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メギドPvP備忘録~新世代&新世界の話~

ニコニコ動画が復活した。
私は基本的にPvP関連の動画は全部ニコニコに投稿しているので、何だかんだで復活してくれるのはありがたい。

とりあえず私はニコニコが死んでいる間も今年のPvP採用率の高いメギドだったり、トスだもんによるPvP強キャラ解説動画を作ったりしていたが、私は元々文章を書いておくタイプの人間である。

なので、とりあえず今の環境の変化……これまた面白い……人によっては酷い変化……について書いておこうと思った次第だ。

なお、私はほぼ毎日PvPに籠ってはいるが、現状PvPは公式からの情報は少ない。結果として個人の主観で語っている。

また、解説の途中、何人かのメギドに対して辛辣な意見を述べることがあるかもしれないが、それはそのメギドの基本的な性能、人格を毀損する目的ではなく、あくまでPvPという特殊な環境での私の評価だ。
ご容赦いただければ幸いだ。

なお筆者はニコニコ動画でいくつかPvP解説動画を投稿している。併せて見て頂けると理解が深まると思う。


1.マルチパーティの台頭

さて、ニコニコが死んでる間にサタンが追加された。
彼自身はそこそこの性能だが、彼が呼ぶ犬が非常にヤバかった。

これによって一応のバースト復権は果たされた。
アガリアレプトやBサラと一緒に編成し、2ターン目1順目にBサラチェインからの覚醒スキル、ついでにサタンのスキルで列を撃破する……という編成が強く、7月はこのアガリアBサラサタンが人気編成として一定の議席を確保した。

ただそれでも既存の編成……ネルブフやジズブフ、コロッセオネルガル、マナタナ自爆etcの方が強い。

アガリアBサラサタンで一応のバースト復権は達成されたが、やはり環境全体の傾向としては暴奏、コロッセオ、ネクロの三強環境と言っていいだろう。

だが実はその裏で大きな変化が起こっていた。
マルチパーティ化の加速である。

マルチパーティ……つまり、複数の編成が成り立つように8人を選出し、相手の編成のメタとなる編成をぶつける戦術である。

これだけでは分かりにくいと思うので1つ例を出す。
これはネクロキメラと呼ばれるマルチパーティ編成だ。

ここで皆さんに考えてほしい。
この8人でPvPで通用する編成がいくつ組めるだろうか?





正解は5つ。
厳密に言うと、それぞれの編成で亜種が存在するので10個の編成が組める。

まあ1つずつ解説しよう。

1つ目は左ベルおじマナネルブフ。ジャンル的にはネルブフだが、状況によってマナナンガルをタナトスと入れ替える。

この編成はベルおじにあえてネルガルの防御無視MEを踏ませず、マナナンガル戦旗の範囲内に収める。
これにより、体力減少からの猛反撃で相手を倒しきる。

相手がそれに怯えて攻め手を緩くしたのならこっちのものである。
ベルゼブフとベルおじで相手を切り刻む。

2つ目はCマリネクロ。こちらもCビフロンスをCラウムと入れ替えた亜種がある。

Cマリネクロに関しては動画でも記事でも散々話題にしたのでここでは多く語らない。
とりあえずアクィエルメインの状態異常系、マナタナ自爆、アガリアBサラサタンあたりには非常に有利に立ち回れる。

3つ目はマナタナ自爆。亜種はネルガルとCラウムを入れ替えた型。

マナナンガル戦旗を発動させ、下手に全体攻撃を振ると3倍自爆が飛んでくるぞと脅しながら立ち回る。
対ベルゼブフを意識して、オリアスあたりを入れたバーストパあたりに非常に強い。

