【Q988:乾燥肌で困っています。セラミド入り化粧品などがおすすめですか?】
【Q988:乾燥肌で困っています。セラミド入り化粧品などがおすすめですか?】
A:お肌の乾燥に悩んでいて、
何か良い化粧品はないかと
探す女性が多いですよね。
雑誌やTVで
”セラミド入り化粧品が乾燥を防ぐ”と
さかんにコマーシャルをしているので
どのセラミド入り化粧品を買ったらよいですか?
との、質問もちらほら。。。
「そんなものは買うのはおよしなさい!」
とお答えしているわけですが。。。
では、何故セラミド入り化粧品がもてはやされ、
そして、何故わたしはダメだと言っているのか。
まず、人間の皮膚のバリア機能を形成している
大事な物質のひとつは「セラミド」です。
セラミドは人間の皮膚が
作り出すものです。
セラミドが足りなくなると
お肌に水分を保持する力が弱くなり、
乾燥肌を招きます。
セラミドにも多種類がありますが、
アトピー性皮膚炎の方のお肌は
数種類のセラミド合成力が弱いことがわかっています。
そこで、化粧品にセラミドを配合して
皮膚に浸透させれば
お肌が保湿されるのではと、
セラミド入りの化粧品が開発されたわけです。
化粧品に配合するセラミドは
大きく4つに分類されます。
天然セラミド(動物由来)
植物性セラミド(植物由来)
バイオセラミド(ヒト型セラミドとも言う)
合成セラミド(疑似セラミドとも言う)
様々な化粧品に
配合されていますが、
重要なのはセラミドは水には溶けない。
そして油にも溶けにくい。
ですから、化粧品に配合しようとするときに
合成界面活性剤が必要となります。
セラミドを皮膚に浸透させるために
お肌の構造を壊すことになるのです。
最近はヒト型セラミドが
ナノ化されています。
皮膚の間隙より小さい粒子のセラミドを
化粧品に配合して
皮膚の深い部分に
届けようということです。
ナノ化された人為的に作られたセラミドは
皮膚から浸透し、
はたして人間のセラミドを同じ働きを
するのでしょうか?
どんどん深くまで達し、
血液中に取り込まれ、
体のあちこちに運ばれ、
さまざまな悪さをする可能性も
否定できないのでは?
お肌の乾燥を防ぐには
化粧品でセラミドを入れ込もうとするのではなく、
普段の生活で皮膚のバリア機能を
壊さないようにし、
セラミドを自らの皮膚が
作り出しやすくすることです。
セラミドを作り出す食べ物は
緑黄色野菜と黒い食べ物。
黒い食べ物とは
こんにゃく、黒豆、ゴボウ、ごま等です。
そして、酵素を無駄使いする
ジャンキーなものを食べない。
お肌の乾燥に悩んでいる方は
安易に化粧品に頼ろうとせず、
お肌を壊す生活をしていないか、
食生活はきちんとしているかを
振り返ってみましょうね♪
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