🎨 ✍🏻 絵を描き始めた人のひとり言15

絵の世界でもピアノの世界でも、

「毎日続ければ上手くなる」という、アドバイスを、大人の初心者が本気で信じてしまっているようです。

「上手い人がみんな、同じことを言ってるんだから、真実に違いない」と。

いやいや、そんな『簡単な嘘』も見抜けないようではダメだよ。

毎日やり続ければ上手くなるはず！

そう信じて、日々、無駄な努力を続ける方を目覚めさせる言葉を１つ。

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字の上手下手を　思い出してみてほしい！

　
小学校の低学年の頃は、手先が不器用なので、カタチがゆがんで、字が下手だった。

だから、年齢とともに鉛筆の扱いに慣れてくると、少しずつ、字のカタチはマシになる。

でも、『小学5年生』を過ぎる頃からは、それだけでは足りなくなる。
そこから先の年齢で言われる『字の上手下手』は、

「字が上手くなるための練習を、実行したかどうか？」

ここで差がつく！

『ペン習字』みたいなお手本の字と見比べながら、
　

「ここは線が歪んでる」
「この部分は、書き方のクセが強すぎた」
「〝永〟みたいな字の、各ブロックごとのバランス構成が整ってない」

そうやって、自分の修正ポイントを少しずつ直して、『洗練されたデザイン性』が意識しなくても常に出せるように。

字の上手、下手であれば、このプロセスをみんな知っているはず。
だから仮に、書道の先生や、字が上手い大人が、子ども相手に、

毎日字を書き続けていれば、自然に字が上手くなるよ！

と言ってたとしても、

「ああ、子ども相手にテキトーなこと言ってるな」と、すぐに嘘を見切れると思う。

なのになぜ、それがピアノや絵になると、分からなくなってしまう？？

世の中で言われていることなんて、たとえ『先生』や『上級者』の言葉であっても、間違っていることが意外と多いものですよ。

それは先生自身が何も考えずに、周りの人が言ってる意見をそのまま「この質問にはこの答え！」と慣例通りに返答してるケースもあれば、

雑な質問に対して、雑に返している　だけで、そもそも『真の知識』を渡されてなかった　というケースもあります。

『真の知識』が渡されてない？　どういうこと？

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🔲　雑な質問をすると、雑な答えを返される

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雑な質問をすると、雑な答えが返ってくるのですよ！

・・　それはどういうことか？

ピアノでも、

「どうやったら音符読めるようになるのですか？」
「慣れです」

このようなやり取りを、きいたことあるでしょう？

周りにいる身近な上級者も、そう答えているかもしれません。

あの言葉に騙されてはいけません。

あれは、「雑な質問」に「雑な答え」を返してるだけであって、真実ではない。質問の仕方が悪いのです。
　

「音符読んでるときに、楽譜のドコを見て弾いてるんですか？」
「弾くときに、気をつけてることは？　うまくいかせる注意点」

このように、踏み込んだ質問をすると、もう雑な返しが出来なくなり

「えっ？　私どうやってるんだろう？　無意識でやってたから気づかなかった」

と本人が考え始め、その後に「本物の答え」が返ってくるようになるのです。

（私は、上級者相手のピアノの先生なので、世の中の『嘘』を見抜いて、『真実』を教えてる側なのですよ）

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世の中、本気の人は少なくて、やる気が『中途半端』の人のほうが圧倒的に多い。ほぼ９割以上！！

だから、雑な質問を受けて、雑な答えが返される機会のほうが、圧倒的に多いのです！！

その雑な質問＆回答が繰り返されるウチに、いつの間にか「この質問にはこの答え」という慣例が出来上がってしまった。

質問する方も、何も考えてないし、答える方も、何も考えてない。

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だから、「質問の仕方」って大事なのよ！

まずは自分で「世の中ではこう言われてるけど、本当はこうではないか？」という『仮説』を組み立てて、

その『仮説』が正しいかどうか？　それを確認するために、成功してる人に質問する。

すると、その人が普段耳にするような『雑な質問』ではなく、『本物の質問』になるので、聞かれた方も本気で考えるようになり、

同じ先生や、上級者相手でも、自分１人だけ『本物の答え』を聞けるようになるから、物事に対する努力効率が跳ね上がる。

仕事でもそうではありませんか？　要領のイイ子や、中途入社のエリートほど、質問がマトを得ていて、教えがいがあるし、吸収も早い。

雑な質問は、質問する方も、何も考えてないし、答える方も、何も考えてない。