海女さんから学びたいと思った日 11 牛嶋浩美 2021年1月12日 17:07 伊勢市クリエイターズワーケーションの滞在中 無意識に足が向いたのが海女小屋だった 5000年前から変わらぬ手法で海の恵みを神事のように大切にしてきた文化 その生活風景を見たかった 海女の女性は元気で 海産物を軒先で売りながら 小さな子供たちに食事をさせている風景をみながら たくましさで清々しい気持ちになった 売っているのは 新鮮そうな海産物 観光客がバスを乗り継ぎやってくる理由は 海女さんの文化がつくりだした風土なのだろう そして 海女さんたちから信仰のあつい神明神社があり おいしさんといわれている 長寿のご利益の椎木 自然がここでは神様 おいしさんというのは女性の願いだけを叶える石のことで 海女さんとの関係の強さを感じた 石神様には玉依姫がまつられている ウガヤフキアエズと結婚し 神武天皇の母になった方 その神話も気になった この地に 橘が大切に育てられていた 国常立命が日本中に植えたという果物だ とにかく 伊勢神宮に奉納する鮑をとるのも海女の役割だったという 古代から脈々と受け継がれているものに心を奪われた この地をもっと知りたい そう思った 海女小屋は海の浜辺にたっている 9時から11時まで海に潜り お昼から一般の人に獲れた貝などを焼いてくれる 海女小屋に炭を入れるのは11時 1時間で炭がちょうどよくなる ふだん見ないくらいの大きな貝を海女さんが焼いてくれる 手際が良く 堂々としていて 思いやりがあり 本音で語る 海女さんたちは一人一人個性がある 70歳でも20代でも平等 自分のやり方をもちながら 協力する海女さんたち メンタルの強さ 腹のすわり具合 とにかく 女性の本来持っている力を使って生きている感じが伝った お酒でも頼んだ方が良いかきいたら 無理にすすめず 美味しいお茶をいれてくれた 焼いている間に意気投合した 味は最高 エネルギーいっぱいの海の幸 あんたに似た人が近所にいるよ そんな話をしてくれながら 海女さんたちとなかよくなった いつか 海女さん体験がしたい そんな想いを強く持って帰ってきました いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #写真 #クリエイターズワーケーション #牛嶋浩美 #伊勢ワーケーション 11