kintone hack 2022 予選会に参加してきたよ
kintone hack予選会とは
先日、2022年9月20日にkintone hack 2022の予選会が行われました。
kintone hack ってなに?という方のために簡単にご説明しますと、JavaScriptや各種連携サービスを利用したkintoneをもっと楽しく便利に使うためのカスタマイズを発表する会です。
と書いてみたものの、なんだかちょっとずれている気もしたので、上記サイトから引用したものも掲載します。
プログラム苦手だけど参加した理由
導入事例発表の場である「kintone hive」とは違い、出場した人しか予選会の様子を見ることができない、という縛りがあるのですが、過去の参加者の方から「予選会がおもしろい!」「予選会見るために参加する価値は十分ある」との話を聞いていました。
それを聞いて、今年は絶対に視聴したい!との思いから、プログラミングは得意ではないですが初参加しました。
しかし…
予選会当日までの間に微妙に方針が変わりまして、応援団としての視聴ならOKということになり、出場しなくとも予選会を見ることができるようになりまた。
エエエェ(´Д`)ェエエエエ勇気出して参加表明した意味…
そのとき辞退することも考えたのですが、せっかく知恵を絞りだして考えた内容だったので、嘲笑されるかもしれないと怯えつつも強硬参加することにしました。
こんなんで出場してもいいか悩む
どんなカスタマイズで臨んだかは、ここでは触れないことにします。もしかしたらどこかで披露することがあるかもしれませんが…
コード的には20行くらいの超簡単なもので、割と誰でも気軽に導入できるような作りにしました。コピペでOKレベルなやつ。要するに工夫でどうにかごまかしたともいえます(^o^)プログラムの苦手さを工夫でカバー!
しかし、その程度のごまかしレベルのカスタマイズで出場していいのか直前まですごく悩みました。正直、緊張と場違い感で胃が痛かったです。当日はお昼ご飯まともに食べられませんでした。
というのもですね…このkintone hack、本当にすごくて、すごすぎるレベルのものなんです。
本戦の様子を見ていただくとわかると思うのですが「これ、そのまま製品化OKなやつよね?ていうか次期製品ですか?もはや全く仕組みが想像できないんですけども…」っていうレベルのものがゴロゴロ出てくるのです。もちろんアイデアとしてもとても面白くて、kintoneってこんなことまでできちゃうんだ!という可能性を見せてくれるのでエンタメ的にも楽しいのです。
※予選会のページの下の方に去年の本戦の動画が載ってますのでぜひご覧ください。
発表直前までの葛藤
マジで当日までこんな思いが頭の中をぐるぐるしていました。
だけど、せっかく頑張った準備。他の人からしたら本当にしょうもないレベルのものだけど、自分としては、アイデアを出すところから実装して発表の流れを考えるところまで一生懸命やったものです。私の今出せる力を出したものなのです。
こうして半ば無理やり自分を納得させて挑むことにしました。
予選会の様子
こどものお迎えの時間とかぶっていたので、残念ながら最初の1~2組は視聴することができませんでした。残念。
ですが、他の発表はしっかり見ることができました!
みなさん、とても面白いアイデアと取り組みで、すごく刺激になりましたし、勉強になりました。
なんといっても、hackより断然、個性が出る点が面白かったです。
どこに着眼点を置いて、どういうふうに工夫したり動きを考えたりしているのか、すごく個性が出るなぁと思いました。
発表方法についても個性が出ていましたね。
これは確かに、見ないと損!!って思いました。今年見逃した方、ぜひ来年は視聴してみることをオススメします。
自分の発表は
気持ちの整理は自分の中で消化した状態だったので、もう開き直って逆に堂々とできました。
私はこういう考えで、こういうことができたら便利だなと思って、こういう形に作って、このように運用を考えました。
そんな感じの流れでした。緊張はすごくしていたので、正直どういう風に喋ったのかは全く覚えてません。とりあえず概ね練習通りに喋れたと思います。たぶん。
あ、予選突破はしていません。それを目指してはなかったのでそこは想定通りです(笑)
参加してみての感想
他の人の発表を聞いて、私は全くレベルが違うなぁと思いました。それはわかった上で発表しているので凹んだりはしてませんが、今後2極化していくかもしれないな、と感じました。
というのも、本戦を狙ってくる方々と、私のようにお祭り参加の人と、多分勢いと質が全然違うと思うんですよね。
じゃあ、本戦狙いのような本格的な人だけが参加すればいいのかというと、それでは間口が狭くなってしまいますし、参加のハードルが上がりすぎてしまいます。私はサイボウズさんではないので本当のところの意図はわかりませんが、少なくとも私個人としては、選ばれし精鋭だけが集まるような大会になってはいけないような気がしました。
というわけで、ガチ部門と、ちょっと試してみました部門と、2つ用意してもらったらありがたいなぁと思いました。もし来年の形がそういう風になってたら、また来年も参加したいなと思います。
そうじゃなかったら……応援枠でいいかな(^^;)
あと、全体を通した中での自分の発表を思い返してみると、すごく私らしい発表だったなって思いました。すごくなくていい、を体現して、自分のできる範囲で、考えられる最高の運用を考えるというのが、私の普段の業務思考と全く同じなんですね。なので、私という人がどういう考えを持っているのかの発表にもなったかなーとか思ってます。受け取り側がどうだったのかはわかりませんが、私はそのように感じました。
今年は結構いろんなところでしゃべる機会があったのですが、今年一番、緊張したイベントでした。でもその分、達成感と充実感も大きかったです!いろいろあったけど参加してよかった。心からそう思います。
こんな私でも参加できたので、もし迷っている方がいれば勇気を出して参加してみてほしいなと思います。とても得るものがあると思います。
この記事で、カスタマイズ得意じゃないしなーと思って二の足を踏んでしまっている方の背中を押すことができたら嬉しいです。