて知らなかった。
目を手の指でなぞったときに、「なんだか眼球がやけに大きいな」とは思ったモノの、視力がイイ人のまぶたを触る機会なんて、あまりなかったので、「目とはそういうものなんだ」と勝手に納得していた。
・
・
ところが、視力回復について、自分であれこれ調べるうちに、どうも腑に落ちないことが出てきた。
世間では、視力が悪くなる理由は『ピント調節の筋肉が弱っているから』という説が一般的。
そもそも、他の説を聞いたことがない。
しかし、そのわりには、近視のメカニズムを解説するイラストを見ると『軸性近視』と言って〝眼球が膨張している〟イラストが載っている。

おかしくないか?
『ピント調節の筋肉が弱る』だけで、目がこの形になる?
目の形を変形させる、その力学的要因は?
従来の説では、眼球が歪む理由が説明できてないのだ。
・
・
本当は、世間で信じられてる説は、間違ってるのでは?
皆、先人の説を『盲信』するだけで、自分の頭で検証せず、『矛盾』に気がついても、見て見ぬふりをしてるのでは?
そもそも、黙ってるだけでは、眼球は歪まない。
眼球を歪ませるには、それなりの力が外側からかかる必要がある。
目の形を変形させるには、力学的要因が必要なのだ。
すると?
近視の本当の原因は、慢性的な『視神経の過緊張』による、関連の筋肉のロックが原因ではないのか?
・
・
そう思って調べはじめたものの・・
当然のことながら、その答えはドコにも載ってなかった。
誰もそのような方向性に気づいていないのか? それとも、自分の探し方が悪かったのか?
どちらにしても、いくら調べても、1つも見つからなかったので、結局、全てを自分で解くしかなかった。
・
・
なので今回も、推理小説のように『真実の解明』に挑んだ!
(謎解きは得意なのだ)
やり方は、推理小説で『犯人探しを推測』するときと同じ手法!
まずは、怪しい要因を一つずつピックアップ! そして、時系列で起こった現象を改めて整理してみる。
そこからは、自分自身の『分析力』と『洞察力』の出番!!
「何がどうなれば、この結果になるのか?」
・
・
推理小説で『犯人探しを推測』するときと同じように、
「この現象が起こるには、原因としてコレが必要」と、結果に対する条件を、筋道を立てて解いていく。
矛盾が残ってるウチは、まだ何かを見落としている!
だが、真実にたどり着けば、起きた現象に対してつじつまが合う!
・
・
まさに、真犯人を見つけ出すときの謎解きと同じ!!
何事にも原因があって結果がある。
この『軸性近視』を引き起こす反応も、必ず理由がある。それが『眼球の歪み』の結果につながる。
・
・

最初は自分のためだけに研究していたが、たどり着いた結論は……

『軸性近視』の原因は、目そのものにあるのではなく、関連する筋肉全体の『過緊張』が引き起こしている。

その結果、これらの反応が起こる。
・ 近視になると、眼球が歪む
・ 近視と乱視はセットで起こる
・ 眼精疲労と頭痛はセットで起こる
・ ストレートネックと猫背もセット
・ 顎関節症もセット
・ 頭をもむと、眼精疲労が楽になる
・ 目を温めても、眼精疲労が楽になる
・ 自然の中を歩いても、やはり楽になる
矛盾なく筋が通るのは、ただ一つ! 真犯人を当てた時だけ。
真犯人を見つけられれば、すべての現象に説明がつく。
すると、原因の遮断——
・ 日常の中で『過緊張』を追い出し、なるべく身体を緩める
・ スマホやPCの画面を見過ぎない。ブルーライトは敵
・ 就寝前に暗い中スマホを見続けるのは、もってのほか!
目を悪くする生活習慣を改めながら、同時に『電球ツンツン』による、関連の筋肉のロックを外すことが、正しい対処法となる。
・
・
🔲 眼圧が下がり、頭痛が減る (回想モード)
最初は、目が膨らんでいるだけではなく、まぶたも肉厚だった。
でも、脂肪じゃない。脂肪とは違う「何か」が、まぶたの内側に、コリッとした妙な感触として存在していた。
さらに、おでこ、ほっぺた、あご、そして耳まで……。
これまた脂肪ではない。
顔全体にまで脂肪がつく人は、そもそも筋肉質じゃないし、腹筋も割れてないでしょう?
では、皮膚の内側にいた妙な感触の「何か」とは何だったのか?
老廃物だった。
なんということでしょう!!
・
・
『電球ツンツン』を身体全体に試していくと、膨らんで飛び出していた目が少しずつまともな形に戻っていった。
最初は手のひらでまぶたを押すと、丸いコリッとしたものが反発していた。それが、だんだん柔らかく、さらに小さくなっていった。

