湯たんぽ

幼少期、母親が湯たんぽにお湯を入れて布団の中に入れてくれた。

小学校も高学年になると湯たんぽはほとんど使われなくなり、電気アンカなるものが登場した。

築100年の友人の友人宅にともてもらい、薪ストーブの心落ち着く暖かさを味わった。
冷え込む夜。
家主が湯たんぽを持ってきてくれた。

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原始的なお湯を入れる、本当の湯たんぽ。
すぐに冷めてしまうと思いきや、朝まで温もりをもたらせてくれた。

僕はよそ様のおうちでは安眠できない人なんだけど、古いお家のススの匂い、心温まる湯たんぽのおかげでぐっすり眠ることができた。

僕が幼少期に経験しているからだろうか、ガスや石油ストーブではなく薪ストーブの暖かさが心にしみた。
電気ではなくお湯の温かさの湯たんぽも。



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