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SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト荒木悠 双殻綱:幕間 BIVALVIA: INTERMISSION 「おしゃべりアート」


1階「前説の間」

2月24日「札幌アートコミュニケーターズプレゼンツおしゃべりアート」無事終了しました。

お天気もよく、気温も高い三連休の最終日でした。
今回の展覧会は、札幌文化芸術交流センター SCARTS内に劇場を模したセットをつくり展示しています。
1階は、「前説の間」、「奈落の間」、「楽屋の間」があり、2階には「劇場の間」と「呼吸の間」があります。

1階 左側が「奈落の間」の入口
1階「楽屋の間」

常時2〜3名のメンバーで1階と2階の展覧会場に分かれて常駐しました。
舞台の流れに沿うと、「前説の間」からスタートするのがよいかと思いますが、2階から見始めて最後に「前説の間」でテキストを読んでもOKです。
その方が楽しいかも。そのルートで回っているお客様もお見受けしました。

おしゃれな2階にある道標
2階「劇場の間」の入口
2階「呼吸の間」

作品は、荒木悠さんの「双殻綱」の第一幕と第二幕と幕間の映像作品です。SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクトがテーマを「プレコンセプションケア」と決めて、このテーマをもとに探究したのが、アーティスト・映画監督の荒木悠さんです。荒木悠さんはプレコンセプションケアを出発点に自身の興味や関心事との接続を試み、ライフワークと位置づけ長期的に取り組みを続けているプロジェクト『双殻綱(Bivalvia)』の「幕間」という作品をつくりました。

さぁはじまりました!と言っても展覧会のプロセスも入り組んでいて、作品の背景も重層的でいろいろムズカシイ。でもみなさんとお話しすると、みなさんの興味が多岐にわたっていることがわかりました。技術的なことから見せ方、随所に散りばめられた言葉あそびやキーワード、言葉と映像の関係性、3作品を鑑賞して気づいたことなどなど。
お客様のお話に耳を傾けていると、荒木悠さんと同じことをおっしゃっている方もいて、はっと息をのむこともありました。
同じものを観て、観た人の数だけ関心ごとがあり、それぞれの方が受け取るものが違うというのがアートの面白さなのでしょうか。
たくさんのみなさんとお話しできて、私たちも新たな気づきがあり、鑑賞がより一層深まった一日でした。

なんの模様でしょう?
展覧会のフラッグ 牡蠣がそれぞれ違う!

展覧会も残すところあと4日。
この機会にぜひご覧いただきたい『双殻綱(Bivalvia)』です。

詳細はこちらから

今回このような機会をいただいたSCARTSのみなさま、ありがとうございました。またお忙しい最中に展覧会の説明をしてくださった荒木悠さま、本当にありがとうございました。

(写真:三宅・MATUBA ・はせがわ /  文:はせがわ)

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