4つ目はベルおじリーダー。こちらの亜種はマナナンガルをネルガルと入れ替えた型。

対コロッセオ系ネルブフ編成。
こちらのブフ様がエージェント、ベルおじMEで44%素早さが上昇するため、相手のブフ様の先手を取って叩く。

地味にマナナンガル奥義とアーマーが便利で、これによりベルおじの2回バリアME発動ラインを上げたりすることができる。

最後はマナナンガルリーダー。亜種はタナトスをベルおじと入れ替えた型。

マナナンガルMEとエージェントでブフ様の素早さは54%上昇する。
この段階になるともはや追いつけるメギドがほとんどいない。リーダーBハックより早い……と言うわけで、Bハックブフあたりには完全に有利である。

というわけでこれがマルチパーティである。

この8人はブフ様とCビフロンス、Cラウム以外は何かしらのリーダー適正があり、お互いがお互いに相性がいいのだ。

考えてみれば去年の12月の段階からその兆しはあった。
ネルガルリーダー、ベルおじリーダー、そして暴奏パかCマリネクロにシフトできるダブルベルシステムが猛威を振るっていたのは記憶に新しいし、低速コロッセオもある程度リーダーを入れ替えながらマルチに戦っていた。

なのでPvPモンスターがこういった発想にたどり着いたのは当然の帰結かもしれない。まあネクロキメラに関しては考案者は私なのだが。

ただもう少し深く原因を考察すると、まずある程度メタゲームが煮詰まっている事が原因だと思う。

身も蓋も無い話だがメギドPvPはメタゲーである。
何かしらに強ければ何かしらに弱い。これは暴奏パやCマリネクロ、そしてネルブフですら例外ではない。

なのでPvPモンスターたちはメインパーティに対メタを意識した3人を選ぶ……という試行錯誤をずっと続けていたのだが、相手も更にそのメタを組む。

結果として大幅な有利不利は覆らない……という状況が続いていた。
ならば極端な話、編成そのものを入れ替えて戦うしかない。

それを可能にしたきっかけがマナナンガルだ。

このメギドはとにかく相性がいいメギドが多すぎる。
また本人もリーダー適正があり、ブフ様と高いシナジーを発揮する。

なのでこの2人さえいれば強弱はともかくメインとマナナンガルパの2種を組める。

そしてブフ様はネルガルと相性が良く……ネルガルはCマリネクロやタナ爆での重要パーツ。
Cマリネクロだとタナトスは外せず……Cラウムもいると嬉しい。
CビフロンスはCマリネクロでもマナタナ自爆でも活躍できるし……ベルおじはネルガルパでもリーダーでも行ける……

言ったらあれだがカウンターに強メギドがあまりにも多い上に、カウンター強編成の重要パーツが大体共通してるのである。
組んだ本人が言うのもアレだが、そりゃ組めるわとしか言えない。

さて、このマルチパーティの波は徐々に広がってきている。

ネクロキメラの次にマルチパーティ化が進んでいるのはコロッセオだ。
何故ならかつてCマリネクロに対して、ブリフォーを採用したハイブリッドCマリネクロが誕生したように、ネクロ編成は気軽にコロッセオ化できるのだ。

PvPモンスターのお一人から頂いた画像。
対戦した時に「その手があったか!」と正直感動した。

また、マナタナ自爆はマナハイオロとシフトできるようになった編成が考案されたり、それ以外だと暴奏やコロッセオネルガルはマナナンガルパとシフトできるような組み方が研究されている。
先に述べたアガリアBサラサタンは暴奏シフト型が注目株だろうか。

もちろん、全てのPvPモンスターがこのマルチパーティ化を推し進めているわけでは無い。
既存の編成でどうにか全てを突破できる1つを組めないか……と試行錯誤している人もいる。

ただそれでもしばらくは……新規メギドが配布されず、つまり環境が固定されることが確定したこの3カ月は……このマルチパーティ化の波は続くと思う。

2021年に8人制になってから早3年。環境の激化とモンスターたちの研究はついに「強さ」だけではなく「深さ」も求められる段階にたどり着いた。
恐ろしい時代になったものである。


