「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」は間違ってるかも
タイトルがひどすぎると思いませんか?
最初は「きっとつまらないラブコメ・ファンタジーに違いない」と思って、かなり長い間見るのを敬遠していました。
いかにもB級臭がプンプンしますよね。
しかし海外も含め、巷ではこの作品の評判がかなりいいことを聞き、遅ればせながら昨年、試しに見始めたら速攻でハマりました。
現在、シーズン4の放送中ですが、シーズン3の後半からかなり不穏で暗い展開になってきて、とても重苦しい感じになってます。早くこの雰囲気から解放されたくて毎週新たな展開を期待しているのですが、主要キャラたちのもがき苦しみが全然止まらない…。
「え~ここで終わり…と毎回思って次週を待つ」の繰り返しになってます。
が、面白くないわけじゃありません。
むしろ逆。とにかく引きが強すぎて「蛇の生殺し」状態です。
本当はシーズンが終わるまで我慢して、全部ためておいて一気見するのがいいのかもしれませんけど、それまで見ないで待つなんてとてもできません。困ったもんです。
この作品は、最初は主人公ベルとその神様ヘスティアの2人が、ラブコメ要素もありつつ、ドキドキ微笑ましく冒険を繰り広げる話でしたけど、回を重ねるごとに関係するキャラが増えてきてストーリーもスケールアップ。今やヘスティア・ファミリアの6人に加え、他のファミリアからの参加メンバーも入れると10人を超える大所帯のパーティでの冒険話になっています。
ベルはいたって生真面目で決して好色キャラではありませんが、彼を慕うヒロインは次々に増えて、ヘスティアを筆頭に、リリィ、春姫、カサンドラ、アイシャ、それにベルの憧れアイズ・ヴァレンシュタイン、「豊穣の女主人」のウェイトレスのシル、そしてギルドのエイナ…。
作品のカラーがその方向ではないため、デレデレ展開にはなっていないとはいえ、まさに百花繚乱のハーレム状態。
ベルとは強い絆で結ばれているヘスティアと、ベルにとっては戦闘の師匠で、かつ憧れの人であるアイズは別格なので、それ以外のヒロインのうち「対等の恋愛相手としてベルはいったい誰を選ぶのか?」ってヤキモキしてしまいます。
まあシーズン3の途中あたりまでは「心優しく細やかに身の回りの世話をしてくれるピュアで癒し系の春姫がいいんじゃないの」とも思ってましたけど、シーズン3の後半から俄然存在感が増しているのがリューさんですよね。
現在、ベルとリューは2人で支え合いながらダンジョンの深層をさまよう状況になってますけど、(原作の展開は置いといても)この後、2人の距離がどんどん縮まるのは確実。
しかも元々ツンデレ傾向だったリューさんが、世間的にも肉体的にもいったんボロボロになった後は、急激に可愛くなってきて、もはやヒロイン序列のトップに急上昇って感じです。
他の仲間とはぐれてしまい、超危険な深層で命がけの脱出行を続ける2人。たぶん無いとは思いますけど、私としては「ベルとリューさんが結ばれるといいな」と期待するまでになっています。
ともあれ恋愛面での進展も気になりすぎる「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV」。
早く続きが見たい!!
ところで考えてみたら、先ほど挙げた数多くのヒロインですけど、ベルがダンジョンで出会ったのはアイズぐらいじゃないのかな。
他は普通に街で出会ってますね。
出会いを求めるならやはりダンジョンより街だな。
となると、このタイトルは、やはり内容的にもセンス的にも間違ってるかも。