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#スローシャッター マガジン Vol.12 田所敦嗣より感謝のお手紙。満員御礼! 本屋B&B
本が世に出るということ。——田所敦嗣
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12月23日のトークイベントにご来場の皆さま、本当にありがとうございました。
本が発売され初のイベントということもあり、緊張していました。
緊張していたといっても、いい歳をして人前に立つのが緊張したのではなく、読者の方とリアルの場で本の話をするのが初めてだったからです。
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イベントでは、泰延さんが作ったスライドを元に、本の旅が始まりました。
本を出すきっかけから始まり、『スローシャッター』のタイトルが生まれるまでのお話、上田豪さんが装幀されたデザインと意味、そこから本をつくることに関わった多くの人の話が出てきました。
途中、僕は皆さまと一緒に観覧している様な感覚で聞いてしまい、たまに話を振られる度、我に返っては答えるようなあっという間の時間でした。
観覧されている方々の中には、この本を出すことになった時、たくさんの悩みや相談を惜しみなく教えてくれた方々のお顔も見え、みんなが笑っていました。
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製作過程でつらいと思ったことは一度もなく、この数カ月間はアドレナリンのようなモノがずっと出続けていました。
むしろ、それが勝手に出てしまうような熱を、田中泰延さん、上田豪さん、廣瀬翼さん、ひろのぶとスタッフ、藤原印刷さんたちが持っていました。
イベントもいよいよクライマックスになる時、本の製作について何か一言ありますか、と泰延さんが訊かれ、豪さんの言葉を聞いた瞬間、僕は言葉が出てこなくなりました。
何を話したのか覚えていませんが、これ以上話すと泣いてしまうかもしれない、と締めくくり、横を見ると、共に戦ってきた泰延さんの優しい眼差しと、涙が見えた気がしました。
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本をつくることがこんなにも大変で、こんなに楽しいとは思ってもいなかったこと。
一日でも早く本にする為に過ごしてきたのに、いつの間にか終わらないでくれと思っていたこと。
読者の方々は、本の内容だけではなく、スローシャッターという本を愛してくれていること。
「この本がとても気に入ったので、もっと多くの人に伝えます」と言っていただいた言葉、本当に嬉しかったです。
そういうモノが下北沢B&Bという素敵な本屋さんの空間に、ぎっしりと詰まった夜でした。
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なにぶん初めてのイベント故、失礼などもあったかと思いますが、またいつかお会いできたら幸いです。
田所敦嗣/Atsushi Tadokoro
そして、田中泰延です。
初の編集、話しながら思い出が駆け巡り、つい涙ぐんでしまいました。
版元代表、そして『スローシャッター』の編集を務めた、田中泰延です。
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皆さまお一人お一人のお顔を見ながら
改めて、この3人で、私が「読みたい」と思う
いい本ができたと確信しました。
時間を共にしてくださった皆さま、
『スローシャッター』を愛してくださる皆さま、
田所敦嗣を応援してくださる皆さま。
本当に、ありがとうございます。
そして、私は思いました。
この、あたたかなつながりを、広げていきたい。
そして、みんな一人ひとりがきっと、
あたたかな旅の記憶を抱えているのだろう。
そこで、皆さまにお願いがございます。
『#私のスローシャッター』で、
ボケててもブレブレでも
旅の思い出の写真をシェアしませんか?
旅の思い出の写真。
ブレていても、ボケていても。
たとえば、ブレブレになってしまった夜の写真や
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会社の人と、高級リゾート施設に視察に行き、優雅な夜を過ごした。
2014年。発展の真っ只中だったなぁ。
#私のスローシャッター #スローシャッター (廣瀬翼)
動いてしまってブレた写真
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毎日ガイドをしてくれた友人。
「翼、写真撮るよ!」と言った瞬間に水をかけられてブレブレ写真になったのも、思い出。
また日本に来てくれるかな。来れるといいな。私も会いに行きたい。
#私のスローシャッター #スローシャッター(廣瀬翼)
海外でも、国内でも構いません。
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写真映えしそうだなと思って、夜の横浜中華街へ行ってみた。
カメラを手にすると、街が違って見える。楽しかった。
だけど、夜の街の撮影は難しくて、帰ってみたらほとんどの写真がブレちゃってた。
今じゃそれも、思い出。
#私のスローシャッター #スローシャッター(廣瀬翼)
どこの写真か、わからなくていいんです。
何の写真か、わからなくていいんです。
いつもなら「失敗」と投稿しない写真にだって
思い出があるはず。
そんな写真を、「#私のスローシャッター」と一緒に
TwitterやInstagramでシェアしていただけると、うれしいです。
全部、読みます。
そうして、みんなの旅の記憶で
一人ひとりの #スローシャッター を
ふくらませていく、そんな豊かな物語を
つくれれば……と願っています。
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