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ボールドビダー系 確立について

こんにちはNoiaです。今回は、ボールドビダー系(1973年スタート)の確立を解説していきます。
ボールドビダーは米国で人気のボールドルーラー系に属しており、確立することでSP系を失うのが非常に痛いです。
一方で史実馬のみで確立可能かつ、所有する牡馬が強力無比なので容易く高額種牡馬入りすることが出来ます。そのため、他の確立と並行して行うこともできますし、米国以外であれば尚更です。
難易度は最高で各種エディットは無しですが、観戦補助は必須。なお、世界2%による確立となっています。

汎用性が高いSP系を失い因子も1つだけなのが寂しい

ボールドビダーとは

1960年代を代表する歴史的な大種牡馬ボールドルーラーを父に持つボールドビダーは現役時代、G1ストラブS勝ちなどはあるものの競争成績に目を見張るものはなく、むしろ種牡馬入りしてから本領を発揮しました。
ステークスウィナーは53頭にも上り、キャノネイドとスぺクタキュラービッドという2頭のケンタッキーダービー馬を輩出したのは最大の功績といえるでしょう。
なかでも、後者は米国競馬界のまさしく黄金時代であった70年代を締めくくるに相応しい怪物であり"70年代最後の大物"の異名通りの凄まじいまでの強さをみせました。
なお、この歴史的名馬の陰に隠れがちですが仏国の重賞勝ちがあるオランテのラインからはマキバサイクロンなどが出ており、総じてボールドビダー自身は日本とも縁のある種牡馬です。
しかし、最高傑作であったスペクタキュラービットが種牡馬として大失敗(史上最高額のシンジゲートが組まれたものの産駒のG1馬は僅か1頭)するなどした結果、現在ではその父系は途絶えています。

ゲーム開始前の事前準備

所有出来ない場合は自家生産でサポートも視野に。

所有する最初の産駒は76年産なので大分先になります。そのため、特に焦る必要はないのですが…実はスペクタキュラービットを所有するか否かで話しが変わってくることに。
というのも、所有しない場合は満額種牡馬入りがほぼ確定+何年にも渡って"無双"し続けてボールドビダーの種付け料も伸ばしてくれる切り札を失うことになります。
しかし、彼を手に入れるためには"虹のお守り"が必要になるのですが、初回プレイだとまず不可能。以上のことから、このためだけにでも引き継ぎデータを用意することを推奨します。

猶予は1973~1990年までの17年間

ボールドビダー自身は82年末に引退してしまうのでプライベート種牡馬として繋養しておきましょう。その後も長期間に渡って確立猶予がありますが、大物産駒(牡馬)は70年代中盤に集中しているので、なるべく早く確立したいところ。

史実産駒が恐ろしく強い

説明不要。ノーコメントとはまさにこのこと。暴れてください以上。
76年産。とんでもなく強い。そもそもの基礎ステが高く手薄な米国芝路線。育つ条件しかない。
77年産。同上。ディケンズヒルと路線を分けて仲良く芝を蹂躙。彼が引退後は独壇場。
唯一天敵となるスルーオゴールドを何とかすれば敵無し。

ウイポ10になってから実装された史実調教。過去作の絆コマンドによる調教と違い、伸ばしたい能力に対して確実にアプローチできるのが最大のメリットです。その際、大成功ボーナスに目が眩んで"毎回"違う調教を選びたくなる気持ちも分かります。しかし、脚質とダート馬であればパワーは最重要なので、基本的に伸ばしたい部分はクールダウン(4週)が完了次第、徹底的に取り組むことをおススメします。
特に5週ある月(3,5,10)は同一馬に2回の連続した史実調教が行えるので弱点(長所)を一気に伸ばすチャンスです。そうして効率よく鍛えればレースにも勝ち、それでまた成長….即ち"スノーボール"していき無双に繋がります。
また、ハードに調教を行うと疲労も溜まりますが、ウォーキングマシン2段階建設で放牧(疲労回復)効果が向上し大きなシナジーを得られるので、早めに建設しておきましょう。

史実調教のTIPS

84年末に系統確立条件をクリア

総種付け料は1億円前後(ボールドビダーは1600万)です。

確立次点では、ロードザキャノンズという牡馬がまだ現役で、リミットまでには85年産のマキバサイクロンが種牡馬入りに間に合います。
いずれにせよ、全時代を通して大量の牡馬が登場するわけではないので少数精鋭寄りの史実馬構成になっています。ただし、精鋭度合いが桁違いです。

終わりに

その圧倒的な強さを前に現役最後のレースでは回避馬が続出。前代未聞の"単走"レースに。

今回ボールドビダーを確立したかったのは、確立にあたりスペクタキュラービットという栄光の時代のエンディングに相応しいスーパーホースが日の目を見ることが出来るからです。
ところで、何故1970年代の米国競馬シーンが何故黄金期だったのか?それは、歴史的名馬が一気に登場したからです。少し長くなりますが、例を挙げるとアファームド、シアトルスルー、セクレタリアトの3冠馬が3頭。米国産まれでありながら欧州でG1を10勝したあの名牝ダリア。史上最強騙馬とも言われる3年連続年度代表馬という偉業を達成したフォアゴー。
まだまだいます、2023年現在これが最後となっているマッチレースにて散った世代最強の名牝ラフィアンに、シアトルスルーとアファームドをまとめて倒したエクセラー。そして、アファームド最大のライバルであったお馴染みアリダーと、種牡馬として世界的成功を収めたミスタープロスペクター…などなど。
まさしく枚挙に暇がない名馬が登場したとんでもない時代の最後を飾るに相応しい最強馬。それがスペクタキュラービットでした。
30戦26勝(G1 13勝)の凄い成績は勿論のこと、コースレコード更新は実に7度。ついたあだ名は『70年代最後の大物』『10ハロンまでなら史上最強』などと賛辞されあのセクレタリアトとどっちが強いか頻繁に議論になる程で、後に権威あるブラッド・ホース誌の20世紀米国名馬100選においても第10位(アファームドでさえ12位)に輝いたのも頷けますね。
余談ですが、引退レースで文字通り独壇場となる2人きりで悠々と走った主戦のシューメーカー騎手は、スペクタキュラービットが死去した4か月後に後を追うように旅立っていきました。

終わりに

次回も何か系統確立系をやるかもしれませんが、基本的に淡々とやってるプレイヤーなので機会があれば!っていう感じです。近作の総プレイ時間は凄まじいことになっているように、かなり詳しい部類だと思うので色々お役立ち情報を発信できればいいなとは思っています。ただ、こういうのは他の方もやっている関係上、今回のように誰もやってなかった情報周りを気が向いたら…っていうことでまた次回!

普段はSteam版でプレイしているのでPC版ベースで解説しております。フレンド申請などもご自由にどうぞ :)

https://steamcommunity.com/profiles/76561198214358489

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