🎨 ✍🏻 絵を描き始めた人のひとり言4

 

pinterest.com

お勉強のためにpinterest.comの画面見てたら、原画が出てきたので夢中になってしまった。

ピカチュウは、やっぱりかわいいね〜

でも、見ながら描いたものの、ちょっと崩れた。

ちなみにあの耳は「バニーのウサ耳」かな？　と最初は思っていたのだが、なんとなく「ポチャッコ」に似てる気もする。

あと、描いてたらディズニーのプルートも並べてみたくなったので、３つ並べてみた。

2024年9月30日の落書き

　　・　
　　・　

相変わらず、iPadProが届いたのに、紙にシャーペンで落書きしてるが、

絵が上手くなるコツは何か？

ここから、実際の技術編　の解説に入ります。

ピアノを教えるプロが、もし絵に挑戦したら、どんな手法でアプローチするのか？　ピアノの練習技法を、絵に応用したら、『絵描きさん』の定石とは違うアプローチ法が生まれるのではないか？

　　・　
　　・　

---

🔲　ピアノの手法で考える　『絵が上手くなるコツ！』

---

自分は元々、ピアノの先生だったから、物事の上達過程はそもそも専門家。

なので、絵が上手くなるコツも、ピアノで教えて成功してきた方法を、そのまま絵にも応用してるわけだが、

初期段階において、一番大事なことは何か？
それは『違和感を検知』できること。

最初はこれが重要よ！

デッサン力とか、影付けとか言う前に、コレ！！

どういうことか？　というと、上手な絵をお手本に模写しようとしても、最初は歪んだカタチになるわけですよ。手元が狂ったり、自分の絵柄のクセとかで。

例えば、私が『クレヨンしんちゃん』の絵を見ながら描くと、無意識に自分の描き方が混ざってしまって、あの絵でなくなってしまう。

頭のてっぺんに違和感

一応、似せて描こうという意志を持って描いてはみたモノの、自分が描くと、

「なぜ髪型が富士山みたいになってる？」　
「お手本は、目が大きすぎないか？」
「輪郭、歪んでないか？」

みたいに、無意識に抵抗感が出てしまい、結果として元のエッジ（元絵の鋭さ）が失われた絵として、出力されてしまう。

ホントはダメ。

見えたモノを見えたとおりに出力しないといけないのに、ついつい「自分フィルター」を通して、加工した形で出力してしまう。

絵が下手な理由って、自分の中に『変なフィルター』があるって気づいてないからなんです。
それは、描きかたの手癖だったり、先入観だったり・・・

なので、上手い絵を描きたかったら、このフィルターを意識してOFFにして、見えたモノを見えたとおりに出力できる技術も備えないといけない。

ということで、リターンマッチ！

今度は無意識の抵抗感をOFFにして、見えたモノを見えたとおりに描く教材として、扱うぞ！

女性の絵としてではなく、『図形の集合体』として、その特徴を再現しに行くぞ！！

……作戦を変えた！　特徴を捉えて、それを再現することに特化！！

初回と違って、『女性の絵』ではなく、『図形の集合体』としてアプローチ法を変えたのだが、それでも難しかった。

見込みより、強敵だった。

さっきの図形の下描きに、絵を重ねて描いたのがコレなのだが・・・
コレじゃない感・・
　

普段ピアノで言ってるコトなんです！

技術練習の前に、まず『頭の練習』が先とは、こういうことで、

理想との「ズレ」を自分で気づく力、違和感を感じ取る力が、実は上手くなるための一番の基礎なんですよ！

その点で言うと、自分のこの絵には、まだ見落としがある。

ということで、絵が上手くなりたい人が一番最初にやることは、

デッサンとか模写のように、お手本が目の前にある絵の場合には
『認知の歪み』を消すことに特化して練習すること。

それが、上達のポイント！！

　　・　
　　・　

---

🔲　『認知の歪み』を消すこと『自覚は治癒の第一歩！』

---

『認知の歪み』を消すこと　

確実な上達のためにはまず、『目の前の違和感』に対して、何がどうおかしいのか？　検知できないといけない。
　

2024年9月30日の落書き

この『ピカチュー』さんは、何かがおかしい。
しかし、何がおかしいのか？

違和感は分かる。でも何がどうズレてるのか？　修正点は何か？

それを『観察力』でまずは気づかないといけない。

この「ズレ」を自分で気づく力、違和感を感じ取る力が、実は絵が上手くなるための一番の要素なのです！

お手本として見ていたのはコチラ

ん〜、お手本はこんなにかわいいのに、このかわいさが再現できない。
自分が描くと、何かがズレる。

輪郭か？

この時点ですでに違う

たったこれだけで、すでに負けた後・・・

