今こそ勧めたいCオロバス~メギドPvP考察~
※この先9章2節追加メギドの性能的なネタバレがあります。
7月29日にメギド72では9章2節が公開され、新たなメギドが配布された。そのメギドを見た時、PvP界隈は沸き立った。そのメギドはネクロメギドだったからだ。おまけにカウンターに『戦闘不能時単体に1.5倍ダメージ』というMEを付与する。
「やべぇよ……」「PvPで猛威を振るうよ……!」「地獄が生まれた……!」
『メギド PvP』で検索するとそんなツイートが並ぶ。性能的には明らかにPvP向きのメギドだ。自爆ダメージの恐ろしさを、PvPソロモン王はハイオロやタナトスでよく知っている……!
……ん?
いや待ってくれ!(CV:小野友樹)
タナトスやハイオロ以外にも、自爆ダメージを駆使して戦うメギドがいる!みんな彼の事を忘れたのか?!あの怪しい仮面の隠遁者を!
0.はじめに
という訳でこの記事ではCオロバスの性能について語っていく。結局オロバスじゃねぇか!と思ったそこのソロモン王、許してほしい。
実際の所、CオロバスはかなりPvP向けの性能をしている。しかし悲しいことに、使っている人をほとんど見ない。私としてもCオロバス入りの編成と戦った事はほとんどない。両手で数えられるくらいだ。
だが彼自身は本当に強力なメギドなのだ。私はCオロバスリーダーのパーティを愛用しているが、勝率はかなり高い。フリバで30連勝くらいしたことも何度かあるし、先日のランクマでは彼中心の編成でA1まで上がることができた。
という訳で今回は9章2節追加メギドが自爆ダメージでPvP荒れるよ!!と騒ぎになっているのを利用して、Cオロバスの強さについて語りたい。
拙い文章ではあるが、最後まで読んで頂けると幸いだ。
1.Cオロバスの性能
さて、彼の性能を語る上で一番欠かせないのはやはりMEだろう。
カウンタートルーパーとカウンタースナイパーに『戦闘不能時単体に2倍ダメージ』を付与する。
9章2節メギドは1.5倍。1.5倍でPvPが荒れるなら、2倍のCオロバスさんは環境をぶっ壊してくれるに違いない。
また、戦闘不能時蘇生も魅力的だ。これによりネクロ補正を無駄なく受けられる。完殺はシルバートームで何とかしよう。
スキル関連も優秀なものが揃っている。覚醒減少デスギフト付与とスキル強化を同時に行えるスキル。『敵単体に1.5倍ダメージ』効果のデスギフトを付与する覚醒スキルと、ネクロサポーターとして無駄が無い。奥義と特性は忘れよう。
そしてかなり高めの攻撃力も魅力である。464という攻撃力は全メギド中15位。マルチネと同値だ。
これまた自動蘇生によりネクロの恩恵を受けるため、復活後はただのアタックでもちょっと馬鹿にならないダメージを出す。
サポーターなのに火力も期待できるなんて……!優秀すぎやしないかCオロバスさん……!
え?Cオロバスさんには真っ当な攻撃スキルが無い……?アタックで馬鹿にならないダメージ出すけど、アタックしかダメージ与えられないじゃん……?無駄な攻撃力で意味が無い……?
待ってくれ。いくら自爆ダメージMEが強くたって、Cオロバスさん自身には自爆が無いと正論を言うのはやめてくれ。ならCオロバスさん狙いで速攻タコ殴りにすればいいだろ。と言うのもだ。
そう。自爆MEでヘイトを集めて殴られるなら、それ以上にヘイトを集めるメギドを一緒に置けばいいのだ。自爆MEを踏ませるためにカウンタートルーパーやスナイパーであればなおよし。
ネクロ始動を分散させるために、そのメギドもネクロ始動できるといい。そしてCオロバスさんのスキル強化を生かすために、スキル攻撃メインのメギドなら完璧だ!
どこかにいないか……?そんな都合のいいメギドは……?どこかに……?
