学びはじめて3ヶ月のわたしが書く、コーチングって何ぞや?
コーチングの旅にでて約3ヶ月が経過したひろのです。
昨年の10,11,12月にTHE COACH Academyの基礎、応用A、応用Bコースを修了しました。応用コースまで終えてみて、改めて今のわたしが思うコーチングって何ぞや?を言葉にしてみようと思います。
学んで1ヶ月時点に書いたものはこちら。
今回もまた抽象度が高いかもしれませんが、今はただ、今のわたしにフィットする言葉で書いてみます。
今一度、コーチングとは何ぞや?を自分自身へ問いたい方へのきっかけになれば幸いです。
今のわたしにとってのコーチングとは?
今のわたしにとってのコーチングとは、自分を愛し、周りの人を愛するきっかけ、と考えています。
これは浮かんできて以降変わっておらず、また仮説としても握っていたいと思っています。
愛するとは?
愛すると一言にしてしまうことはできるけれど、これもまた大きな問いのひとつです。
今・ここで愛するとはどういうことか考えると、こころという宇宙があるのだと繋がること、その中の変化を観測し、探求しつづけること、とでました。
コーチングを学ぶ前のわたしは、外の世界にきっと何かこころの底からやりたいことがあるのだと思考していました。
自分なりに深く深く考えても、実際に行動し手を動かしてみても、「どうも違う」にたどりつく。
また、やりたいことの土台となる自分の人生観という軸・自分の哲学といったものが持てていないことにもコンプレックスを感じていました。
一方で、コーチングを学びはじめ、わたしのこころにベクトルをむけつづけると、これまで欲しくてもたどり着けなかった大事にしたいことは何か、行動したいことは何かといった想いがどこからともなく浮かんでくるのです。
その遠くから、だけど確実に何かが届く不思議な感覚は、学べば学ぶほどにまるで宇宙空間のようだと感じています。
(ここでの宇宙は、宇宙物理学を全くしらないわたしのイメージの世界です。宇宙は未知でわくわくするものという前提でお読みいただけますと幸いです。)
繋がるために
これまで思考ベースで物事を捉えているなかで、「さて、こころに焦点をあててみましょうか」と言われても、なかなか容易にできるものではありませんでした。
3ヶ月の学び、コーチやクライアント(コーチングの受け手)体験、そしてコースやコーチングセッションの間の時間を通して、じわじわと繋がってきたように思います。
このとき、こころに繋がるために最も大切なものはコーチングマインドだと感じています。
THE COACH では、コーチングマインドを以下のように定義しています。
なかなか容易に繋がれない理由のひとつは、無意識に思考が感情へ評価判断し、抑え込んでしまうからだと感じています。
感情という、定量的でも相対的でもないものと向き合うために、まずはこんなマインドがあるんだと受け止めてみることから。それが繋がるきっかけになると思います。
コーチングマインドを念頭に向き合ってみても、それは正しくない、こうあるべきではないのか、これは欠点だ、などと自分の感情に評価判断したくなることもあります。
そんなときは、評価判断したくなる気持ちが今のわたしにはあるのだと、まるっと受け止めてみる。否定や批判せず受け止めることを重ねると、少しずつ繋がっていけるように思います。
そこにある感情は広大な宇宙の一部だ!と考えてみると評価などという概念はふっとぶような気がします。
観測するということ
宇宙全体をばくぜんと見つめても、その宇宙に何があるのか見えてくるわけではありません。
なんだかあのあたりが瞬いているような気がするな、あっちは真っ暗に見える気がするな。そこへ望遠鏡を向けてピントを合わせたりして、天体観測をしてはじめて宇宙の一部を知ることができます。
感情も同じように、感情ひとつひとつにピントを合わせ、ありありと感じることで、その感情の奥には願いや価値観があるのだという気づきを体感しました。
それらの感情を観測すると、今どうありたいのか、どのように目の前のことと向き合いたいのか、どのように暮らしたいのか、どのように働きたいのかなどの解像度が上がり、納得感をもって行動に移せるようになってきました。
どんなに小さくても、行動すると自然と感情の動きが生じます。そうしてまた感情を観測すると、また次の行動につながります。積み重ねるにつれ、社会との関わり方の変化と私の中の宇宙の広がりを感じています。
