🎨 ✍🏻 絵を描き始めた人のひとり言６

お絵かきアプリのクリスタちゃん（clipstudio）

右も左もわからないなりに、ちょっとずつさわり始めた。
10月 1日 (火曜日)から始めたので、まだ今日で４日目。

記事の投稿に、タイムスタンプがついてるので、これで何日目なのか分かる。まだ、生まれたての子鹿よ。そのわりには、もう走り始めてるが。

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Ｍａｃで昔、ワコムのタブレットは持ってたのよ。

で、Pixelmatorというソフトで、お絵かきした経験はあるのよ。

ただ、真剣度は初心者レベルで、当時は何を描いてたのか？　それすら覚えていない。作ったデータも残ってなかったところを見ると、たいしたものはできてなかったのだと思う。

なので、一応お絵かきソフトを触った経験は、ちょっとはあるものの、記憶が飛んでるくらいなので、ほぼ「はじめまして」に近い状態。

で、お絵かきアプリのクリスタちゃん（clipstudio）ってプロが使うくらい高機能なのよ。ツールパレットのアイコンだけでも、機能が多すぎてわけわからん！

とりあえず、使いながら覚えよう！　ということで、初日（４日前）に試し描きをしたのがこんな感じ。
　

ヘビだよ！　などと、頭の悪いイラストになってるが、

試し描きでテキトーに描いたモノなので、まさかこれを公開するとは想定してなかった。

ペンの感触と、色のテストとして、メモ書きみたいに描いたものなので。

そして・・・
さすがに右も左もわからないので、アプリの扱い方の解説動画をあさったら・・・

こういう動画にはまった。
　

『便利機能』とかね、最初に知っておくと、時短につながるからね。

そして、昨日描いたのがコレ。クリスタ始めて４日後。

10月5日　午前

相変わらず、画材の選択とか、色の塗り方とか、よくわかってないので、テキトーに試し書き。ひとつあたり２分よ。

『習うより慣れよ！』の格言通り、分からないなりにも慣れるために触ってるが、分からない状態で触ってるものだから、やっぱり分からない。

しかし、デジタルでのお絵かきというのは、魔法が使えるのだ。
今日は「ゆがみ・変形」と「移動」という魔法を覚えた。

以前の投稿で、絵が上手くなるのは技術ではなく、『認知の歪み』を治療することだと主張したが、デジタルのお絵かきならそれが簡単にできる。

……ということで、最初にワザと下手な絵を描いて（あまりお手本と見比べずに、テキトーに描いた）

最初のヒドイ状態の絵から「ゆがみ・変形」と「移動」のワザだけでどれだけマシにもっていけるか？　という実験をやってみた。

ちなみに消しゴム使用はナシ。

その実験の全体の記録がこちら。10月5日　午後。

クリスタで、ピカチューのお絵かきしてみました。
そのタイムラプスがこちらです。 pic.twitter.com/VYl3wFz6zn

— ᕼIᖇOᑎOᗰIᑕᕼI🐧🎥っ〜💨 (@hirono_michi) October 5, 2024

まずは、雑にピカを描いてみた。

それも、できるだけ下手になるよう、あまりお手本と見比べず、形が歪むよう、本気を出さずに描いた。

このあと、「ゆがみ・変形」と「移動」のワザだけでどれだけマシにもっていけるか？　という実験をするので、最初から上手い絵では困るのだ。

最初は、修正すべき点が多々あるような、ヒドイレベルの絵でないといけない。

ということで、この、小学生レベルの絵からスタート！

ここから、「消しゴム」を一切使わず、「ゆがみ・変形」と「移動」のワザだけで　修正していくよ！

ちなみにお手本コレね。

全然違う！！

ここからは、お手本と丁寧に見比べながら、「何がどう違う？」と気づいたことを１つずつ修正していく！！
　

「消しゴム」を一切使わず、「ゆがみ・変形」と「移動」のワザだけで修正しているので、（切り貼りした結果）線がガタガタになって、つながってないところが、元の状態から修正が入ったところ。

全体的に、シルエットはふっくら丸く、『ピカチュウに変身する系』の修正が入っている。

あと、顔のバランスも再配置した。目を斜めにし、口も変えた。
口の輪郭は、カタチごと変わってるけど、ココすらも「消しゴム」は使ってないのよ。

「歪みツール」で元の線をクイッと曲げたので、「消しゴム」は一切使っていない。アンドゥ（直前の取り消し）すら一度も使ってない。

そして、修正点は多々あるかと思われたが、意外に少なかった。
　

この修正数だけで、ここまで整うのだ！
なので、上手い絵と下手な絵は、実はそれほど絶望的な差ではない。

「消しゴム」を一切使わず、「ゆがみ・変形」と「移動」のワザだけでここまで修正できるのだから、

絵が上手くなるのは技術ではなく、先に解説した『認知の歪み』を修正することなのだ。

そして、いったん薄い青色に変更して、これを下描きとして、透明レイヤーを重ねた後、『清書モード』でペン入れし直したのがコチラ。

おおっ、ピカチューになった！！

実は清書も、よーく見ると『下描き』をそのままなぞってるのではなく、おかしさが残ってたトコロは微調整して、バランスを修正しながら清書している。

この段階では、もうお手本はほとんど見ず、目の前のピカチュウをかわいくすることだけに全力を出してる。

なので、お手本に似せることではなく、もっとかわいく！　の意識が最後は大事。その意識を出せば、お手本と完全一致にはならなくても、ピカチューが見えてくる。

作業開始から完成まで、７分くらい。

いつも、絵を描くのは早いのだ。
「迷いで止まる時間」を消せば、このくらいの早さで描ける。

そして、絵のバランスも、結局は技術ではないのよ。

うまく描く！　ではなく、『認知の歪み』を正しく修正することだけに特化すれば、最初はひどくても、修正の方向性さえ正しければ、一直線で上手い絵に変わるのだ！！

なので、デジタルでのお絵かきをする人は、ペンツールではなく、「ゆがみ・変形」と「移動」ツールの使いこなしこそが上手さのポイント！　と覚えておいてほしい！！

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🔲　絵の練習の仕方

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ピアノの練習技法を、絵に応用したら、『絵描きさん』の定石とは違うアプローチ法が生まれるのではないか？

ということで、今日やったことをちょっと記録してみたのですが、どうでしょう？

『絵描きさん』の定石とは全然違う、面白い視点になったのではないでしょうか？

なにしろ、

　・　消しゴム使ったの、ゼロ
　・　アンドゥ（直前の入力の取り消し）すらゼロ

ですから、絵描きさんの常識とは全然違う、アプローチ法だと思います。

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ピアノはこうやって、理想の音（プロの表現力）に近づけていくのですよ。
目の前のプロの技（録音ね）を分析して、演奏のテクニック、表現の要素を見切る。

あとは、それをパラメーター分解して、各要素の数値を、そのための専門練習で高める。

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ピアノを極めていくプロセスは、世の中で言われてるような、
「練習量が全て！　繰り返した回数が全て！」ではないんですよ！

上級者のやり方はガラリと変わる。

プロの演奏（録音ね）の構成要素を、本人の代わりに先生が分析し、その技術テクニックや表現の細部まで、まずは知識として、分かりやすく伝えてあげる。

そこから、演奏の構成要素を「パラメーター」に分解して、それぞれの要素を磨き上げる方法も伝える。これも、本人の代わりに先生が分析して、家では何に注意して練習すればいいのか？　心構えは？　それも含めた練習法まで伝えてる。

これこそが、ウチのレッスンで指導してる、プロの音に近づく最短のワザ。

そのワザを、絵描きに応用すると、こうなるのです！