旅忘録.3~和歌山①~
奈良から三重に移動した後は、一人旅から二人旅へ。
三重でぽめじゅんちゃん(https://note.com/pomejun853)と合流して、和歌山へと向かいました。
和歌山でも私達がご挨拶に行きたかったのは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の熊野三社。
到着したのは夕方だったので、この日は目張り寿司を美味しくいただいて、ホテルでのんびりと過ごしました。
翌日はあいにくの曇り空で、午後から雨の予報もあったため早めに行動を開始です。
くねくねとした山道を進み、時折見える熊野川に歓声を上げながら、先ずは熊野本宮大社にご挨拶に行きました。
本殿の写真撮影は禁止でしたので、写真は神門まで。
鳥居をくぐると下半身にぐっと力が入る感覚が。
熊野修験に代表される山岳宗教ということもあるのでしょうか、大地に根を張るような力強いどしっとしたエネルギーを感じました。
熊野本宮大社の次は、熊野速玉神社にご挨拶に向かいます。
こちらはとっても若々しく、弾むようなエネルギーを感じました。
そして、私が行きたかった神倉神社!!
前回、熊野に来たときは雨が降っていた為、神倉神社の階段は危険だろうということで泣く泣く諦めたんです。
そして今回、実際に神倉神社の階段を目の前にして思いました。
前回、諦めて正解だった!
あの時の私、グッジョブ!!
比較的形を整えた石を階段状に組み上げてくれてはいるのですが、手すりも無く、頼れるのは己の足と階段の下で貸し出されている杖のみ。
そして傾斜もかなり急なため、雨の日の参拝は本当にお勧めできません。
この日も雨が降っていたら諦めるつもりだったんですが、なんとかお天気がもってくれたので、ご挨拶をすることが出来ました。
意気揚々と階段を上り始めたのですが、上り始めて数分もしないところで早くも心が折れそうに。。。
おしゃべりな二人が終始無言でした(笑)
必死に上る私達に、先に上られて今まさに下ってこられているおばさまが声をかけてくださいました。
「こんな状態がずっと続くと思うでしょ。でもずっと続くわけじゃないから大丈夫よ」
その後も上りながらこの言葉を頭の中で反芻していたのですが、この言葉って全てことに通じるな~と。
不安になるような出来事が起こると、「こんな状態がずっと続くんじゃないか」って思ってしまうことがあります。
特に経験したことのない出来事だったり、流れだったりすると余計にそう感じて、その恐怖に飲まれそうになってしまうことも。
でも、そうじゃないのよ。
ちゃんと終わりは来るから大丈夫。
そんな風に自分の未来と重なる経験をしてきた人達が伝えてくれる言葉って、こんなにも勇気づけられるものなんだなと改めて感じました。
そんな言葉に励まされながら、太もももお尻もプルプルになりながら、ようやく到着。
下りは下りで必死で、写真を撮る余裕など微塵もありませんでした(笑)
お昼を挟んで向かったのは、飛龍神社。
私もぽめじゅんちゃんも大好きな那智の滝です。
この頃には雨が降っていて、雨で濡れた階段で足を滑らせないように慎重に足を運びながらも、自然と足が早まります。
木々が開けた先に見えたのは、ゴウゴウと音を立てて落ちる那智の滝。
ああ、やっと会えた。
その美しさに感嘆のため息が。
どれだけ写真を撮っても、動画に収めても全然足りない。
那智の滝をもっともっと感じたくて、雨の中しばらく見惚れていました。
最後は熊野那智大社です。
「神倉神社でぷるっぷるになった足には、表参道は辛すぎる!」ということで、今回は青岸渡寺近くにある駐車場まで車で上がっていきました。
熊野本宮大社とも熊野速玉大社とも違ったエネルギーで、落ち着きのあって、淑やかで女性的なエネルギーを感じました。
お隣にある青岸渡寺にもご挨拶をし、無事に熊野三社詣でを終えることが出来ました。
さて、次の目的地は伊勢です。