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S1Rの使い始めて感じたこと
2023の桜の時期にLUMIXのDC-S1 を購入して1年。
ある程度の操作にも慣れ、堅牢な質感と画質は非常に気に入った。
レンズはSIGMAのArtラインをメインに数本揃えて運用している。
ちなみに私の作品ジャンルは風景(Landscape)がメインになるため、S1に使い慣れてくると、かねてより風景写真家から好評だったS1Rの描写が気になり始めた。
S1RはS1と同様に2019年発売という5年前のカメラで、当時は色々と騒がれていたものの、そもそものコンセプトがプロフェッショナル向けであったこともあって、重量やサイズは一眼レフ並みとなる。
ただ、5年前のモデルとはいえ、数を売るためというよりも他メーカーより後発ながら、プロが使える画質と品質を追求して開発されている。
スチル画質のランキングで有名なSensors Database - DXOMARKのセンサースコアランキングでは、2022年1月までライカM11と同列で1位。2024年でも複数のメーカーに並ばれてはいるものの、いまだに他メーカーの高画素新型機と比肩していることが、自身の作品品質にも活かせるのではないかと、導入してみることにしてみた。
望遠レンズでネイチャージャンルを撮影する際、クロップ耐性強化など高画素機ならではの利点もある。
今年の春になって、6000万画素35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載したライカSL3(110万円)が登場したこともあって、最近はS1Rの後継機の噂もある。
そのため、今購入せず待つべきという意見もあるが、おそらく昨今の物価上昇により、価格は50万はするのではと想定。
まあ、プロでもない田舎のノンプロ写真家の私が、流石にすぐ新型機を購入できる余裕はないので、そこそこ手に入れやすい価格となったS1Rとなった訳である。
S1Rは先にあげたプロ向けということで、シャッター耐久は40万ショットを謳っており、買い換えとなるまでには十分使用できるはずという計算だ。
実際に使ってみたところ、暗所ノイズはS1に劣るものの、想像以上に階調表現が繊細で美しい。ダイナミックレンジにも余裕があり、被写体の質感を失うことなく、自身の光の表現を追求できるのは、ファインアート系の風景写真で作品を手掛ける上には、本当に良い相棒になるだろうと思う。
しかし、Full frameカメラを使い始めて2年目になるが、皆さんは5年前からこんな機材を使っていたのだと考えると、我ながらよく戦っていたのだと感じる反面、古いマイクロフォーサーズでも使いこなせば、十分に戦力になると実感した。
そういう意味では、私はOMのカメラに鍛えられたとも言えるのかな。
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