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モヤモヤ感は悪くない

今年はホームグランドのニューヨークで3週間も過ごせて、元気をもらって日本に帰ってきたので、この先右肩上がりしかないと思っていたら、ゴールデンウィーク明けから

モヤモヤ

お世話になっている経営者の男性知人にいつ線は引くの?
つまり、いつ辞めるのか。

3期目を終えたお香事業はまだ認知フェーズで売上はあるものの赤です。

会社員をしていると、自分の事業は副業(趣味の延長線上)と見られがち。現にお香事業の打ち合わせで、お会いする方々も会社員をしているとわかると副業なんですね、と。会社員をしていることを話さなければいいのでは、との意見もあるかもですが、全てをひっくるめて私なわけで。

とはいえ、前述した知人は黒字ではないビジネスはビジネスではないとも発言されていました。最近読んだ著書にも起業家が一本に絞れないのは本気度が足りない、だから成功しないとも。一年前には別の方にも同じようなことを言われた記憶が。

そう見られても仕方がないのだろうか?

本気度で言えば、どちらも本気。どちらかが疎かになれば、もう一方が責められる。

ちなみに男性の知人はいつお香事業から手を引くのか。で、一年前の方はいつ会社員を辞めるのか、です。同じ「辞める」でも、後者の反応が多いので、前者のコメントにショックを受けたことは否めません。

一般に、副業の延長には起業があって、起業のゴールは独立、つまり会社員を卒業するパターンが多い傾向にあります。

この独立という表現もしっくりこないし、お香事業を始める以前に香り事業を起こして、その間にも何度も会社員としても転職しているので、一般の意見を軸に質問されてくると戸惑ってしまいます。だからモヤモヤ。

辞めない理由

お香屋さんを辞めない理由。

1000年前に誕生した「日本の香り」を次の1000年につなげる

と言うミッションがあるから。これにつきます。

会社員を辞めない理由は2つ。

  1. お香屋さん一本では生活ができない w  

    切実ですね。
    では、お香屋さんが潤ったら、辞めるのか?

    多くの起業家は兼業・副業で事業をスモールスケールではじめ、軌道に乗ったら独立。なかには起業が目標で、会社員はそれまでの繋ぎの方が多いのでは。

    私の周りにもいますが、人間関係などの課題で会社員で離れることになり、起業はビジョンにはなかったのに、自分で始めたら生活ができている尊敬する方々。

    "機能的"な部分では会社員であるメリットがあるのです。

  2. 会社員として充実している

    だったら、一本にすればいいじゃないですか?
    お給料をお香事業にまわさず、もっとゆとりのある生活できるじゃないですか?
    そうですよね。

    ITという業界はおそらく一番わかりやすくイノベーションが走っているかと思います。私の仕事は技術職ではなく、IT商品やサービスをお届けする人材にチームに加わってもらう First Touch Point を用意する仕事です。

    ラージサイズの会社勤めは関わる人が多いから、自分でコントロールしやすい事業より複雑化することもある。その分ストレスも増えると思います。

    辞めたいと思う時、ありますよ。
    でもね、

    以前勤務していた広告業界、人材業界、化学メーカーなどでも感じたことですが、多くの方々と関わることで、パースペクティブは偏らない、自分では気づかない新しい観点でモノゴトを捉えるきっかけ、特に何かを成し遂げたときに共感する相手がいます。

    ”感情的”な部分でも会社員であるメリットがあるのです。

じゃあ、会社員だけでもいいのでは?
やはり、お香屋さんを辞めない理由に戻るのです。
と常に行ったり来たり、in-between です。

今でこそ、一度独立した方が会社員復帰することも珍しくはないし、自業の経営やフリーランスの方で複数のお仕事をされている方も多いなか、同時に会社員も事業経営も両立している人材がいてもいいのでは?

会社員を続けていて良かったなと感じた最近の例ですが、現在メンターをしている女性コミュニティ CAREhER のメンバーには会社員をしている女性たちも方が多くいます。会社員をしているから理解してあげられる時間などの制限や組織でのキャリア構築、海外で挑戦してみたい女性には自分の20+年の海外社会人生活や現職で所属するグローバルチームでの経験、起業したい女性たちには起業家の孤独感、と会社員と起業家を行ったり来たりしながら、より多くの女性に共感できるコトがあります。

二足のわらじ、三足のわらじ、で良かったと「ハッ」と気づき、スッキリしました。

「モヤッ」とした感覚がある時に、「ハッ」と気づきスッキリする感覚がある時は、正しい答えを受け取れている時が多いと先日購読しているブロガーの方が書いていました。

結論、

やっぱり今のままでいい。

誰に何を言われようと所詮自分の人生なので。

本日もお読みいただきありがとうございました。

Have a Scentful Day!


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プロデュースしている1000年前に誕生した香りです。
ぜひお試しください ✨


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Hiro Nakayama l お香プロデューサー
お読みいただきありがとうございます!香り(嗅覚)の世界は徐々に注目を集め始めていますが、まだ多くの方々には未知の領域です。試行錯誤中ですが、スキをクリックしてくださったり、シェア・コメントなどいただけたらとても嬉しいです。