🎨 ✍🏻 絵を描き始めた人のひとり言11

ピアノの先生として、ピアノを教えていると、初心者の方ほど

「あれもやりたい！　これもやりたい！」と言う。
　

「ショパンが弾けるようになりたいです。あと、ジャズや作曲にも興味があります。楽典もやったほうがいいですか？」

それだけ聞くと、「おお、本気の人だ！　スゴイ！」と思うでしょう？　違います。
　

「練習量ですか？　仕事が忙しいので毎日は無理です。やれる日も、せいぜい1時間くらいですかね」

あれ？　目標に対して、努力が釣り合わない。

お気づきでしょうか？

ピアノのことを知らない人は、この例がどれだけ無茶なことを言ってるのか、ピンとこないかもしれませんが、無茶なことを言ってる自覚がない　からこそ、こういうことをサラッと言って、先生をビビらせてしまうのです。

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言ってる本人は、その努力量で「できる」と思ってる。

ピアニストが簡単そうにサラッと弾いてるように見えるから、「自分にも簡単にできそう」と感じて、甘い考えのまま、「あれもこれも！」と思ってるだけなのだ。
　

元々甘い認識だから、『努力』は、最低限しかやるつもりがない。
でも、それでも本人は、その努力量で「できる」と思ってる。

結果はもう、やる前から分かる。

「こんなはずじゃなかった！」と言って、アッサリ３ヶ月も持たずに挫折。

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これは、ピアノの世界でさんざん見てきたことなので、自分も絵を始めたときは、自分の実力を把握しながら、大きな目標を掲げすぎないよう自戒している。

この世界のことを、甘く見ないように！　と。

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自分はまず、今の自分にできること、できないことを見極めながら、日々の『練習テーマ』を計算して進めているので、勝ち目のない戦いは、最初からやらない。

現時点の自分にとって、最適な練習テーマ　を常に考えながら、自分の実力を前に進めていくことだけ考えている。

『自分に足りないモノを、この練習で埋める』という発想だ。

他の人を見ると、〝神絵師〟に憧れていきなり『女の子のキメポーズ』（色つき・背景つき）からスタートしてる人が多いようだが、

それってさっきピアノで言ってた『ものすごい本気モードに見える人』のケースと同じなんですよ。

「時間をかけて描けば、いきなりできる！」　と感じてるのでしょう？　本人は。

今の自分と〝神絵師〟の実力差が計算に入ってないから、「あれがやりたい！　頑張ればできるはず！」が先に出てしまう。

だから、ＳＮＳに阿鼻叫喚。初心者の嘆きが飛び交ってるわけで・・。

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では、ピアノレッスンでは、そんなときなんと言ってるか？
　

今の自分に合った『練習テーマ』と目標を、適切に設定すること！！
上達とは、『練習テーマ』を段階ごとに少しずつ前進させること！！

少年サッカーの『ドリブル練習』を思い出してください。

最初は、アッチの目印までドリブルして帰るだけ。

その後、少しずつ『練習テーマ』のレベルを高くしていって、それに適応しながら次の『練習テーマ』に進んで・・
　

1日目…　向こうの目印まで行って帰るだけ！

5日目…　三角コーンを置いてジグザグにドリブル！

10日目…　もっともっと、スピードを上げても、できるかな？

20日目…　コーンを増やすけど、スピードは落とさずに！

1ヶ月後…　対人練習　の解禁！　まずは初心者相手に、1対1！

2ヶ月後…　余裕で抜けるようになった？　次はもっと強い奴と！

4ヶ月後…　嘘だろ！アイツまで抜いた？　じゃあ、『オレと勝負』してみるか？

何事にも段階があるのです。

みんな、『オレと勝負』になるまでに、どんな練習を積んで、それをクリアしないといけないか？　そこが計算に入ってない。

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🔲　幹・枝・葉っぱ　の順に固めていく

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まずは、すべての基盤となる「核」の部分をしっかり固める。
それが『幹』

そして、それを発展させた『枝』の部分。外郭。
最後に、余裕があれば『葉っぱ』の部分も加えて仕上げ。
　

幹・枝・葉っぱとは何か？
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物事には優先順がある。

『幹』がしっかりするまでは

『枝』と『葉っぱ』のことは
考えちゃいけないよ！

まずは、『幹』だけに集中する。 pic.twitter.com/1B8wQXrMfG

— ᕼIᖇOᑎOᗰIᑕᕼI🐧🎥っ〜💨 (@hirono_michi) October 14, 2024

ピアノの場合

　・　０点〜８０点までの期間　（幹）
　・　８０点〜９５点までの期間　（枝）
　・　９５点〜１００点までの期間　（葉っぱ）

この上達にかかる期間って、ほとんど同じ比率なんですよ。

なので、最初の『幹』の期間こそ、一番スイスイ伸びる時期なので、『幹』のみに一点集中した方が理想的なのだ！

これはピアノの場合の話だけど、おそらく絵でも同じだと思う。

まずやるべきは、全ての基礎になる『幹』を固めること。
『幹』がしっかり太ければ、自然に『枝葉』も強くなるが、『幹』がしっかり整わなければ、『枝』や『葉っぱ』にまで栄養が届かない。

問題なのは、多くの人がこの『幹』を重視してないこと。

やりたいことから始めて、「うまくいかない！　私には才能がない！」と大騒ぎする。

順番を間違えて、いきなり『葉っぱ』から取りに行ったら、ブチッとちぎれるのは当たり前。『枝』ですら、ポキッと折れる。

だから、最初の期間は『幹』だけに集中すること。
目の前の誘惑に惑わされず、まずは大きな『幹』をしっかりと育てる。その上で、枝を広げ、最後に葉っぱを茂らせる。

その本質を理解した練習内容こそ、成長スピードにつながる！

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物事には優先順がある。

『幹』がしっかりするまでは『枝』と『葉っぱ』のことは
考えちゃいけないよ！

まずは、『幹』だけに集中する。

なのに、『枝』を強引に引っ張って、ポキッと折ってないか？
いきなり『葉っぱ』から取りに行って、むしり取るカタチになってないか？

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🔲　本田圭佑のご高説

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ちなみに、こちらの動画で　本田圭佑さん　が話してること、素晴らしいです！

なして、カメレオンのような保護色（透明人間）なのか？　それが気になりますけど・・
　

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　・　スポーツ選手になりたい？　それは才能？
　・　才能の差ではないと自分は考える
　・　スゴイ人との差を挽回するにはどうすれば？
　・　やることをやる（努力ではなく習慣）
　・　叶えたいことノートに書いてください
　・　そして自分が毎日やってきたことも、同じく書いてください
　・　なりたい自分に近づく自分を習慣化する
　・　大人も、目の前の誘惑を我慢できてないんですよ
　・　だから、「遠い目標」と「今日やったこと」が結びついてない
　・　本田圭佑（ミスター・ストイック）は、それを意識してきた
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ここで、『練習ノート』の話をしてるでしょう？

私がやってる、成功する前から記録をつけてる（記事化している）と同じよ。何が成功するか分からないから、とりあえず記録つけながらやってる。

そして『大ヒット』が出たときに、『成功の再現性』がとれるよう、何をやった結果どうなったか？　成功する前から足跡をつけている。