短所は長所にもなる
長女がボルダリングを始めて1ヶ月半位経ちました。
今日はボルダリングを通じて気づいたことの話です。
慎重派でビビりな長女
元々運動は得意ではない長女ですが、ボルダリングは大好きな様子。
週1回は継続してボルダリングルームに通っています。
難しい課題があれば一歩戻って、ゴールまで行ける課題を繰り返し登り降りして、また難しい課題に挑戦して、少しずつできることが増えてきています。
慎重派でビビりな長女なので、一度はクリアできた課題も一週間経つとまた怖くなって途中で止めて降りてきたり、また降りる時も上からジャンプで降りるのではなく、一段一段、マットの近くまでゆっくり降りてくるので時間がかかります。
親の私としてはそんな長女にやきもきしつつ、長女がこんなに夢中に何かに取り組むのは初めてのことなので、言いたいことはぐっとこらえて見守っていました。
ボルダリングではプラスに働いていた
最近、自由に登る日に加えてボルダリングスクールにも通い始めたのですが、そこで教えて頂いた上達のポイントのなかに
何回も登ること
飛び降りないこと
というのがありました。
まずはできる課題を繰り返し登ることで筋力がつく。
そして、登るときに使う筋肉と、降りるときに使う筋肉は異なる為、ゴールした後飛び降りるのではなく、ゆっくり降りてくることで力が付く、とのことでした。
また高所を登るので「怖い」というのも大切な感情で、ボルダリングは頭を使うスポーツであるのに加え、適度な恐怖と緊張感で更に脳が活性化されるのだそうです。
先日ゆっくり降りてくる長女を見たボルダリングの先輩の方から
「この子はあと一年もしたらすごく上手になるよ!」
「淡々と何回も登ってるし、根性あるし」
と声をかけて頂きました。
未来のことは誰にも分かりませんが、私がずっと短所だと思っていた長女の性質が、ボルダリングではプラスに働いていたと分かって感動しました。
他者との関わりのなかで見えてくるもの
自分のことでも子供のことでも、つい「できていないこと」「駄目なこと」ばかり見てしまいがちです。
でも、それは本当に駄目なことなのでしょうか?
人の性質に絶対的な「良い」「悪い」はありません。
時と場合、またその性質の量によって「長所」になったり「短所」になったりするだけなのです。
自分が短所だと思っている性質も、違う角度から見ればそれは長所であり、立派な能力でもあります。
とは言え、自分や子供のことだと客観的に見るのが難しい時もあります。
そう考えると、今回のボルダリングのように他者と関わること、新しい環境に飛び込んでみることはとても有意義だと改めて感じました。