「眠れる森の美女」のお城Château d’Ussé
8月最終日になりましたね。
ちょっと前までは夜10時頃まで明るかったのに、最近は日が短くなってきました。日に日に秋の気配を感じます。
お店の方は夏の繁忙期が過ぎて、やっと一息ついているところです。
いやぁ〜今年の夏は例年通りとはいかず、厳しかったなぁ。
激混みだったかと思えば次の日はガラガラだったり、まるで折れ線グラフが毎日大きく上下するような感じでした。
同じくフランスでお店をやっている方々にとっては厳しい夏のヴァカンス時期だったのではないでしょうか。
そのあたりのことは機会があれば書いてみたいと思います。
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さて久しぶりに時間の余裕ができたので、ワイン生産者さんのところに行くついでにChâteau d’Ussé ユッセ城に行ってきました。
ユッセ城はお店からそれほど遠くはなくて、車で30分くらいのところにあります。
「眠れる森の美女」のモデルとなったお城が2つあるのをご存知ですか?
-1つ目は童話「眠れる森の美女」の原作者シャルル・ペローがモデルとしたお城、フランスのユッセ城です。
彼はユッセ城で「眠れる森の美女」を書いたと言われています。
フランス語の原題は「La Belle au bois dormant」。よく原題と邦題が違っているものがあるけれど、これはそのまま「眠れる森の美女」。
-2つ目はウォルト・ディズニーがディズニーランド建設の際にモデルとしたお城、ドイツのノイシュバンシュタイン城です。
ユッセ城の周りにはロワール川とアンドル川という2つの川が流れています。そしてお城の後ろには美しい森があって、まさに「眠れる森の美女」の物語にぴったりな場所じゃないですか。
「このお城でお姫さまが魔法から目覚めた」って言われると、「そうかもしれないな」と思えるほどロケーションが物語に合ってるんですよね。
お城の中に入ってみましょう!
お城を見学する為の入り口が2つあリます。左側の入り口を入ると最も古い部分にある巡回路になっています。
入口を入るとすぐに階段があって、塔に向かって登っていきます。
するとこんな感じで、「眠れる森の美女」の物語のシーンが人形を使って再現されています。
部屋の中には入れず、ガラス窓から眺める感じになってます。
再現シーンの部屋は屋根裏まで続いています。
屋根裏は古い家具が埃を被ったまま雑多に置かれていてました。登った階段を降りて外にでます。
隣にあるもう一つの扉がメインのお城への入り口になっています。
メインのお城の中は当時の装飾がそのまま残されていて、その頃の暮らしぶりを感じることが出来ます。
回廊にはいくつものタピスリーが飾られています。
庭師アンドレ・ル・ノートルが手がけた庭園は幾何学模様になっており、
紅白の花と緑が鮮やかでした。
最後に印象に残った大木の写真を一つ。
樹齢何年かは分かりませんが、お城が建設された頃から既にあったのはないかと想像します。何ヶ所か枝を支える支柱を見かけました。
ユッセ城は「眠れる森の美女」のモデルにふさわしい外観と内装のお城でした。
ロワール地方を訪れる機会があれば、ぜひ見てほしいオススメのお城です。
アドレス
CHÂTEAU d'USSÉ
37420 Rigny-Ussé, France
チケット
大人 (16歳以上) : 14,50 €
子供( 8 歳〜16歳): 7 €
子供 (8歳未満) : 無料
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