新しい人生をスタートさせます〜岸田ひろ実のコーチングな日々〜
このお話を清々しい思いで書くにあたり、BGMは大好きなアンバートン。おいしいコーヒーを淹れて、かわいいお花を愛でながら、いつもとちょっと違うゆったり美しい環境をしつらえました。
新しい人生は自分が幸せで、好きなことを好きなように、ゆったり美しく
こんな感じでいこうと思うのです。
いよいよ、私の新しい人生のヨーイドン!なのです。
ここでは、これからの何か壮大な意気込みとか、具体的な目標などを書くわけではなく。ただこれまでの10年間を振り返ってみて、その思いを書いて残しておきたいと思いました。
この度、10年間勤めたミライロを退職することになりました
今から13年前、わたしを襲った大動脈解離という病気の後遺症である日突然に歩けなくなりました。その時、一番辛かったのは歩けなくなったことではなく、誰の役にも立てなくなったことでした。
子どもたちに何もしてあげられない、誰かのために何かをしてあげられない、それどころか、誰かにお世話をしてもらわなければできないことだらけ。
このまま情けない自分でこの先の人生を生きていくのかと思っていた時
娘の奈美が一生懸命にがんばり、ミライロの創業メンバーとなり、「ママに仕事をつくったから、ミライロにきて一緒に働こう」と、わたしをミライロに呼んでくれました。
今でも忘れることができない初めての業務は、千葉県のアミューズメント施設でユニバーサルマナーの研修やらせてもらったことです。
人前で喋ったことがなかったわたしは、たったの何分か話すだけで緊張しましたが、スタッフのみなさんが喜んでくれたときの嬉しさは今でも覚えてます。
そしてそこから、講演や研修の機会は気がつけば年間180回を超えるほどになっていました。また、キッチンから洋服まで、いろいろなユニバーサルデザインの商品開発コンサルティングや、文部科学省に国土交通省、総務省、内閣府、観光庁と、各省庁の委員会で委員も経験させていただいたり。
ハワイ、ミャンマー、タイ、韓国、ニューヨークと、海外でお仕事もさせていただまきした。
ついこの間まで、専業主婦だったわたしが、歩けなくなって人生をあきらめかけていたわたしが、この10年間でこんなにも素晴らしい機会をいただけたということは、今思い返しても10年前には予想すらできなかった、奇跡が奇跡をよんだような日々でした。
講師やコンサルタントの仕事を通じて、生き甲斐をわたしに与えてくれたミライロと、そして娘・奈美には、感謝してもしきれません。
この10年間でのわたしの宝物
仕事を通して出会えた素晴らしく素敵な方々とのご縁、それに、ミライロの優しくかわいく頼もしい息子や娘に思える社員は、これからも私の宝物です。
たくさんの人たちの優しさの中で、わたしはぬくぬくポカポカと過ごさせていただきました。
今年の2月の大きな出来事
感染性心内膜炎を患い、生死を彷徨うことになり、家族や友人、仲間、そして仕事でお世話になっている方々などには多大なる心配をおかけしてしまいました。
もう誰も悲しませてはいけない、無理をしてはいけないということを改めて感じました。
再び授けていただいた命を、限られた時間と体力を、この先は私がやりたいと思うことで、また、私にしかできないことで、皆さんにお返ししていきたいという思いが強くなり、その区切りとして退職を決めました。
来週からいよいよ新しい人生がヨーイドン!
ソフトの部分でのコンサルティングや、社員の心のカウンセリング、また講演など、ありがたいことに早速、いくつものご依頼をいただきました。
ずっとやりたかったことが、これからカタチになっていくんだと思うと、今はとても幸せなワクワクと、一歩踏み出す勇気と不安とがちょうどいい塩梅で混じり合っています。
幸せに生きること、それがこれからの私の人生の目標です。
この目標はもしかしたら理想で終わってしまうかもしれないけど、理想かもしれない目標に向かって、生きることを進化させていこうと思います。
ゆっくり、ぼちぼち、美しく。
そんな幸せなわたしが、わたしの大切な人を幸せにしたいと思います。
そんなこれからを、どうぞよろしくお願いします。