ピアノ指トレーニング①~バスティン たまひも 使い方~
ピアノ教則本のバスティンで教具として使われるたまひもは、指の第一関節を強化することができます。
よく、ピアノを習っていると「たまごをもつような形で!」とか言われると思うのですが、そもそも指自体の力が弱いと指の先端でバランスを取ることってとても難しいんですよね。。。
なので、手が平たい形のまま引き続けて…そのうちに早い曲などになってくると手が追いつかなくなってしまう…😓
よくあるのが、第一関節がつぶれた状態で弾いてるパターン:
そして、小指の"横"で弾くパターン😭:
そこまで手の形を意識せずとも弾けてる人も稀にはいますが、バリバリ早い曲とかクラシックの難曲とかを弾きたい場合や、大きいグランドピアノで大曲を弾きたい場合は、しっかりとトレーニングしといた方があとあと幅が広がりやすいです。
なので、基礎は大事です!!
たまひもを使って指のトレーニングを一緒にやると、けっこう生徒さんたち楽しんでくれます😊「たまひも丸くてかわいい~~~💓」とか言いながら😄
生徒さんがどんな反応をするか、ぜひ試してみてください。
》たまひもの使い方《
①テーブル(ピアノの蓋をしめた上でもOK)の上にたまひもを置きます。
②たまひもを置いたままの状態で、親指と人差し指で、たまの真ん中あたりをはさむように持ちます。
*持つのは、ひもではなくたまの部分になるよう注意。
③そのまま胸の高さあたりまで持ち上げます。
④そのままのかたちで、ひっぱって!10秒かぞえます。
(たまを持っている指の形が丸くなるよう気をつけます)
☆そのうちトレーニングに慣れてきたら、たまを持っている指以外の指の力は抜く練習もしてみます。(指の力は抜くけど、たまを持っている指を支えないように気をつけて)
⑤10秒かぞえ終えたらテーブルに置いて、次は親指と中指でたまを持ちます。
⑥そのまま胸の高さまで上げたら、まっすぐひっぱって10秒かぞえます。
⑦かぞえ終えたらテーブルに置いて、次は親指と薬指で持ちます。
⑧そのまま胸の高さまで上げて、ひっぱって10秒かぞえます。
⑨かぞえ終えたら、テーブルに置いて、次は親指と小指で持ちます。
➉そのまま胸の高さまで上げて、ひっぱって10秒かぞえます。
☆ここまでを一通りでおこないます☆
》》注意点《《
たまを持ってる指がつぶれてしまったり、ひもが極度にゆるんでたり、ねじれたり、ななめになったりしないように気をつけましょう。