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約40年根に持ち続けた「赤いギンガムチェックのワンピース事件」(62/100)

※(62/100)=「どんなことも100日続けると世界が変わって見える」のための100日チャレンジ62日目☺

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皆さんは、お母さんとの思い出の中で、思い出すたびに胸がチクっとするような、その時の怒りや悲しみがリアルに蘇るような出来事ってありますか☺

その出来事は、もしかしたら今の自分にパワーを与えてくれたり、新しい世界を見せてくれる宝物になるかもしれません🍀

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「自分で服を選んできなさい。」

デパートの洋服売り場で、母に珍しくそう言われたのは小5くらいだっただろうか。



それまでは、母が選んだ服を着せられていた。

「私が選んだものは間違いないから。」と母が言っていた記憶がおぼろげに残っている。だから、洋服の買い物に行くときは、母の後ろをくっついて歩くだけだった私。



なのに急にその日は、なんなら機嫌悪そうな顔で、後ろからくっついてくる私(と妹)を鬱陶しがるようなそぶりで、命令された。



試されてる?と思えて、なんか嫌な感じだった。

(いつもは、私の言うとおりにしなさいっていうのに、なんなの急に。)



自分で選ぶことに、ちょっと心もとない感覚を覚えながらも、1着選んで母のもとに持って行った。

ソッコーで「そんなのダメ!」と否定された。



(なんで!?自分で選べって言ったから選んできたんじゃん!お母さんは結局、自分が選んだものしか認めないんじゃん!だったらなんで選ばせるの!)←もちろん面と向かっては言えないから、心の中だけの叫び。



ずっとずっと消えなかったこの時の記憶。私が選んだのは赤いギンガムチェックのワンピースだった。



10年ほど前、ヒーリングに出会った時も、この時の記憶を扱った。

その時のヒーラーさんは私に「その時ほんとはどうしたかった?」と聞いてくれて、私は「絶対にコレが欲しい!買って!」と言いたかった、と伝え、それをロールプレイングでやってくれた。私は最大限駄々をこねる演技をした。

そして、葉っぱか何かを燃やす儀式?をして、その時の想いを昇華するというヒーリングだったと思う。



なんとなくスッキリしたようなしないような感覚だった。



今受けている講座の中で、その時の記憶をまた扱うことになった。

コーチは、「駄々をこねても何の意味もない」と言い放った。



え、そーなの!?

まぁそうか、だって昇華できてたら今またこの記憶を扱わないもんね…



私はずっと、”母は見栄っ張りで外面を気にするから、自分が選んだ見栄えのいい服しか認めないんだ。私の選んだものは、私は好きだけど、見栄えしないから、母の基準でダメだと否定されたんだ。”と決めつけてきた。



そこからずっと”人を肯定すること”にこだわってきた。

否定されて嫌だったから、辛かったから、人にはそれをやらないようにしよう、と。



心の中では否定してても、その人の前では絶対に否定しないように努めてきた。自分のことは否定しても、人のことは絶対に否定しないようにしてきたつもり。「否定」を否定することをしてきた。それは、母への復讐心・・・「私はあなたみたいにはならないから!絶対!!」だったのかもしれない。



今回受けている講座「コアミッションプログラム」は、「仕事に停滞感がある人が、自然とやる気が出て、疲れずに動けるようになる」ための講座。



陰陽統合のワークなどを通して、なぜ停滞するのか、のからくりが少しずつわかってきたところで、先日扱ったのが、先祖統合のうちの、母親統合&父親統合。



コーチが100人以上セッションしている中で、停滞に影響を及ぼしているクライアントさんの過去の記憶に、必ず出てくるのが母親との過去。そしてビジネスにおいては父親との過去も重要になってくるらしい。



ワークでは、まず、母親との思い出の中で、”嬉しかったこと・楽しかったこと・尊敬したこと”を3つ出す。同じように、”悲しかったこと・嫌だったこと・軽蔑したこと”も3つ出す。



そしたらあら不思議・・・

私はあの時の「母に否定された」という想いが強すぎてすっかり忘れていたけど、

・母は、私が鉄棒を気が済むまでやるのを何も言わずにずっと穏やかな顔で見守ってくれた。

・母は、料理を教えてくれるとき、ただ横で見本を見せてくれて、私のたどたどしい手付きにツッコミ入れることなく黙って見ててくれた。



という記憶が出てきた。

「あれれれ?母って、むちゃくちゃ見守る人だったじゃん!?」

*母から否定された、という想いにまみれているときは、否定された出来事ばかりにフォーカスしてるんだな。。。楽しかったこと・嬉しかったことにフォーカスしたら、必ずそれはあるんだなぁ🍀



