裁判長に「後悔するぞ」…工藤会総裁「弁護士全員解雇」戦慄の背景 | FRIDAYデジタル

裁判長を威嚇し、今度は弁護士を全員解任。背景には、何があったのだろうか。暴力団事情に詳しい、フリージャーナリストの鈴木智彦氏が語る。

「工藤会側がクビにしたのか、弁護士側から辞めたいと申し出たのか定かではありません。ただ両者に、なんらかの対立があったと思われます。野村被告と面会した暴力団関係者によると、当人は一審は無罪になると確信していたようです。弁護団も無罪を勝ち取れると伝えていたかもしれない。だが、結果は死刑判決だった。弁護団に不信感を持ったとしても理解できます。

弁護団にも不満はあったはず。法廷での両被告の威嚇ともとれる不規則発言も、弁護士としては頭が痛かったでしょう。裁判官の心証が相当悪くなりますから。野村被告は週刊誌に自身の主張を手記として連載していましたが、これも困惑していたと思います。あれだけ堅気に暴力を振るい殺害までしておいて、世論が工藤会の味方をするはずがない。警察を挑発するような記事を出せば、火に油を注ぐだけですから」

弁護士の解雇で、さらに混迷を深めることになった工藤会の公判。控訴審の日程も、再調整される見込みだ。

- 裁判長に「後悔するぞ」…工藤会総裁「弁護士全員解雇」戦慄の背景 | FRIDAYデジタル https://friday.kodansha.co.jp/article/253999

 「解任されたのは両被告の弁護人計約10人。」とありますが、弁護士の名前は出ていないようです。死刑判決が出た後、一つだけ記事で情報を見たのですが、そこには後藤貞人弁護士の名前があったと記憶にあります。

「工藤會事件」村山治著・新潮社2022年6月発行

著者は1950年生まれ、毎日新聞社会部記者から朝日新聞社会部記者に転身、金丸事件、ゼネコン汚職、大蔵省接待汚職報道に関わる。2017年フリーに、「特捜検察VS金融権力」「安倍・菅政権VS検察庁・暗闇のクロニクル」の著書がある。

本書は、北九州市暴力団「工藤會」のトップ野村悟(74歳)の死刑、田上不美夫(65歳)の無期懲役判決までの検察のオペレーション、舞台裏を描いたノンフィクションである。

工藤會を警察現場の視点から描いたのは「県警VS暴力団」元県警暴力団対策部副部長藪正孝である。

福岡地裁で、野村、田上の判決が出たのは2021年8月24日、あれから1年になる。

野村らの弁護団・主任弁護士は後藤貞人。山口組幹部拳銃共同所持事件で無罪を獲得した強力弁護団だった。

野村は判決後、弁護団を解任し、控訴した。控訴後1年経過も、次回公判日すら決まっていない。

工藤會は1946年現・北九州市で発足。1963年山口組との抗争、地元暴力団を統合し、工藤會連合として成長した。

- 工藤會事件は国策捜査!「工藤會事件」|兵藤恵昭 https://note.com/bakuto0229/n/n2eb039c7f5e9

  • 参考資料/Twitterの弁護士/モトケンこと矢部善朗弁護士(京都弁護士会)/タイムラインがきっかけで知った工藤会トップの死刑判決の弁護団長が後藤貞人弁護士だったこと、謎に少ない情報と弁護士らの沈黙 | 告発・非常上告_2021\金沢地方検察庁御中 http://hirono-hideki.info/wp/archives/1794

参考資料/Twitterの弁護士/モトケンこと矢部善朗弁護士(京都弁護士会)/タイムラインがきっかけで知った工藤会トップの死刑判決の弁護団長が後藤貞人弁護士だったこと、謎に少ない情報と弁護士らの沈黙 - 告発・非常上告_2021\金沢地方検察庁御中参考資料/Twitterの弁護士/モトケンこと矢部善朗弁護士(京都弁護士会)/タイムラインがきっかけで知った工藤会トップの死刑判決の弁護団長が後藤貞人弁護士だったこと、謎に少ない情報と弁護士らの沈黙 | 告発・非常上告_2021\金沢地方検察庁御中 参考資料/Twitterの弁護士/モトケンこと矢部善朗弁護士(京都弁護士会)/タイムラインがきっかけ…[1ページ目] 参考 hirono-hideki.info

 2021年9月24日の記事ですが、現在のレンタルサーバーでWordPressのブログを初めたのは、この2021年の7月になるかと思います。

 アイキャッチ画像の前方右手は宝立山になるかと思います。橋の名前が思い出せないですが、大きな石碑になっていました。

 Googleマップでは「黒峰大橋」となっています。ストリートビューでも石碑が確認できませんでした。

/home/a66/Downloads/AmazonPhotos/2021-09-11_130601_珠洲市の宝立山へ 大きな石碑のようになっている「判官橋」.jpg
/home/a66/Downloads/AmazonPhotos/2021-09-11_131749_珠洲市の宝立山へ.jpg


