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記録:1 思い立ったが吉日な初診

昨日から急に冬らしく寒くなってきました。
今年は久しぶりに雪が積もりそうですね。21日より入院ということで、今回の病気のことを「病院日記」として少しずつまとめていきます。
正直、自己満足な部分が強いので記録的なものと思ってください。間違っても「可哀想と思われたい」とかそういうのはないです。…と予め牽制(笑)

タイトルのイラストは最近始めたiPadのプロクリエイトで描きました。
少しずつ使い方を覚えてきたので描くのが楽しいです。しばらく練習がてらいろいろ描いて慣れようと思っています。

初診

初診は確か9月の終わり頃でした。
夫が昨年より糖尿病で警告が入り、食事制限と投薬を続けていました。私の献身的なスパルタ指導のおかげで体重は14キロも減り血糖値も安定。この私の初診日から経過観察に切り替わっています。
体重を減らしたコツをよく訊かれますが、本人の努力とチキンサラダ、最初に野菜を食べる。大好きだったラーメン断ちが最終的に功を奏したと思います。やっぱり成人男性にラーメンは鬼門(断言)。

そしてその少し前、私のお腹がとにかく膨らんでいると我が家で話題に。
もともと小太りなので気にもしていなかったのですが、さらに「なんだか硬くない?」と夫。
「今度、病院へ行くから一緒に診てもらおう」と言われ、いつもならのらりくらりと理由をつけて断る私もさすがに不安を感じ「わかった」と腹を括ったのでした。ちなみにケガで通院したり、風邪など他の病気で近くの内科医にかかることはしていました。でも身体全体の診察はなし。健康診断も含め産後から数年何もしていませんでした。体の慢性的な疲労はあれど予兆らしきものは何もなかったと言っていいです。

とりあえず婦人科へ

行くことを決めたものの、行き先が医療センターだったこともあり最初受診する科を悩みました。夫が糖尿なら、同じ食事をしている私もたぶん怪しい。
でもその頃、体力と精神的に不安定で生理も数ヶ月に1回で明らかに閉経前故に「命の母」を飲み始めていたので、とりあえず更年期障害など総合的に診てもらえる婦人科へ行くことにしました。

問診票の気になる質問

他の科はたぶんなかったと思うのですが、婦人科の問診票には最後の最後に

「あなたがガンだった場合告知を希望されますか?」

とあります。私はもちろん「本人に」の欄に丸をしました。今は告知もあまり重いものではなく、自分の体のことは自分が一番知っていたかったというのが理由のひとつ。
更年期障害のチェックシートに点数を入れ、渡したらあとは診察を待つだけ。程なくして呼ばれた診察で「年齢的に更年期障害だから治療が必要」とあっさりした診断。
その後の内診で「水が溜まってるね…ガン検査最近した?」と言われました。

んん?ガン検査?

「腹水と卵巣に水が溜まっているかな…ほら見てみて。一応検査しておくから」
ということで子宮がん検査と腫瘍マーカー有りの血液検査。
(ここだけの話。メガネをかけずに診察を受けていたので画面はほぼ見えず…)
告知は本人にしてもいい?と訊かれ「大丈夫です」と返事をしました。

一抹の不安と診断

内診終了後の説明では「卵巣が気になるから2週間後にまた来て欲しい。その時結果も説明します」で終了。
私は先生の口からナチュラルに出た「がん」の一言にショックを受けていました。「ガンだったら治療になる」のは避けられないし、いや、でも実際ガンだったらそこまで検査に時間かけるのおかしくない?
ほら、普通「これは…!すぐに検査と入院を!」みたいになるパターンじゃない?卵巣の大きさも先生の口調ではめちゃくちゃ大きいわけではなさそうだったよね?よくある卵巣嚢腫で経過観察になるのかな?

もしかして最悪の事態ってこともあるのか?…と先生の含みのある話し方にちょっと複雑な心境のまま病院をあとにしたのでした。
腹水と卵巣が腫れていたことを夫に伝えると「でも良性かもしれないんでしょ?」「うん」「結果は心配だけどお医者さん来て正解だったね」「うん」「今日は疲れたから鍋にしよ」「うん」
いつも以上に饒舌な夫を見ながら、結果次第ではどうなるんだろうと一抹の不安。実際、このあとの夫は少し不安定で、事あるごとにそばに寄ってきていました

今も変わらず事あるごとにギュッとしてくれるけど、こういうのは私の気持ちを落ちつかせるだけでなく、自分自身の気持ちを落ち着かせるためでもあると思います。

続く

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