起業前に知っておくとよい【経営に必要な８つの数字】5.計画という数字　経営計画書にも種類がある

経営計画書にも、実は種類がある。

・自分のための経営計画書
・従業員（や協力者）のための経営計画書
・金融機関のための経営計画書

この３つは
小規模であればあるほどリンクする。

同じビジネスに対しての計画書だから
目的や目標は一緒。

でも、、、
「誰のために作るか」で
「作成ポイント」がまったく違う。

これをどこでも教えてくれない。
と、最近気づきました！

一般的にいう経営計画書は
ほぼ金融機関から
お金を借りるために作られるもの。

創業借入金とか、創業補助金とか
国民生活金融公庫の事業計画書が
一番馴染みがあるかな。

借入のための目的や目標
どうしたら売上げが上がり
利益が出るのかが書かれ
そして
資金繰りと返済計画の数字が並ぶ。

その目標や数字が
いかに現実的かを表すことが
本来の重要ポイント。

でも実態は
夢のように売上が伸びて
利益がでる計画書。

そんな計画書で融資がおりる様を
たくさん目にしてきました@@

夢のような計画書なので
幻のごとくお金が一瞬にして消え
夢が儚く散る姿もみてきました。(^^；

そして大抵は
難しい言葉と数字の羅列。

わかりづらい。
並んだ数字の意味がわからない。

作った本人でさえ二度と開かない
活用しないモノがほとんど！！

以前は私も
それがあたり前だと思っていました。

経営計画書とはそういうものなんだと。

計画通りにいかなくても問題はない。
融資が受けられればいい。

でも自分で作る立場になって
とても疑問を感じるようになりました。

融資を受ける必要がなければ
何の目的があって作るのだろう？
何で必要なんだろう？

私のような職業は設備投資がなくて
融資をうける必要がない業種なので
ストレートにその疑問が浮かびました。


そこから経営計画書は
誰のために作るかで違うことに
気がつき始めました。

金融機関からお金を借りる
ということは
経営のある一面では大事な要素です。

でもそれ以外には
わからなければ何の意味も持たない
計画書ですよね。

なので
意味のある経営計画書を
作らなければなりません。

自分と従業員（協力者たち）にとっては！


まず自分のためのものは
自分の人生設計とリンクするもの。

まず自分が人生をどう生きたいのか
自分の夢を描いていくこと。

誰のためでもなく
まずは自分のための経営計画書。

自分がワクワクするような
自分の人生が楽しくなるような
そんな計画書を作ってみることが
おススメ！

心浮き立つような経営計画書ができたら
その楽しい気持ちが自分を支えてくれる。

非現実的でも構わない。
誰にみせる訳でもない。
自分だけの経営計画書を1つは作ってみる。

経営には経営者自身の
人生観が反映されるものです。

その人生観（＝価値観）に沿って
無意識に私たちは
判断・決断を繰り返していきます。

人生とは○○　
仕事とは○○

当てはまる言葉はひとそれぞれなんですね。
そこを明確にすると
行動基準がはっきりした計画書が作れます。

描いたことの中から現実的に可能なこと
そこから具体的な計画にしていく。

迷って何もやらないより
具体的にしてやってみることの方が
経験になりますからね。
できることを優先する、大事です。

そうやって
自分の人生の全体像を描きながら

自分がなぜそのビジネスをするのか
目的や目標を明確にしていくと
経営理念も定まっていきます。

これは
自分のために作ってみるからこそ
わかるものです。

自分の経営計画書ができたら
次は従業員のための経営計画書。

これが現実的には
一番活用される経営計画書です。

これには経営者が
自分の価値観に沿って決めた
そのビジネスの
具体的な方向性や目標を形にしたもの。

実際に自分たちは
どのように動いていくか、行動するか
ということを中心に書いていくものです。

従業員は目的や目標が設定されても
どのように行動すればよいのかがわからない
というのが現実なんです。

だからどのように動いていくのか
行動のしかたがはっきりわかると
結果も違ってきます。

この明確な行動のしかたが
明記されていないので
ほとんどの計画書は意味のない
わからないものになってしまうんですね。

従業員のための経営計画書には
欲しい結果に基づいた
してもらいたい行動を書く
ということがポイントなんです。

でも実際は
意味のない経営計画書ばかりが
作られていますね。

ぜひ、自分のためと従業員のための
計画書作りをして欲しい。

このちょっとした差が
大きな結果を生み出します！！

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