 なにか強く印象に残る石碑の橋の名前と思ったのですが、思い出せず、Amazonフォトで2021年9月の写真を調べて見つけ、ダウンロードしました。今回も1枚ではダウンロードが出来ず、2枚がZIPで保存されました。

 「判官橋」となっていますが、調べたところ黒峰城の城主に由来がありそうでした。

 阿部判官義宗とありますが、検索でわかりやすい情報はすぐに見つからない感じです。


御城印の情報
北陸城郭プロジェクト(フリー・スタイル有限会社)が制作販売する御城印。「黒峰城」の文字、右側に「珠洲最高峰に残る阿部判官義宗の伝承」の文字が記載されている。

家紋について
阿部家の家紋「違い鷹の羽」がデザインされている。

- 黒峰城 御城印 | 全国御城印コレクション | 攻城団 https://collection.kojodan.jp/gojyoin/item/1453

 判官というのは名前ではなく役職名と思われるのですが、他に見かけた覚えのあるのは源義経ぐらいで、九郎判官になっていたという記憶です。

中世はじめ頃より使われ始めた判官の職を帯びる者の通称。五位の位階にあるものを特に大夫判官(たいふはんがん/たいふほうがん/たいふのほうがん)という。
九郎判官(くろう ほうがん)- 源義経のこと。左衛門尉だったことから。九郎は輩行名で源義朝の九男だったことによる。古来この義経に限って「ほうがん」と読んでいたが、近年では「はんがん」も通用している。
判官贔屓 - 上記が語源。

- 判官 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A4%E5%AE%98

 通常は「はんがん」と呼び、源義経に限って「ほうがん」というのは初めて知りましたが、やはり「判官贔屓」とあります。

 工藤会トップの死刑判決場合、この「判官贔屓」とは真逆のベクトルが作用しているとも思えるのですが、弁護士の主張というのも伝わってこなかったという印象です。

新潮社のPR誌「波」では、上智大学の奥山俊宏先生が書評を書かれています。

 まあ奥山先生は「工藤會がここまで悪くなったのは、放置していた警察や検察の責任もある」的なニュアンスで評されていますが、そもそも工藤會って、そこまで悪いのかなというのが私なんかにはありますね。

 たとえば野村総裁と田上会長の裁判の事件も相当古いですよ。本当のワルなら事件なんかいくらでもあるでしょうに、いっぺん裁判が終わっているのまで出してくるのは、どういうことなんでしょうか?

 工藤會の皆様がいい人とは言いませんが、「こんなに悪い集団はない」というアピールのわりに、裁判はしょぼい印象しかないです。

- 工藤會の「死刑判決」を元極妻が解説! 弁護団解任と『工藤會事件』著者のインタビューから考える(2022/07/31 16:00)|サイゾーウーマン https://www.cyzowoman.com/2022/07/post_397451_1.html

 次の引用部分が気になって調べてみましたが、読み返して週刊誌に手記の連載とあることに気が付きました。

弁護団にも不満はあったはず。法廷での両被告の威嚇ともとれる不規則発言も、弁護士としては頭が痛かったでしょう。裁判官の心証が相当悪くなりますから。野村被告は週刊誌に自身の主張を手記として連載していましたが、これも困惑していたと思います。あれだけ堅気に暴力を振るい殺害までしておいて、世論が工藤会の味方をするはずがない。警察を挑発するような記事を出せば、火に油を注ぐだけですから」



- 裁判長に「後悔するぞ」…工藤会総裁「弁護士全員解雇」戦慄の背景 | FRIDAYデジタル https://friday.kodansha.co.jp/article/253999

自分が一番驚かされたのは、工藤會組員による平成10年の元漁協組合長射殺事件。
この事件は、港湾整備工事への利権介入を断られた工藤會が引き起こした凶悪事件・・・と報じられてきたのだが、野村氏の手記によると、この射殺された組合長というのは、かつて草野一家組長の弟を刺殺した山口組系の暴力団員であったらしい。
もしこれが本当だとすると、この事件は「一般市民を標的にした卑劣な事件」というよりはむしろ「暴力団抗争」に近くなり、ガラリと様相が変わる。

- 野村悟被告の獄中手記 : 隠者の東屋 http://injya.blog.jp/archives/35956937.html

 判決文の要旨とあります。共謀の認定のようですが、死刑判決のニュースが出た頃、推認という言葉が判決への不服として、繰り返し出ていたようなことを思い出しました。

 判決の分量やページ数が知りたいところですが、検索すると上記の産経ニュースが出てきました。

 ページタイトルのテキストを張り付けたときに、朝日新聞デジタルに気が付きました。

 公判日程が第1回の2019年10月23日から第61回の2021年3月11日と記載されています。

 しばらく前に、このような事件や刑事裁判の全体像を伝えるWebサイトを探したのですが、余り参考になるページは見つかりませんでした。このページも参考になる点はありますが、記事の一覧で見出しだけをみても、全体的な内容のつかみづらさを感じました。

 たしか西日本新聞の大崎事件の特集記事があり、そちらがわかりやすさもあったのですが、その後、有料記事になっていたような記憶です。


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