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Lマウントの望遠レンズを考える

LUMIX S1を使い始めて、早いもので1年が経過した。
S1は大柄なボディではあるが、握り込んだ際の安定感は抜群で、広角、標準レンズであれば撮影時に重すぎると感じることは少ない。

現在使用しているレンズは純正のS24-105mm F4のほか、主力レンズとして使用しているSIGMA ArtシリーズでF2.8通しの広角ズーム12-24mmと、標準ズーム24-70mmの2本がある。

私は更にその後に、超望遠撮影用としてSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports を加えた為、一応は超広角12mmから超望遠の600mmをカバーできる布陣となった。

150-600mm F5-6.3 DG DN OS | Sports クロップで撮影したウグイス

150-600mmはレフ機時代の同焦点距離の超望遠レンズに比べ、ひとまわりコンパクトかつ軽量になっており、手持ちで撮影を楽しむこともできる。
とはいえ、2,100gなのでそれなりに重く、撮影時以外の荷物としての重さは一気に増加する。

ただでさえ大きく重いフルサイズボディLUMIX S1(1,017g)に、SIGMA Artをシリーズ2本12-24mm(795g)、24-70mm(835g)。
トドメに150-600mm(2,100g)をカメラバッグ3kgに入れる。
更に三脚2kg、Lプレート、予備バッテリー、フィルタ類、雨具、水、携行食で軽く13〜15kg近くとなる。

本気のフィールド撮影ならともかく、普段使いやバイクでツーリングに常備するのは流石に厳しい傾向があった。

そのため、通常は軽量化重視でマイクロフォーサーズのE-M1markIIに12-40mmF2.8やGM1と15mmF1.7 を持つことが多い。
バイクで本格的に撮影したい際には、S24-105mm F4か24-70mmに広角の12-24mmを加えた形で望遠はE-M1markIIに40-150mm F2.8を装備してトップケースに入れている。

そこで通常の超望遠が必要でない場合の組み合わせとして、望遠ズームの追加を検討したのだが、意外と選択肢が多く、まだ考えがまとまっていない。

概ね選択肢としては上記のようになっている。
重量が重い方から
S PRO 70-200mm F2.8 (1,570g)
SIGMA 70-200mm F2.8 sport (1,345g)
S PRO 70-200mm F4 (985g)
S 70-300mm F4.5-5.6(790g)
ちなみに画質と値段も基本的に同じ順番となる。

これ以外で望遠となると単焦点マクロの
SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO Art (715g)に
シグマのテレコン×2のTC-2011(205g)と×1.4のTC-1411(175g)を加えるという方法もある。

多くのシーンに対する対応力優先であれば、F2.8ズームの2種ではあるが、150-600mmほどでないが大きく重い。いずれは欲しいとはいえ、使用頻度から言うとF4が妥当と思われる。

ただ、表現優先ならマクロレンズであるSIGMA105mm F2.8 ArtにTC-1411かTC-2011も面白い気がする。何しろこのレンズはレビューサイトなどを見る限り、本来のマクロ撮影はもちろん、ポートレートから風景まで対応できる画質があり、望遠を考えず単体でも欲しいレンズであるからだ。

更にこのテレコンは、すでに所有している150-600mmに組み合わせることで、超望遠域を拡張できる他、ファームアップでライカの望遠レンズにも対応する。
もちろんいつか70-200mmを購入する際、シグマを選択するならそちらにも対応できる。
(LUMIXのレンズに対応しないのが残念な部分ではあるが…)

24-70mm、105mm のF2.8Artの2本と、テレコンと言う組み合わせなら、山やツーリングなどでも軽量で野草などの撮影でも活用できそうな焦点距離である。

これはなんとも悩ましいところだ。

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