ということは、原因は　ここより前　にあるわけで、

違和感を抱えたまま、描き進めてしまったら、どんどん被害が拡大するだけなので、

最初の段階で「何がどうズレてるのか？」というのを、お手本と自分の絵をしっかり見比べて、違い（修正ポイント）を見極めることが大切！

ここで、違和感を感じ取れるかどうか？

いやいや、じゅうぶんうまいよ！　と言ってはいけない。

それは、雑な観察力から来る『認知の歪み』

もし違和感を自力で感じられなかったら、それは「どこをどう直せばいいのかサッパリ分からない」という迷いになってしまうので、自力では、それ以上修正のしようがなくなる。

『自覚は治癒の第一歩！』　まずは自分のズレに気づくこと！！

……ということで、ここから先はピアノと同じ手法よ！　リバースエンジニアリング！！　分解して、要素の分析！

自分が絵を描いた時と同じ描き順で、同じ部分まで、お手本をトレースしてみると、細かな技術の違いに結構気づく！

面倒くさがって、見るだけではダメ。
実際にトレースして、手を動かすことで、絵を描いてる途中の途中経過の見え方も感じ取れる。

そして、分析した結果わかったことは

・・実際に手を動かすと、今描いてる一部分に意識がフォーカスされる。

なので、普段の自分の描き方と「あれっ？　違う！」と気づきやすくなる。

分析のための、リバースエンジニアリングよ。要素の分解よ。

　　・　
　　・　

認知の歪み（先入観）はどこにある？

基本的に、絵は『認知が正確』＋『描画が正確』
この２点を意識しながら練習するだけで、格段に上手くなる。

そこから先の、オリジナルの構図とか、ポーズとかになってくると、頭の中で計算する力も必要になってくるが、お手本の模写までなら『違和感の察知』がキーワードだ。

まずは、『自覚は治癒の第一歩！』　ということで
違和感を検知できないといけない。

なので、絵がうまくなりたいと思ってる人は、自分で描く前に、違和感を見極める練習からスタートしないといけない！

何がどうズレているのか？
どこをどう修正すれば正しい形になるのか？

これが重要。

例えば、Pixivなどでファンアートを見ながら、「何が修正ポイントか？」を考える練習をするだけでも、修正すべきポイントが頭の中で見えるようになってくる。

その絵を見ながら、正しい形に自分で描き直す練習もすると、修正練習の『数稽古』ができるようになるので、最速で上達したいと思うなら、あまり上手くないファンアートをわざと選んで、それを添削する！！

ピアノの場合、こういう手法があるのです。
だから、ウチで習うと上達が早いし、プロの手法をどんどん吸収できる！

同じことは、絵でもできるのです！！

　　・　
　　・　

---

🔲　後日追記　上手くなりたいならアニメ原画の指示を見ろ！！

---

最近、絵の勉強として見ている、アニメの原画指示をあさっていたら、プロも同じだった！　自分のアプローチ法は正しかった！

やっぱり、ピアノも絵も、基本は同じね。
門外漢でも、別な道の専門家であれば、パッと本質を見極められるのよ。
　

【宮崎駿】

よくない例→　正解について解説するよ

わかります？　ココの宮崎氏による指示が、先ほどの『認知の歪み』に対する訂正なのよ。

わざわざ明記してるということは、ココがズレると、トトロではなくなってしまう！　ということ。

『ファンアート』の上手下手は、こういう部分を見切れてるか？　で決まる。

表面上、似てるように見えるが「何かが違う！」という絵は、ココができてない。

だからうまいファンアートは、やはり同じことをやってたよ！

自分で、特徴を見つけて、『認知の歪み』に対する訂正を自分で入れてる。

つまり、原画監督→　アニメーター　への作画指示で書かれるような内容を自分で見つけ、おそらくノートにメモして、そのメモも見ながら描いているのではないか？　と。

自分ならそうする。その場では気づいても、時間が経つと忘れてしまうので、絶対に描く。自分への注意書きをまとめる！！

こういう落書きを描いていくうちに、絵はどんどん上手くなる！

表面ではない！　本質のほうをとりにいくのだ！！

上手い人は、ただ『手先が器用』とか『技術が高い』という前に、こういうことをしっかりやっている人なのでは？

だから、『作画のキモ』という部分が、素早く体感的に身について、いろんな絵をサラッと描ける応用力がつく。

やっぱり、ピアノと同じだよね！　音楽もそうよ。
ピアノも、単なる技術指導だけでなく、そういうことまで教えてくれる先生に習うと、表現力はプロ並みになるよ。

（↑　ウチのことを言ってる）