
【トラベル】プレゼンテ―ション in NYC
こんにちは。香りのコミュニケーターHIROです。
毎年4月の最後の週末、または5月の最初の週末にNYで開催されるSniffapalooza Spring Flingに一年ぶりにプレゼンターとして参加しました。
Sniffapaloozaとは世界中に約50,000人以上のメンバーを有する香り好きが集まるコミュニティーです。
毎年、年に2回春と秋に週末をかけておよそ150名ほどの香りの愛好家や業界関係者が参加する10年以上続いている、香り好きなら知る人ぞ知るイベントです。
私が参加し始めた2008年は土曜日、日曜日「だけ」のイベントでしたが、いつからか金曜日に前夜祭があり、土曜日から本番。週末だけで、何種類の香りを嗅ぐのやらというとーってもインテンシブな香りのイベントです。
午前中と午後はデパートやブティックなどをまわり、ランチに合わせてプレゼンテーションがあります。土曜日と日曜日の違いは、アップタウンを回るか、ダウンタウンを回るか。毎年、土曜日がアップタウンで日曜日がダウンタウンです。
ただブティックを回るだけなら、個人でもできるのですが、特典がいっぱい。10-30%オフになる商品もあり、調香師やクリエーターに会える機会も沢山です。2008年だったか2009年だったか定かではないですが、今やスーパースターのFrancis Kurkdijian本人とお会いしました。寡黙な方という印象がありましたが、最近お仕事でご一緒することがあり、寡黙という印象はなく10年経つと人は変わのねと思いました。
今でこそECで遠くで暮らしていても欲しい香水がいつでも購入できる世の中になりましたが、以前はこのイベントだけでBergdorf Goodmanは1000万円相当を売り上げるという経済効果がありました。
今年は回ったリテールは
Bergdorf Goodman、Penhaligons、Saks Fifth Avenue、私もかつてはFAをしていたBloomingdales、Diptyque、Atelier Cologne、By Kilian、Editions de Parfums Frederic Malle、Creed Boutique Madison、Goutal Paris、Malin + Goetz、Le Labo、Cire Trudon、NEST Fragrances、Olfactory、D.S. & Durga、Perfumarie、Harney & Sons Fine Teasとブランドとリテールのコンビネーションです。多くのブランドが日本では伊勢丹新宿店などに入っているので、耳にしたこともあるかもしれません。Bergdorf Goodmanでは、通常の開店時間よりも早く店内に入ることができ、以前は特別なお部屋で朝食をとりながらプレゼンを聞くことができましたが、今では各ブランドがそれぞれのカウンターで新作を紹介するようです。各店舗では、ディスカウントだけでなく、シャンペンやデザートのサービス、ギフトなどが用意されています。
私たちTeam Feliciaはランチだけの参加でしたが、香りのツアーの様子がThe Washington Postに掲載されています。
1日目のプレゼンター
1) Mona Maine de Biran - Kierin NYC
2) Hugo Denoyelle - Sourire de France
3) Miriam Carothers - Perfumery-Inspired Artist
4) Linhart NYC - Dental Care Products
5) Bart Schmidt and Karen Dubin - H2H by Damien Escobar
6) Mark Crames - Demeter Fragrance Library
7) Hiro Nakayama - Project Felicia
8) Stephen Dirkes - Euphorium Brooklyn
2日目のプレゼンター
1) MC - David Ecker - Clive Christian
2) Marcy Fisher - A*Scent
3) Michael Simpson - OK Fine Fragrances
4) Irina Adam - Phoenix Botanicals https://www.phoenixbotanicals.com/
5) Stephen Dirkes - Euphorium Brooklyn
自分がプレゼンする日だけの参加でしたので、2日目のプレゼンターのお話は聞いていないのですが、A*ScentのMarcy FisherはTeam Feliciaのデザイナーの元上司。Phoenix BotanicalsのIrina Adamは私たちが展示した和精油の一つ、鎌倉杉にかなり興味を持ってくれました。プレゼンターを見ても、皆さんの知っている香水ブランドではないかと思います。アメリカには無数(?)のニッチブランドが存在します。そのようなアメリカでの香りの事情を、今週末、5月26日に「アメリカはなぜニッチブランドが生まれやすいか?」をテーマにプレゼンする機会をいただきました。
ところで、このイベントに参加すると、たくさんのサンプルが入ったギフトバックがもらえます。
実はまだ、その中身をひとつずつ確認できていないのですが、こんな感じです。
4月23日の夜ニューヨークに到着して、25日にはサンプルを届けなければいけなかったので、時差ボケをフル活用して寝ずにアセンブルした100個のサンプルはこちら。
やっと時差ボケも治ったのですが、まだまだ疲れが取れない年齢になってきたと実感する今日この頃です。
今年秋のSniffapalooza Fall Ball、来年のSniffapalooza Spring Flingへの参加をご希望の方、Project Feliciaのコンタクトよりご連絡ください。
今日も香り満ち溢れる素敵な一日を!
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