母親の尊敬するところ=私の才能

母親の軽蔑するところ=反転すれば私の才能



私がどんなことをしてでも「肯定」にこだわってきた、その肯定力は、母のおかげで身に着けることができた、私の才能だったのですね。

*才能って、”新しく何か身につけなければならないもの”てずっと思ってきたけど、既に自分の中にあるものなのだそう✨



「親は、自分(子)の才能を、闇を使って見せてくる。」と、コーチはいう(闇・・・嫌な出来事や軽蔑する部分)。だから、「闇は宝の宝庫。みんな闇を見たがらないけど、すごくもったいない。闇こそパワーになる。」と。

*光(嬉しいこと・尊敬すること)ばかりだったら、それが光だということに気づかない。闇があるからこそ光がわかる✨



母親統合のワークの最後、コーチから「その肯定力を使って、あの時の自分のこともお母さんのことも全肯定してみてください。そして、全肯定できたら、その時のやり取りをシュミレーションしてみてください。」と言われた。



いやでも・・・

約40年もの間根に持ってきた出来事だから、まったく真逆の捉え方を提示されて、脳がフリーズしてしまった。

※これ、ビックリ体験!いつもいつも、なんだかんだと思考が流れている頭の中が、真っ黒になってなんの言葉も考えも浮かばなくなったんです。もうほんと驚き。脳内暗闇体験(笑)



どエライ宿題が出てしもた・・・

1時間考えてもまったく肯定できるカケラも見当たらない・・・

お風呂に浸かりながら、「そうだ、わからない時はわからないで放っておく、という最近身につけた技を使おう。もう、これだけ考えてわからないんだから仕方がないわ~」



と、あきらめた矢先。

ビビビビ~っとひらめきが降りてきました。




「そ、そーいえば、母が選んでくれた服って、着心地悪かったものなかったな。私はやんちゃで鉄棒グルングルンまわりまくったり、活発だったけど、洋服が邪魔になることなくいつも思い切り遊べていた!

も、もしかしたら母は、私にとってどういう服が私の生活にマッチするのかとか、デザイン以外のことも考えて洋服を選んでくれてたのかも!?それで、ちょっと大きくなった私にも、自分で考える力をつけさせようとしてくれたのかも!!??

たしかあの赤いギンガムチェックのワンピース、私はデザインだけで選んでた。前開きで、木製の平べったいボタンが上から下まであるタイプだった気がする!あんなんで鉄棒グルングルンしたらお腹のところあたって痛いし、ボタンはじけ飛んでしまうかもしれない!そういうことを、母は長年の経験と私の観察から一瞬で見抜いて、それダメって言ったのかも!そしてなんでダメと言われたのかを自分で考えてほしかったのかも!!!」



それに気づいたらもうほんとに目から鱗がボロボロ落ちまくって、今まで見たことのない世界にジャンプしたような感覚になりました😢



コーチが言うには、「これが真実かどうか、お母さんが本当はどう思っていたかは関係ない。起きた過去は変えられないけど、それをどう捉えるかは自由に選べる。」と。



そうなんだ・・・🍀

「否定された」という想いで真っ黒に塗りつぶされ闇に葬られていた「赤いギンガムチェックのワンピース事件」は・・・

子の成長を願う母の愛に溢れた思い出へと昇華。




そしてあら不思議。

この記憶を書き換えたら・・・「否定」を極端に否定することがなくなってきた。「否定」のその奥にあるものを見よう、と意識するようになった。

*コーチがいうには、私の今世の課題は「相手の想い・意図を引き出すこと」。たしかに、否定されたときは特に、相手にその想いや意図をストレートに聴けなくて、勝手に「きっとこうだろう」と察して思いこもうとするクセがある。



「否定」が嫌だから「肯定」する、だと、自由度がないからだんだん窮屈になっていく。否定もあっていい、肯定もあっていい、というニュートラルなところにまずいることが大事←それこそがほんとの意味で「全肯定」✨



☆40年も恨み続けられる根性があることも驚きだけど、そんだけ偏った捉え方しかしてこなかった記憶を書き換えられることもまた驚き!☺☆彡

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