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「『告白本』です」。古舘伊知郎さん、2時間ノンストップのトークイベント!|#準備学 マガジン Vol.7

みなさん、こんにちは。
ひろのぶと株式会社 編集の廣瀬翼です。

去る8月3日(土)の夜。
古舘伊知郎『伝えるための準備学』刊行記念イベント
「瞬間は、準備によってつくられる」を
下北沢 本屋B&Bさんで開催しました。

雨霰のように繰り出されるトークに
本に囲まれた空間が「トーキングブルース」の
ステージのようになった約2時間。

本日はそんな“過去のひろのぶと株式会社の出版トークイベントの中でも突出して「単語数」の多い”(by  ワタナベアニさん)イベントの様子を、お伝えします。

▼イベント アーカイブ販売中


あの古舘伊知郎さんが、本屋B&Bさんに登場!

ワクワクと緊張の入り混じる田中泰延。

イベント開始時間になり、
まず前に立ったのは泰延さん。
その表情はどこか、
ワクワクとドキドキが入り混じっているよう。

会場と配信視聴のみなさんへご挨拶をしたら、
さっそく「古舘伊知郎さんです! どうぞ!!」

大きな拍手とともに登場した、古舘伊知郎さん。

会場は割れんばかりの拍手です。
掛け声まで聞こえてきます。

「いつもたくさんお越しいただいているけれど
登場でこんなに、声まで上がるのは初めて」
と驚き笑う泰延さん。

そこへ古舘さんが
「いや、田中さん、あなたの挨拶ですでに爆笑だったじゃないですか」

「いやいやいや」と照れながらも
泰延さんはうれしそうでした。

なんせ泰延さんにとっては、
古舘さんの名著『喋らなければ負けだよ』を
読んでから30年。
ずっと「見本にし、真似し、学ぶ人」だった
古舘伊知郎さんを隣にしてのトークイベント。

その高揚感が、会場全体に広がっていました。

本の255ページを開いてください。

右下の文字に注目です。

さあ、本の内容について……
の、前に!!

まずは古舘伊知郎さんの写真を紹介。

本の255ページに掲載されている写真です。
右下の文字を、ご覧ください。
みなさん、気が付きましたか……?

田中泰延、写真のお仕事もお待ちしております。

「この本は、告白本、あるいは遺言」

語るごとに熱を増していく古舘さんのトーク。

さてここから、本の話です。

「この本は、告白本」と語る古舘さん。
「準備している様子なんて話すつもりはなかった」
と言います。

本書の「はじめに」にも、こう書いてあります。

 本当は、「準備学」なんて語りたくなかった。
「特に準備はしていません」「この喋りは才能です」みたいな涼しい顔をしていたほうがカッコいいじゃないか。

古舘伊知郎『伝えるための準備学』 P.3

けれど、なぜ今回“準備学”を本にしたのか。

 誰しもが仕事や試験など何かしらの「本番」に臨む前に準備をしている。予習して、復習して、反省して、また準備して。どんな人でも、何かしらの準備を怠らずにやっているだろう。
 ひょっとしたら、そんな「準備」について、今の僕にしか言えないことがあるんじゃないか。準備という技術が求められている時代なのではないか。まだまだ涼しい顔をしてカッコつけていたい煩悩の塊の僕だが、次第にそう思えてきたのだ。

古舘伊知郎『伝えるための準備学』 P.5

この日、古舘さんは『伝えるための準備学』
「遺言のようなもの」とまで表現されました。

帯の「平凡な僕が、天才たちの中で生き抜いてきた方法。」というフレーズについての話も出ました。

本では触れられていない話も、たっぷり!

笑い、感嘆……会場も常に盛り上がっていました。

トークは古舘さんのプロレス実況時代から
現在のトーキングブルースまで、
これまでの活躍を追いながら
さまざまなエピソードに渡りました。

そして、「国宝の出土」時の様子も!

本書内と、カバーをめくった下の表紙に載せている
F1実況時に手書きで準備されていた資料をカラーで公開。

さらに、初めて古舘さんが
取材で私たちにお見せくださった時の様子も
動画で紹介しました。

よくTwitter(X)で聞かれるのですが、この時、古舘さんから見えやすい位置でカメラを持っていた女性は、私・廣瀬です。どういうことか? は、動画アーカイブをご覧くださいませ。

どんなトピックも澱みなく……
いや、黄河の如く力強く流れゆくようなトーク。
古舘さんは、それも「準備学」によるものだと言います。

「こうして話している間にも、本では何を語っていたか、本と被らない話で面白いものはないかと考えて“準備”しているんですよ」

会場からの質問も!

時間が経つほどにどんどんギアが上がっていくトーク、何時間あっても足りません!

