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『カタカムナ』 全80首の意味−第18句の解説

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『カタカムナ』 第18首
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 カムアシキネ アマタマノムカヒ アマアメ
 オホトノヂ オホトノベ アマクニムカヒ トコ タチ
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【漢字に直すと?】
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神葦き根 天頭の向かい 天雨
大人の知 & 大人伸べ 天国向かい 常立
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 【カタカムナ&古事記解読法 補足解説】
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長くなりすぎるので、
詳しい訳は、【本HP】https://hironomichi.jp/ のほうにだけ載せてます。

ここでは、【本HP】には載せてない、訳の手法について……

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 天国 (あまくに)
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うっかり〝てんごく〟と読みたくなるが、これはキリスト教の文化が入ってきてからの読み方の変化なので、元々は〝アマクニ〟と呼んでいた。
古代日本では、天地のことを〝てんち〟ではなく〝あめつち〟と発音していたが、それと同じ。

ちなみに、天は(あめ・あま)どっちなの?

どちらでもいい。
文字にすると大きな違いに見えるが、実際発音として声で聞くと、あまり変わらない。
昔の人も、明確な違いに気づいていなかった。無意識で使い分けてた。

江戸っ子下町訛り「ヒ」を正確に発音できないのと同じ。彼らが「ヒタイの傷」と発音すると、とんでもない意味になってしまう。



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 常立 (とこたち)
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『天の常立&国の常立』 という、対になってる神名でご存知。
しかし、今までの流れでだいたい想像がつくように、対になって出てくる神名は、本当は神様ではなく「慣用句」であることが多い。

元々、いろんな土地で語り継がれていた『民間伝承』がまとめられたのが『古事記』だが、それら全てが『神話』ではなく、土地によっては偉い人の説いた『訓戒』を口伝伝承で語り継いでたケースもあった。
現代で言うと、『校訓』や『社訓』を毎朝暗唱させられるみたいなノリ。

それを、どこをどう勘違いしたのか、口伝伝承で語られてることは、全部『神話』だと思い込んでしまったために、おかしな神名が出てきたりする。スヒチニ・ツヌクヒ・イモイクグイ……

(第13句の解説参照)

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