AWS re:Invent でみるクラウドアーキテクチャの変遷 メモ
Classmethodのイベント re:Growth@東京 2018 に参加したときのメモです。
re:Invent 2018
・参加者は、去年から7000人増加
・100以上の新サービス、アップデートの発表
・140のチームが、それぞれチームの裁量で新機能を追加している。そのため、AWS全体でいくつのアップデートあったのか把握できていない
ハイライト
・AWS Ground Statition
衛星の地上局。人工衛星を持っていないと使えない
・AWS Outpost
AWSをオンプレミスで使える。ただし、パブリッククラウドへ移行するまでのつなぎの環境という位置づけの製品。
ネットワークの進化の歴史
2017年
AWSがダークファイバーをリージョン間に敷設したことを公開。ダークファイバーによって、リージョン間接続をAWSがサポートできるようになった。(従来は、リージョン間通信は、インターネットを使ってお客様が実施するというスタンスだった。)
リージョン間接続を使ったサービスとして下記が追加された
・DIrectConnect Gateway
・AWS NTP Services
2018年
・Transit Gateway
VPC間通信にスター型ネットワークを提供。なお、従来のVPC Peeringはメッシュ型
・AWS Global Accelerator
・Resource Access Manager
同じく新サービスのRoute53 Resolverも共有可能
ハードウェアの進化の歴史
2017年
・Nitro Hypervisor
ハイパーバイザー専用チップを利用
2018年
・Graviton Processor
AWS専用CPU。なお、Graviton Processorを搭載しているA1インスタンスは、現行Amazon Linux 1にしか対応していない。2対応は、しばらく待っていてほしい
サーバレスの歴史
2014年
・Lambda
EC2でオートスケールを使っても、CPUやメモリリソースを100%使いきっておらず、もったいない。そもそも、このもったいないを解決するために作ったサービス。付随して、アプリケーションサーバの障害対応がユーザーからAWSの責任になった
2015年
・API Gateway
REST対応
2016年
・LambdaのVPCサポート
・Lambdaアプリケーションの雛形も提供
2018年
・LambdaのRuby対応
・Lambdaカスタムランタイム
※カスタムランタイムの注意点
・起動の遅い言語は向かない
・パッチの管理は自分でやらなければならい
AWSがサポートしていない言語は、本当に使う必要があるのか検討して使用してほしい。場合によっては、カスタムランタイムよりEC2のほうが楽なときもある