時間があってもあっても足りないほどの
溢れ出るトークですが、
イベントには終わりがつきもの。

最後は、会場からいくつか質問をいただきました。
「準備と備えの違いは?」など
興味深い質問が挙がりました。

記念撮影タイムにカメラを構える会場のみなさん。

全国各地からたくさんの方が
集まってくださった本イベント。
「九州からお母様がいらっしゃっている」という方も。

そんなご参加くださったみなさんが
帰っていくときに見せていた
パッと上気して興奮冷めやらぬような
キラキラした表情がとても印象的でした。

大大大拍手と共に、終演。

ここまでご紹介したのは
イベントで出てきた話題と様子の
ほんの、ほんっの一部。

古舘さんの芸術的なトーク、
声色の変わる実況の様子など
ぜひぜひ、アーカイブ動画でご覧くださいね!

サイン会、そして、著者大集合!

貴重なサインです。

トークイベント終了後には
サイン会も行いました。
お一人お一人と丁寧にご挨拶されながら
サインをされる古舘さん。
並んでいるみなさん、
ピョンピョン跳ねているような気がするほど
高まっている様子でした。

サインに添えられる「一日一生」という言葉に、「この言葉がジーンときた」という方も。

そして!!
最後にこんな写真もパシャリ!!!

装幀・上田豪さんの著者が大集合!

上田豪さん装幀で
ひろのぶと株式会社から出版された著者・3名、
『伝えるための準備学』の古舘伊知郎さん
『令和版 現代落語論』の立川談笑師匠
『スローシャッター』の田所敦嗣さんが
大集合した記念写真を撮らせていただきました!

いつも、ひろのぶと株式会社を応援くださるみなさんと、著者のみなさん。多くの方のおかげで実現した当社の軌跡を表す奇跡の一枚です。

改めて、ご来場くださったみなさま、
配信でご覧くださったみなさま、
本屋B&Bのみなさま、
いつも当社を応援くださる株主をはじめとするみなさま、
そして古舘伊知郎さん、古舘プロジェクトのみなさま。
ありがとうございました!

イベントの様子をnoteに投稿くださっている方も、続々。

本イベントは、アーカイブでもお楽しみいただけます。
たっぷり3ヶ月、11月4日までです。

▼アーカイブのご購入はこちらから

イベントの動画を見てから本を読むと
より古舘さんの声が聞こえてきて
「古舘節」が生き生きしてくるでしょうし、
本を読んでから動画を見れば
もっともっと深まる内容が生まれて
もう一度本を読みたくなること間違いなし。

ぜひ、本と合わせてお楽しみください。

▼『伝えるための準備学』書籍はこちらから

▼イベントアーカイブの購入はこちらから


ここで、イベントに参加された方、
イベントを視聴くださった方が投稿くださった
noteをいくつかご紹介します。

『伝えるための準備学』古舘伊知郎×田中泰延|二重作拓也さん

何もないところから「書」は生まれない。 
田中泰延さんのヒストリー、古館伊知郎さんのヒストリー、2つの川の流れの合流地点で生まれたエナジーが、いろんな人たちに波及しながら、ひとつひとつの行程を経て、書という形に収束していく。その道程に「一足飛び」はない。
それらすべての可視化としての「書」の誕生を、みんなで集まってセレブレートする。この日の本屋B&Bは、そんな祝祭ムードに溢れていた。

二重作拓也さんのnoteより

『伝えるための準備学/古舘伊知郎著』を読んで|さかうえ かおるさん

出版記念イベントでの泰延さんのいつもより緊張した様子、ものすごくうれしそうな表情には、そんな理由があったのだと思うと、胸がじーんとする。

さかうえかおるさんのnoteより

古舘さんが「産声をあげた」とき|田中渉悟さん

2時間のトークでは、内容があっちへこっちへと縦横無尽に変遷しながらも、ずっと古舘さんの喋りに引きつけられました。

「準備」の話から、かつての実況名場面の裏側、番組共演者とのエピソードまで、古舘さんの語りがそのままテレビの昭和・平成史の講義を受けているかのようでした。

田中渉悟さんのnoteより

無料記事_『伝えるための準備学』古舘伊知郎著:Anizine|ワタナベアニさん

この動画の中でも古舘さんは「zone」という言葉を使っています。過去のひろのぶと株式会社の出版トークイベントの中でも突出して「単語数」の多い回だと思いますが、話しているうちにzone、ハイになっていくのがわかります。

ワタナベアニさんのnoteより

noteやTwitter(X)に
感想を投稿くださったみなさん、
ありがとうございます!

※ 書評noteも、後日またご紹介いたします。


古舘伊知郎さんメッセージ動画!

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