受け身で消費できるコンテンツは強い
人間は怠惰な生き物です。
自分が能動的に消費するコンテンツよりも、なんとなくダラダラと見れる受動的なコンテンツを自然と選んでしまいがちです。
受け身で消費できるのは映像・動画、そして音声
コンテンツを大きく「テキスト」「映像・動画」「音声」にわけると、「テキスト」は自分が能動的に読まないといけないのに対して、「映像・動画」、「音声」は受動的に消費しやすい。
仮に同じ情報量でも、長い文章を読むより動画や音声のほうが楽にその情報を摂取できるでしょう。
とはいえ、その分動画や音声は制作にある程度のコストがかかります。
テキストの優れている点は、誰でも紙とペン、もしくはスマホさえあれば書けることですね。
また、音声は動画に比べてコストが低く、テキストよりも受動性が高いため、ラジオやポッドキャストなどの音声メディアは今後も人気のコンテンツになっていくと思います。
ソーシャルメディアにおける動画コンテンツの課題
昨今ソーシャルメディア上で動画を見ない日はないほど、動画は一般的なコンテンツとなっていますが、現状の「SNS動画」はその力を半分しか発揮できていないじゃないでしょうか。
というのも、FacebookやTwitterなどのプラットフォームでは音声をオフにして再生することが基本であり、コンテンツもそれに対応して作られている(字幕をつけるなど)ためです。
これでは、動画なのにそこに出てくる文章を自ら主体的に読まないと理解できません。
もちろんアニメーションを駆使することで、文章量は減らせますが、それでもほとんどの動画に字幕がついています。
つまり、わざわざコストをかけて動画を制作しているのに、音声という武器を使えないため、ユーザーに読むストレスを与えてしまっているということに。
コンテンツはプラットフォームに依存する
テレビやYoutubeを音無しで見ることはあまりないので、そういう場所に配信するのであれば、音と映像をフルに活用して強力なコンテンツを作れます。
受け身で消費できるコンテンツはプラットフォーム側にとっても重要な要素なので、今後、FacebookやTwitterでも音声ありがデフォルトになるようなアップデートがあるかもしれません。
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