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StableDiffusion産まれのAIイラストなら、容易にアウトペインティング出来る説を検証

前回までのあらすじ

キャラクターの全身の絵が欲しかったので、アウトペインティングという技術を見つけて試すも、中途半端な結果に終わってしまった。

StableDiffusion産まれではないAIイラストだから、
上手くいかなかったという結論に至る。

※前回の記事に、StableDiffusion産まれかどうかは関係ないというアドバイスのコメントを頂く前に試した内容です。勿体ないので記事にしております。

今回の内容

  1. レティをStableDiffusionで産み出す

  2. アウトペインティングする

レティをStableDiffusionで産み出す

レティ誕生

中学2年生ぐらいのリアル指向なレティになりましたが、
無事に産まれてくれました。

おそらく、detailedって書いたからだと思います。

detailed,
octopass traveler,
x
She has deep, piercing eyes that seem to see through everything, calm and brown.

プロンプト内の「×」ってどういう意味なんでしょうか。
なんとなくは分かりますが、はっきりとは分からず…

ちなみに、オクトパストラベラーというワードに意地を張っている場合ではないので、断腸の思いで使いました。

初回、腰まで

最初は齟齬が出にくそうだったので、一気に256px行きました。

腕がムキムキちっくでとてもイメージ通りで良かったので、
以降はmuscleというプロンプトを追加しています。

2回目、腰まわり

この辺りから既に難しくなってきましたので、128pxにしています。

手が大きくてとてもいいですね。
しかし、服の整合性が合わなくなってきています。

3回目、ふともも

更に難しかったです。
ナイスバディのお姉さんが太ももの代わりに出現する回数が増えました。

プロンプトに「Thighs」(ふともも)と入力すると、
太もも出現確率が上がり無事フィニッシュ。

相変わらず服の整合性がキツイですが、前に進むことに。

4,5回目、ふともも

難しすぎました。人体が見えてると整合性が取りにくいです。
ピクセル数をかなり落としています。

太ももの続き

太ももと肘のエリア

6回目、膝まわり

足長すぎね?と薄々気づきながらも、許容範囲ないとしつつ膝の生成を急ぎます。

「knees」(膝)と追加したら、書いてくれる確立が上がりました。

おお!膝だ!!
やった!しかし、とても特殊なブーツを履いているようです。

7回目、膝下

「膝下周り」などと書いていました。
やはり人体が露出していないと楽ですね。

ふと全体を見ると…

キャラ設定的には、戦闘才女なのでアリな体型ですが、
流石に長過ぎるか…?

8回目、膝下続き

意外と簡単でした。
新しい女性が映り込んでいますが、後で消すので問題有りません。

9回目、足!ラスト!

向こう脛、足回り、ふくらはぎ、足首、と試すも玉砕。
最後にたどり着いたのは、「ブーツ」でした。

一旦、骨折している様子をご覧いただきます。

いででっ!

冗談はさておき、完成しました。

全体をみやすくしてみました。
腰と太ももが細いですね…足が長いことよりもそっちが気になりますが、思ったより上手に出来たので、及第点ではあります。

折角なので、最近覚えたGIFにしてみました。

結論

StableDiffusion産まれかどうかは、直接の原因ではなかった。
私の技術力の問題でした。

まとめというか、所感

そもそも最初から全身を描くべきだと再度感じたが、私のプロンプト技術だとプロンプトが長いほど崩壊しやすくなるので、一番大事な顔だけ書いて拡張したくなってしまった結果が今の私です。

もし、アウトペインティングのことだけ考えるなら、体の構造を隠してくれる服装にした方が簡単そう。

しかし、このやり方だとツギハギをなくして、それっぽくしてくれる機能を探す必要がある

付け焼き刃というか、急がば急げ状態になっているので、StableDiffusionやプロンプトについて基礎知識をつけようと思いました。

また、言葉を正しく覚えるのと正しく使うことの大切さを再認識し、骨身に染みました。

まとめのまとめ

イラストレータの方々の凄さをヒシヒシと感じました。


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