2.Cオロバスと相性のいいメギド
という訳でまず1人目がタナトスだ。PvPにおいては永遠の友達レベルで相性がいい。
Cオロバスさんとタナトスにスキルを積めば必ずネクロ始動が行え、タナトスのスキルが強化される。この状態の防御無視(ハニワキングやチーフブレーダー装備)タナトススキルは暴力の一言で、後列相手なら体力2000以下のメギドはほぼ瀕死になる。前列でも2発撃てば大体倒せる。
もちろんPvPではそんなタナトスを放置するわけにはいかない。必然的にタコ殴りにあうのだが、そこで飛んでくるのが自爆ダメージ。
なんとタナトスの『HP50%以上の敵にダメージ1.5倍』という特性は自爆ダメージにも乗る。これにより後列相手なら1800程度のダメージを出せる。
下手にタナトスを狙うのは危険……!ならCオロバスさんから狙えば……!と思われるかもしれない。
ところがそんなことをしたらタナトスのスキルレベルが上がる。Cオロバスさんは自動蘇生持ちなので、下手をすれば2つスキルレベルが上がる。
そこまで行くともう自爆ダメージやフォトン強化は全く関係ない。タナトスがスキルを撃っていくと全てが倒れていく。
2人目はCキマリス。基本的にスキルをタナトスとCオロバスさんが使い、またこの2人がヘイトを集めるため、余ったチャージやアタックで余裕をもって覚醒ゲージを貯められる。
そしてキマリスの覚醒ゲージが溜まるのならやる事は1つ。『全体に0.75倍ダメージ』デスギフトを付与する覚醒スキルだ。
これにより、Cオロバスさんが生きている限り、誰かが倒されるたびに全体デスギフト爆弾、単体2倍ダメージMEという波状攻撃が行われる。
この状態で例えばCカスピが奥義を撃ったり、ベルおじが全体攻撃すると悲惨な事になる。相手が。
何しろ全体攻撃5回と単体ダメージ4回が絶え間なく襲ってくるのだ。これに耐えられるメギドはいない。ホーリーフェイク、シェルドレイクなどの回数防御もほとんど意味をなさない。自爆ダメージで全て剝がされる。
またキマリスはソウル消費奥義と、誰かが戦闘不能になるたびにレベルの上がるスキルも忘れてはならない。ソウル消費奥義はPvPではちょっと洒落にならないダメージを出すので、万が一の時の切り札として使える。
3人目はアリトン。正直な所、他の候補も考えつかなくも無いのだが、色々な面もあって最適なメギドだと思う。
瀕死かばうを考慮しての採用なのはもちろんだが、彼はシルバートーム役として極めて優秀なのだ。
Cオロバスさん編成は完殺に弱い。感電にも弱い。ところがアリトンはスムドゥスをよく持たせるメギド……アミーやフォラス、クロケルや、メイジマーマンなどの素早さオーブを持たせたインプよりも遅い。
そして大概のアタッカーよりも早いので、致命的な攻撃が届く前にシルバートームで治療することができる。
インプが素早さに振らなかったらどうするんだ……?と思われるかもしれないが、その時はCキマリスの方が早いので覚醒スキルが間に合う。
それに加えて最近めっきり見なくなったがアクィエルよりも遅いので、奥義で酷い状態異常を引いてもアリトンが動けるならチャンスは残る。
4人目はネルガル。もはや説明不要である。
エンジェリルを装備させてワンチャンを狙う。なお、Cオロバスさんが生存してて、尚且つCキマリスのデスギフトが乗り、その状態でエンジェリルを発動させると、Cキマリスデスギフトの全体攻撃、MEの自爆ダメージ、全員復活、エンジェリル特性によるスキルという極悪な連携となる。
え?そんなのみすみす通すわけが無いだろ?攻め手を奪った後はネルガルをタコ殴りにすればいいだろって?
ここでCオロバスさんがカウンターであるという事が生きる。まともな攻撃スキルを持たなくても、彼がタナトスやハイオロに引けを取らないくらい優秀なリーダーだという理由がある。
ケイブキーパーを装備できるからだ。
3ターン目にケイブキーパーをネルガルに撃ち、エンジェリルを発動させる4ターン目までの安全を確保する。この時オロバスさんが1度蘇生してると高確率で通る。素早さが上がっているので、ほとんどのメギドより早くなるからだ。
そして4ターン目の3巡目にネルガルはエンジェリルを発動させる。
3巡目に発動させる理由は2つある。ネルガルは低速なので、3巡目が最後の行動になることが多い。なので3巡目にエンジェリルを発動させれば、復活直後に全体攻撃で全滅という事態を避ける事ができる。
もう1つの理由はメギドのシステム的に、エンジェリルより上にフォトンを積んだ場合、蘇生して追加されたスキルは4巡目の行動として処理されるという事だ。
そう考えると、1、2巡目にエンジェリルを発動させるのは基本的に無駄な行動になる。もちろん相手の状態異常との兼ね合いはあるが、フォトンの無駄を考えると3巡目に発動させるのが得策だ。