2.新世代の台頭

さて、そんな形で相変わらず殺伐としているPvPだが、喜ばしいニュースが1つある。

新世代のPvPソロモン王の台頭である。

身も蓋も無い話だが、PvPは新人が定着しにくい。大抵「人と戦う」事に抵抗を感じて今まで全く挑戦したことが無いか、PvE視点の編成で突撃するものの、PvPモンスターたちに容赦なく狩られて二度と足を踏み入れなくなる……のどちらかである。

称号システムの追加も住民の定着には繋がらなかった。
私は何度も繰り返し言っているが、PvP向きで無いメギドをリーダーにするというのは最上級の縛りである。

なので同じく狩られて心が折れた。と言う人は何人も見た。
一応そういった推し勢は最終的に毎週水曜に開催されている『推しパ調整会』、または何かしらのイベントに参加するようにはなるらしい。

だがしかし、そこに行くようになった推し勢はフリバにはほとんど出てこなくなる。
今のところそれらのイベントはゾンビ映画のスーパーマーケットの役割を果たしているが、そこから一歩出るにはPvPのフリバ地域はゾンビで溢れかえっているらしい。

そんなことが続いていたので、私は基本的にPvPフリバ地域の新住民定着は半分諦めていたし、PvPに挑戦する!というツイートに関しては因習村で最序盤にエンカウントする老人の如く冷めた目で見ていた。

だが意外や意外と言うべきか、ここしばらくは若手が活発に活動している。

彼らは既存の強編成から「強さ」を学び、また若手同士で積極的に交流する事で戦術の研究を続けている。

これは未知の文化である。
ヤバい事に我々PvPモンスターは基本的に独自研究を続けていた悲しい怪物なので、こうやって横のつながりを広げて研究する事はほとんど無かった。

というわけで、彼ら新世代は仲間内で情報を共有し合い、因習村の老人たちからアドバイスを受け、積極的にフリバ地域への冒険を繰り返している。

我々……と言うか私だが、殺伐としたフリバ地域で過ごす人の心を失いかけたモンスターでも、若手の活躍は嬉しいものであるようだ。

PvPの強さとは即ち数だ。

言っちゃあれだが、編成なんていくらでも真似できる。だが真似をされてもPvPモンスターたちが勝つのには理由がある。

もう死ぬほど山ほどやってるので、大体何が起こるかはあらかじめ予想してるし、その後の展開を考えて行動しているのだ。

じゃあ今のメギドPvPで数をこなすための場所は何処か……?と聞かれると、現状フリバしかない。

これは断言するが、フリバに高頻度で通うようになった若手はあっという間に強くなる。少なくとも成長スピードは飛躍的に加速する。

というわけで、今頑張っている若手たちにはのびのび殺伐と挑戦を続けてほしい。

我々だって過疎よりは賑やかな方がいいのである。負けるのは嫌なので対戦したら全力で叩き潰すが。


3.終わりに

というわけでPvP新時代&新世代の話をさせて頂いたがいかがだっただろうか?

我々は常に新住民を募集している。

という話題はさておき、まあ皆さんが興味を持つのはマルチパーティの話だろうか。
一応ネクロキメラと先ほどのコロッセオ編成……コロッセオキメラは極端な例なのだが、そうでなくても今はほとんどの編成がマナブフが最低限組めるようになっている。

ブフ様はともかくマナナンガルの汎用性は圧倒的におかしい。
とりあえずバーストパで無ければ採用して問題ないメギドだろう。

アガリアBサラサタンで犬奥義役として採用されることもあるが。

まあこの環境は3カ月は変わらない。
個人的にはその間にゆっくりと研究を進めたい。

だが環境が変わらないという事は、ある意味で「現環境のトップメタのぶつかり合い」「上級者たちのバトル」の公開、保存を目的とした前田光世杯(覚えている人はいるのだろうか?)のチャンスでもあるわけで……

やる気はあるがタイミングと人次第である。
気長に待っていただければと思う。

というわけでこの記事はこのあたりで終わりとしたい。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。











ちなみに第二回前田光世杯を三連休の9月13、14日あたりにやろうかと考えていたのだが、その日は『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』が公開される。
なのでそちらを優先する。ご容赦頂きたい。


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