眼圧も下がり、頭痛の頻度も減った。顔まわりも、老廃物が消え、今まで以上に小顔になった。
おお、いいじゃないの! と思うでしょう。
ところが、話はここで終わらない。
・
・
『電球ツンツン』は、身体全体をケアするためのルーティンみたいなもの。
なので、身体全体に対して、ローテーションを組みながら——
基本的には痛いところを追いかけながらツンツンしていたのだが、一度痛みがなくなると、再びスタート地点の『頭頂部』ツンツンに戻ってくる。
この『頭頂部』が問題だったのだ。
ここをツンツンすると、その翌日・・
また眼圧が高まったような感覚がして、視界がぼんやりする。
「あれ、また目が悪くなった?」と心配になって手の平で目を触ると、コリッとした感触が復活してるではないか!
・
・
つまり、こういうことだ。
『頭頂部』をツンツンすると、剥がれた老廃物が、すぐ下流の『目の奥』や『後頭部』へ流れていく。だからコリッが復活する。
でも、それを嫌がって、『頭頂部』を放置したら根本的な解決にならない。ここが難しいところ。
目にコリッが復活すると視界も悪くなる。
なので、『頭頂部』を放置したくなるが、それでは問題の解決にならない。
だから、復活した目のコリッに対しては、もう一度「引っ込め!」と念を込めながら、優しく圧迫してコリッを引っ込めようとした。
すると……今度は顎がピキピキ言い出し、首や肩が痛み出す。
おお・・
「眼球の歪みと周辺の筋肉は、やはり広範囲で連動している!」と思わず納得。
……ということは、眼球を圧迫しつつ、同時に反応があった別なところもツンツンすれば、このコリッは治るのではないか?

その読みは正解だった。
一度は「またぶり返したか!?」と焦ったものの、正しい対処をすればすぐに落ち着くことがわかった。
ただ、ここで注意点。
おなじ「ぶり返し」でも、メガネやコンタクトはダメ。
メガネやコンタクトを一日中つけてしまうと、直近数日の努力が、あっさりと吹っ飛んでしまった。
『元の度数を長時間』つけるのは、やはり目には良くない。
つけるにしても、なるべく短時間か、度数を落としたモノにしたいところ。
メガネやコンタクトに対する教訓を書いてるのは、そのような実体験からきている。
・
・
先駆者は、道なき道を切り開く立場なので、その分、失敗もくらいやすい。やってみないとわからない失敗もあるので、トライ&エラーの連続になるのだ。
ただ、自分が作った道筋は今、このように伝えられる。
だから、アナタが同じことを試すときは、私の時よりずっとスムーズに進むはず。
研究したことの内容と、やったことの記録も、成功と失敗も・・
全部、私が代わりにやっておいたのだ!
私がやったときより、後に続く人の方がはるかにスムーズに進むはず。
・
・
🔲 腫れてた目が、どんどん正常に戻っていく!

最初は「卓球の球か?」と思うくらい、プックリ腫れてた目も、手の平で優しく圧迫しながらツンツンを続けるうちに、内圧が下がって、どんどん正常に戻っていった。
それにともなって、『頭痛』の頻度も減っていった。
集中力も蘇り、勉強や仕事への持続力も回復してきたのには驚いた。
なんだ! 不快感さえ発生しなければ、自分の集中力は結構持つぞ!!
今まで感じていた、小学生並みの集中力のなさは、『眼精疲労』による不快感から来てたのだ。だから、わずか数分で集中力が切れ、すぐに立ち上がってフラフラ歩きたくなる。
その「立ち上がって歩こう!」の信号は、身体の発する、眼精疲労への警戒信号だった。実は、身体はいろいろ回復のためのサインを送っていたのだ。
もっと身体の声に耳を傾けてみよう。
本来は、「こうすれば回復するよ!」と身体は教えてくれてたのだ。
・
・
🔲 私の目は、腫れて飛び出ていた?? そんなばかな!!

実際に触ってみた人は、触って驚いたでしょう?
他人のまぶた(視力がイイ人)の感触を触らせてもらう機会なんて、人生の中でもあまり経験がない。だから、知らなかっただけなのだ。
試しに『視力がイイ人』のまぶたを触らせてもらって、その感覚を自分の目の場合と比べてみてほしい。
正常な人の目って、こんなに洞窟の中に引っ込んでるの??
コリッ! とした圧力がない!!
正常な人の目は、ガイコツの『目の洞窟』の穴から「こんにちは」してないのだ。洞窟の中にちょっと引っ込んでる。
普段は人の目に触れる機会なんて、ほとんどないので、「みんなこんなもの」だと思っていたら大間違い。実は意識して比較すると・・
「あ、自分の眼圧って、異常だったんだ!」と気がつく。
・
・
🔲 焦って強引にはならないこと!!

ただし、目の圧迫のやり方は注意が必要。
必要以上に強い力で押しすぎると、目を傷つけてしまうリスクがある。
当たり前のことだが、指先や固い物で押すのはやめた方がいい。安全のため、手の平の柔らかい部分を使って、優しく押すことを守ろう。
ちなみに、目を圧迫したら痛くなった場所! 違和感を感じた場所(首の裏やアゴの付け根、耳など)・・
身体のドコに反応が出たか? しっかり観察して、目を圧迫しながらもう一方の手で、その違和感への『電球ツンツン』も、同時アタックだ!!

『宝の地図』ならぬ、回復への道案内になっている。
その痛みや違和感を追いかけた先に、ゴールが待っている。
・
・