という訳でこれらの相性のいいメギドを揃えると、強化されたスキルで後列を瀕死にさせ、下手に落とすと高威力の自爆が飛んできて、状態異常は同順で解除されて、ネルガルさえ落とせば……と相手に希望を持たせた後、無敵でネルガルを保護し、最後に自爆して全員蘇生して、ネクロでバフられたネルガルがスキルで殴るという意味わからない編成が完成する。
3.各編成との相性
という訳で私が普段使ってる編成がこれである。
何か改善できないか……と時たま悩むところもあるが、基本的にはこれで1つの完成形だと思っている。ちなみに自爆編成を組む際の豆知識だが、全員同時に落とされた場合、前列左から右、後列左から右の順番で処理される。引き寄せやノックバックの影響もうける。覚えておこう。
一応ざっくりと各編成との相性を述べると
・パイモンラッシュ(ブリフォー無し)
超有利。自爆で相手の攻め手を潰せる。Cオロバスさんを狙ってきたらタナトスのスキルレベルが上がり、尚且つ体力的な兼ね合いでオロバスさんの次に狙われるのはCキマリスなので、安定してタナトスはスキルを撃てる。
・アスモデウスR
超有利。後列主体なのでタナトス強化スキルが刺さる。よく編成されるオリアス、クロケル、フォラス、バールゼフォンはタナトス自爆で相討ちにできる。最近よく編成されがちなBネフェリムは+α必要。
・オリエンスR
有利。主力であるCアガレスが低体力なので、タナトス強化スキル+キマリスアタックで1巡目に落とせる。
オリエンス、そしてアクィエルは自爆で相討ちにできる。
・アクィエルR
有利。ただ酷い状態異常を引かされると負ける。
この編成の場合はアリトンのシルバートームが輝く。とにかくタナトスとキマリスが動けるか否か。
・ネルガルR
有利。強化無しならタナトス、キマリス共にCゼパルのスキルを耐える。
その場合アリトンラインを超えるので、ある程度安心して行動可能。
自爆ダメージなどを使ってネルガルを落とし、相手の火力を落として安定してケイブ→エンジェリル連携に繋げられるようにする。
・タナトスR
微有利。自爆合戦になるが、こちらは単体自爆でタナトスを先に落とせるのが大きい。
また、相手がCビフロンスを編成していなかったら有利。
・オロバスR
微有利。こちらも相手がCビフロンスを編成していないなら有利。
最近流行のタナトス入りの場合はタナトスから先に倒すと安定。
・BフォルネウスR
微有利。相手が盾役を編成していないなら有利。
また全体覚醒減少デスギフトのCオロバスさんネクロ消費スキルが刺さる。
とまぁ、大概の相手には勝てる。勝てるのだが弱点がある。
Rジズとブリフォー相手に超弱い。
この編成はヘイト管理と自動蘇生、ネクロで3ターン目まで生き残ることを前提に作られてる。ところが2ターン目までに高い火力で潰され続けると手も足も出ない。という訳で相性的にはRジズ相手には詰んでいる。
何しろ暴奏されると高い火力と素早さとダメージ軽減が揃ってしまう。こちらの攻め手がほとんど封殺されてしまう。
まぁ完成されたRジズに有利取れる編成なんてあるの?と聞かれたら知らない。分からない。
と答えるが。
ブリフォーも同様だ。ブリフォーの奥義を撃たれると、素早さで完全に負けてモグラ叩きになる。モグラはこちらだ。
特にブリフォーパイモンラッシュ相手には完全に詰んでいる。
一応その他のブリフォー編成なら、奥義を撃たれる前に潰せれば何とかなることが多い。幸いなことにブリフォーは低体力なので、意外と倒しやすいのが助かるところだ。
あと今日の所の感想だが、ブリフォー以外のコロッセオなら結構何とかなる。コロッセオがおかしいというより素早さバフがおかしい。
まぁ正直な話、この編成はブリフォー編成に有利で、Rジズ相手にもワンチャンあるネルガルベルおじCゼパルやアクィエルグシオン編成に切り替えやすいので、素直にそちらに変えた方がいいと思う。(身も蓋もない)
もっと言うとBフォルネウス編成あたりもネルガルベルおじCゼパルの方が楽。
4.最後に
とまぁ9章2節のメギドに注目しているソロモン王の皆様、いかがだっただろうか?
私は上記の編成で何度か9章2節メギド編成と戦ったが、今日の所は全て勝った。あちらは低体力なのに自動蘇生を持たない。そして後列に爆弾を用意できないのが差として響いたように感じる。
あちらもあちらで大概悪さができそうだとは思っているが……(そもそもリーダー以外に置いてネクロ始動できるメギドが貴重)
というかこう……9章2節メギドがPvP荒らしで注目されてるのに、Cオロバスは誰も見向きもしない……と言うのは1000戦以上上記の編成で戦った身の上としてはちょっと微妙な気分になる。
実際CオロバスさんはPvPで使ってこそ輝くメギドだと思うし、これまた独特の中毒性があると思う。あと邪悪な気分になれる事は保証する。
もし余裕があるようなら皆さんも独自のCオロバス編成を組んで、アイディアを私に伝えてくれると嬉しい。そんな事を言いながらこの記事を終わりとしたい。
それでは皆様、ごきげんよう。
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