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ワクワクドキドキが戻ってきた!

ハーブとの本格的な出会いは2011年の5月の終わり。
本当のハーブを見てみたい。それを育てている人と出会いたいと
思っていたところ、ある’ハーブ系’の本を開いたところ…
まさに私が会ってみたい人が2ページに渡り特集されていたのです。
場所は長野県、ハーブ園からは’甲斐駒ヶ岳’が眺めます…と
それだけで詳しい場所は書いてなかったのですが、直感で
この人に会ってみたい!!と思い、その思いが止まらなくなり
翌日、京都から長野へ車を走らせました。
行く直前にちょっとしたアクシデントがあり、いつも調子良く
走っていた車のエンジンがかからなく、近くの自動車修理の
おじさんのところへ行ったら…
’あんたとこ…お母さんが乗ったはる軽のワゴン車があるやろ〜
あれに乗って行ったらいいわ〜。長野まで大丈夫や!’
と言われたので小さな黄色の軽自動車を夢中で走らせ長野に向かいました。
心配なのでということで…母も付き添ってくれました。
ええ年して甘えたの私です(笑)フフフ…

とにかく東に向かう、向かうで途中何度もガソリンを入れ
名神高速道路を走り、中央道へと入り目的地へと近づいていったのです。
母が’ところで、あんた、場所わかるの?’と心配そうに言っていたましたが
’大丈夫!絶対に着く!’と根拠のない自信で答えていました。
心の中で、’神様〜私をそこに連れてってください’という
神様頼りのナビにお任せしていました。
未だもって分かりませんが、住所も定かでない
’甲斐駒ヶ岳’が眺めるという情報しかない場所へよく無事に到着したな〜と
思います。もうそこへ行かなければならないという思いとミッションが
そこへ導いてくれたのだと思います。

ようやくその場所に着いたのが遅い午後の4時頃。
おそる、おそるKさん(ハーブ園のオーナーの方)がお住まいになっているドアをトントンとノックしました。
ゆっくりとドアが開き、とても不審そうに見つめられていたのですが
’ハーブ園を見せて頂きたく京都から来ました!’などと熱く語ったところ
それでは少しだけ…という感じでハーブ園の前の辺りにある
レディースマントルが育つ場所を見せてくださいました。

レディースマントル

そばにいた母はとても植物に詳しいので、ハーブの他にその場所で育つ
植物の名前を次から次へとつぶやいているのを聞いたKさんが
とても気を良くされ、それなら’全部見せて上げる’という感じで
順々にご案内して頂きながらハーブ園全体を見せてくださいました。
340種類のハーブが生育していました。

ハーブ園

ご案内して頂きながら…
Kさんが’ハーブの世界’に入られたことをポツリポツリと話されました。
それは、こんなお話でした...
’30年前に体調を崩し、お薬を飲まなければ命はないよと言われた
のですが、お薬を飲まず、自分の力で治してみようと思ったのが
きっかけとなり、ハーブを育て、身体に取り入れるようになったの~。
あの時は命の保証はないと言われたけれど、こうやってこの年まで、
あの時から30年生きているので、ラッキだわ~’と
笑ってお話されていました。

Kさんはまた、フランスにも行かれ、薬草療法家モーリス・メッセゲさんに
会いに行かれ研修を受けられたそうです。’私がブレンドしたハーブティーを
メッセゲさんに上げたのよ~’と言われていました。

ちょっと落ち着いたところ…
Kさんが突然
’ところで、あなたここの場所をどうやって探したの?
よく本当に来れたわね~’と言われたのです。
改めてKさんにこの場所を探した経緯を簡単に説明して、
そして、声を大にして’とにかくKさんに会いたかった、この場所に
来たかったそれだけです。そして、神様!お願い!この場所に
私を連れて行ってください!このことだけを心の中で唱えながら
ここに来ました。突然お邪魔して本当にすみません’と言いました。
こんな私のアホな返答に、Kさんは声を出しておかしそうに笑っておられました。

帰る時におまけ、おまけ、これもおまけとハーブの苗を沢山頂き
また、おまけだからと、カモミールのお花を摘まさせて頂いたことを
今でも覚えています。

カモミール

Kさんとお別れする時、
’梅雨が明けるとまたお花が綺麗なので、その頃にまたいらっしゃい’
’私は誰でも彼でもこの農園の中に入れないのよ。でもあなた達
お二人は、植物のことがお好きそうなのを感じたからお入れしたこと
を覚えておいてね’と言われ...
その後、Kさんは私の真正面に立たれ、大きく目を開かれて
’あなた、ハーブのことをみんなにどんどん伝えていきなさい!’と言われました。

’はい。ありがとうございます。やっていきます’という
返事をするのが精一杯でした。Kさんの目力を見ていると、
何だかわからないのですが、涙がこぼれそうになったのです。
なつかしいような、初対面にもかかわらず別れることが
つらい気持ちになったのです。不思議です。
そんな私の気持ちは、Kさんに伝わっていたのか、
車が離れるまで、ずーっとずーっと見ていてくださいました。
私は心の中で’Kさん、私やっていきますよ!’と叫んでいました。

ほんの1時間程の時間でしたが、長い長い時間の様に思いました。
そんな中で、要点、要点をしっかりとお伝え頂き、
とても貴重な時間となりました。それは、本にも載っていない様な
心動かされることばかりでした。
Kさん、本当にありがとうございました。

話は、変わり…
その晩、訪れたお蕎麦屋さんでおもしろいことがあったのです。
何てことはないのですが、最初座っていた椅子が少し
居心地が悪かったので、場所を変えると...
ふと目に入ったものは...
こんなことでした...
’本気ですることは大抵叶う。
本気ですることはおもしろい。
本気ならば助けてくれる人が現れる。’

これって私へのメッセージ?
と思いながら、’神様、私、本気ですよ!’と答えていました。

とこんな感じで…
今朝、亡きKさん(7年前に他界されました)のこと、その時の不思議な体験などを思い出し、随分前に訪れたKさんのハーブ園でのことを綴ってみたくなり
今日のブログに書いてみました。

さてさて…
そんなKさんから伝授していただいた’ハーブ’のことをきちんと
記録しておきたいのと、その後開いた’ハーブ講座’の数々を
まとめておきたいと思い、Hiro' ハーバルノートを始めました。

まだ2話ですが、Hiro's ハーバルノートをnoteに書いていると
あの時の気持ちに戻り、ワクワクドキドキしてきます。
この気持ち取り戻し、またワクワクドキドキしながら
ハーブのこといろんなことを感じてみたいとココロの底から思いました。
Kさん、ありがとうございます。ハーブのこと綴っていきますね〜。
皆様もどうぞ’Hiro's ハーバルノート’へ訪れてみてください。

Living with herbs forever
Hiro


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hiro
応援ありがとうございます!これからも楽しく綴っていきます!