時に、宇宙の変化に気づいておきながら、先に行動せねば!と観測をすっとばしてしまうことがあります。そんなときは、なかなかうまく物事が進まないことを体感しています。向き合う時間の長さにかかわらず、まずは意識的に変化が起こったことを受け止めることが大切です。
ネガティブな感情もポジティブな感情も、それがどんな形容であれ、ただただ宇宙の一部だと感じると良いも悪いもないように思えます。光を放っているものもいないものもあって当たり前だと感じられます。
観測するためのコツは、とことんガン見です。
探求するということ
果てのない宇宙を想像すると、未知のことだらけです。
観測に加え、探求することで宇宙に大きな広がりを持たせてくれる気がしています。その探求には大きく2つのパターンが思い浮かんでいます。
①答えがない状態とともにいること
時に感情やこころのかけらをガン見しても、すべてがすぐに見えてこない場合があります。そんな時、だだっ広い宇宙に放り出されたような孤独感を感じることがあります。
孤独感を感じると早く解放されたいという焦りも感じます。
だけど、ガン見したいと思うくらいには、その感情の動きが気になり、その先に希望や可能性を感じているように思います。
まずは、ただただそうなんだと受け止めること。そして、この観測には時間を要するようだとじっくりじっくり色んなアプローチをしながら探求することが大切そうだと感じています。
本物の宇宙の新たな発見も長い研究の成果だと思えば、少し気長な心もちでいられるような気がします。
②先人たちから学び、観測装置を増やすこと
どんな分野にもかかわらず興味関心や直感を感じたら、先人たちの観測と探求の積み重ねを学ぶこと、積み重ねによって生まれたものにふれあい、体験することは、まるで観測装置のようだなと感じています。
THE COACH Academyでは、特に応用コースの学びによってわたしのこころの宇宙がより深く、広くなったように感じます。
たとえば、ビジョン探求。ワークを通してまるでニュートリノのように、ビジョンのかけらが届きました。
たとえば、パーソナルセルフ・サブパーソナリティという考え方。観測する際、その考え方を持つことでピントが合いやすくなりました。
たとえば、投影。無意識のうちに投影していたことに気づけると、見え方が大きく変わります。
学び・気づいたことを観測装置のように設置しておいて、放れ、あらたな興味関心のままに学ぶ。その積み重ねでこれまで受け取れていなかったもの、見えていなかったものが、観測されやすくなったり、解像度が上がる気がしています。
また、具体的にイメージできることが増えると行動の幅も広がることを体感しています。
そうして宇宙にひろがりをもたらしていくと、なんだか私の内側と外側との境目が曖昧になるような、そんな感覚を感じています。
宇宙だと感じれば
こころのなかは宇宙のような万物だと感じれば、それは元からそこに在るもので、評価判断の仕様もなく、また欠けるものもなく、ただただありのままで良いように受け止められます。
またそこでの事象(感情の動き)は宇宙で起きているんだから、なかったことにすることは不自然に思えます。
もしかしたら想像もしないようなビックバン的何かが起こるかもしれないけれど、ビックバンだね~とじっくり観測し、またその後の宇宙を探求していくことが、宇宙と共存するわたしに唯一できることなのかもしれない、と思っています。
また、みんなそれぞれに想像ではとてもわからない宇宙をもっているのだと思うと、誰もが変化し続けているのだと、比較するようなものではないのだと思えてきます。
なにより、宇宙のなかを発見していくことってわくわくします。
おわりに
自分を愛する、周りの人を愛するとは、わたしたちの中に当たり前にあるこころを、ありのまま大切にしていくこと。
そしてコーチングはそのきっかけだと感じています。
コーチングマインドを持っているコーチという存在は、宇宙に繋がりやすくしてくれます。ときに第2の観測者になってくれたり、観測装置のような関わりをもたらしてくれます。
コーチとともに向き合うことで、今おきているこころの動きに集中でき、気づきが深まり、宇宙の広がりをもたらしてくれます。
THE COACHではコーチングを気づきと行動のプロセスと表現しています。
思考を一旦横に置き、心と向き合うからこそ心の底に、宇宙のなかで1番強く光る星に近づけるように思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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