前の旦那さん
Paris 2024 Olympics の開会式は見なかったのだけど、多くの方が SNS に
多様性が素晴らしかったと投稿している一方、フランスで暮らす友人たちのコメントを読んでいると批判の声もあったり。
そんなコメントから思い出されるのが前の旦那さん。
前の旦那さんって書くと、今の旦那さんはいるのかってなって、前の旦那さんって表現は合っているのか悩みます。どうやら元夫が正しいらしい。
それは置いといて、彼はオリンピック選手(候補)だったらしいんですよ。
私が彼に出会うずぅっと前の出来事だけど。
ただ、お国の事情、というよりお国同士の事情で彼が代表となる国はオリンピックをボイコットしました。代表に任命されていたというお手紙を見せてもらったことがあります。
参加していたら彼の人生も大きく変わっていたんだろうな。
私はオリンピックの試合を率先して見るタイプではなく、ニュースで結果を耳にするくらいですが、国籍単位ではなく出場する選手は2パターンあるようです。
アジア人初のオスカー女優 Michelle Yeoh も応援を促している難民選手団平和と人道主義を掲げる国際的なスポーツイベントの理念のもと、難民選手団は設立されたそうです。
そして、
国を代表しない個人資格の中立選手
政治的な理由などにより、国単位での参加が制限された選手の個人での参加が認められるケースもあります。
国単位の参加が定着した理由は、19世紀後半から20世紀にかけて高まったナショナリズムの台頭により、オリンピックが各国の威信をかけて競うイベントとなりました。
オリンピックの主役は選手か国家か?
連日のオリンピックのニュースでも、自分の国のメダルの数、自分の国を代表する選手の活躍が放送されます。どちらかというと、他の国の選手も含め、スポーツという戦いで活躍した選手にフォーカスして欲しいと思うのは私だけでしょうか?
まぁ、今はSNSもあるし、いくらでも他所の国のメダルの数も選手の活躍も調べればわかるんだけどね。
前の旦那さんの時代に、国を代表しない個人資格の中立選手として参加が認められていたかは不明ですが、自分のコントロールのできないところでOlympianになる機会が、それまで努力していた成果を試す機会がもぎ取られた選手が今もいることをどれくらいの方々が認識しているのでしょうか。
昨日の友人との会話で、世界中の人々が(ほぼ)同じ方向を向いて闘った新型コロナウイルスを経験しても、まだ戦争が終わらない世の中を憂うのでした。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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