ジョン・フィリップのセッションを受けてみた
正月明けにブルターニュ地方のブレスト(Brest)に行ってきた。
義理母の誕生日会が主な目的だったが、2月に開催するワインクラブ用の食材の調達もあった。
そしてもう一つ、ジョン・フィリップのセッションを予約をしていた。
ジョン・フィリップは夫の知り合いで面識がある。彼は自分の会社を持っている傍ら占星術師もやっていて、YouTuberでもある。
元歴史の先生だったらしい。どおりで歴史に詳しいわけだ。
私は一度だけ占星術師の方に見てもらったことがある。かなり前のことになるが、尊敬する先輩に紹介してもらった評判の方だった。会社を辞めるかどうか迷っていた頃だったと思う。
その時に言われて今でも記憶に残っているのが、「あなたは外国語が必要になるから、勉強しておいた方がいいですよ」と「結婚はしても、しなくてもどちらでも良いが、子供は持たないでしょう」の2点だ。
外国語に関しては、5、6年経ってから突然思い立ってフランス語を習い始めた。結婚に関しては、結婚はしているが子供はいない。
何だかその通りになっているから面白い。
今回はジョン・フィリップのセッションを受ける為にブレストから少し南に位置するカンペールの郊外に行ってきた。
かなり古い家を改装した彼のお家に伺った。自然豊かな場所で、それほど遠くいない所に海が見える。
今回のセッションでは、先ずは私のホロスコープの説明をしてほしいとお願いしていた。というのもコロナ禍の頃に占星術に興味を持ち、自分で調べたりして何となく自分のホロスコープを理解していた。それの答え合わせをしたかったからだ。
ホロスコープからはダイナミックで大きなエネルギーを感じるらしい。
私には2つのテーマがあるそうだ。
一つ目は「クリエーションを通して自分を表現すること」
もう一つは「自由でいること」
両方ともすごく分かる!そうしている時が一番自分らしくいられる気がするから。
そして海外に出るのは必須だったようだ。課題とも言える。
海外に出た方がいい理由が意外で、そこですか?って感じだけど、妙に納得した。個人や家族に関するプライベートなことも含むので、このくだりを書けないのが残念だ。それだけで1記事書けそうな内容だった。
たとえ海外に住んだとしても、根っこの部分は日本の伝統や文化にあり、それを大事にするようにと言われた。
常に日本と繋がっている必要があるそうだ。
なぜなら私にとってそれは「インスピレーションの源」だから。
何度も言われたのが「フランスにいる日本人」を意識しなさいと。
つまり「フランス人みたいな日本人にならないで」ということ。
常に日本人であることを意識することで、心のバランスを取ることができるということだ。
今後についても質問してみた。
実は今やっているお店から少しずつ手を離していこうかなと考えている。
できる仕事ではあるが、それは私の道ではないと思うから。
ジョン・フィリップの見解も同じだった。
再度クリエイティブな方向に舵を切るだろう、お店の仕事は単なる通過点に過ぎないと言っていた。
流れで今のお店を営むことになったが、それは今までやっていたオリジナルブランドを手放す為だったのかもしれないなと思った。実際、去年あっさりと手放した。そうでもしないとダラダラ続けてしまっていたかもしれない。
時には回り道が必要な時もある。
今は曲がり角にいるから、気になることをやってみて、違ったら別のことをやってみてはどうか。そのうち直ぐに新しい道が見つかると言っていた。
自分の城を壊して更地にして(今ここ)、新しく城を建てるイメージだ。
何かクリエイティブなことには間違いないらしい。ホロスコープにしっかり出ているし、実際ずっとやってきたことでもある。
いくつかの可能性は教えてもらった。豊かなイマジネーションを持っており、オリジナルなものを生み出す力があるので、それを使わない手はないそうだ。ここも意識していこうと思う。
今とても興味があるのが「カリグラフィー」で、今月初めに早速レッスンを受けてみた。美術館の中での少人数レッスンはアットホームで楽しかった。
それ以来、時間を見つけて練習している。
これが何につながるかは分からないが、やりたいからやっている。
一文字一文字を集中して書いていると、まるで瞑想しているみたいな気になる。何も考えずに無心で書いている時間がとても尊い。
カリグラフィーを始めるにあたって色々とサインがきていた。
大河ドラマの「光る君へ」を観て、まひろの書体の美しさに感動したり、少し前に読んだ小川糸さんの本「ツバキ文具店」で鳩子が書いていた手書きの手紙の良さを再確認したり。
パソコンを使って書くのとは違う、手書きだから伝わるエネルギーや温もりがある。思いがのるっていうか。
あっ今気づいたけど、インスピレーションの源は日本からで、フランスでアルファベットを書いている。
やっぱり彼が言うように日本からインスピレーションを受けて、フランスで何かを創造するという流れになるのかな?
今年は新しい道を模索していく年になりそうだ。年末にどんな感じに着地しているか楽しみである。