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多次元宇宙①

今から何年か前に、
ある病院に入院しました。
2016年の10月だったかな?
私は、夫の荷物が全然片付かないことに
怒っていて、何度も片付けてくれと
頼みましたが、聞き入れてもらえなくて、カウンセリングを受けようと
ネットである病院を探して、
受診予約受付フォームに記入しました。
程なくして、電話があり、
簡単な問診で予約日が決まりました。
診察室に入ると、ドクターは、
何というか、宗教家のような、
ヨガの行者のような、
リラックスムードの漂う人でした。

あれ?
優しそうな感じだし、
なんでも相談できそうだし、安心した。

風通しの良い部屋で、
カウンセリングを受けていると、
不思議と自分の悩みが
解決されるような感覚に囚われていく。

私は、温水プールに
ぷかぷか浮きながら
漂う。

月に一度か2週間に一度だったのか
忘れてしまったけれど、
半年間カウンセリングに通って
ある日、少し家庭から離れて
休みましょうか?
と言われた。

"どういうこと"?
カウンセラーも
私の家庭内の悩み事が
解決しないのは、
私が家庭に向き合いすぎているからだと判断されて、少しのお暇を
頂くことにしました。
その病院は、かなり大きなところで
隣には、高齢者の介護施設も併設されていた。
私は、糖尿病で教育入院したことは、
何度かあるのですが、精神科には、
まだ入院したことが無くて、
戸惑っていた。

イメージが掴めないし、入院患者さんと
上手くやっていけるかどうか?
心配でした。

でも、まあ、
なんとかなりそうな気分になり、
(ドクターの言われたように、私は疲れ切っていて、家庭内にいても心身が休まらないのだから)
渡りに船だった。

逃げ出したかったから、
何科でも良かったのだ。

そして、私は、未知なる
入院患者になりました。

3人部屋を案内されて、
窓際の陽当たりの良い場所に
ベッドがありました。
隣のベッドには、70代の女性がいて
笑顔で挨拶されました。
私は、その女性とは、
最初から知り合いだったみたいに
打ち解けてしまいました。
とにかく、朝起きて、明るい太陽を
その人と分かち合いたかったので
カーテンをサーっと開けて、
おはよう!と言う。

すると、にっこり、笑って
おはようと言われるのだから、
気分が良くなる。

妙に気が合い、一日中話をしていました。
年齢は、私が57歳の時、
その人は75歳でしたから、
18歳違ってましたが、話が合うのです。
その人は仮にAさんといいます。
北海道の出身で中島みゆきの実家の近くに住んでいたそうです。

最初は当たり障りのない話をしていたのですが、だんだん打ち解けてくると
A子さんの身の上話になりました。

A子さんには2人のお子さんがいて、
同じ敷地内に住んでいます。
自分の老後の面倒を見てもらおうと、
お2人にはまとまったお金を渡していたそうです。
それぞれのお嫁さん、
2人とも介護職をしていて、
そのうちの1人のお嫁さんは
すごくしっかりした人で
入院する前までA子さんは、
休みになると朝から
あちこちの介護施設見学に
連れて行かれてました。

どうして?

お金を渡した途端、A子さんは、
お嫁さんに邪魔にされて、
色々な介護施設に預けようと
探し回り、身の危険を感じたそうです。
ある日、無理矢理、車に押し込められ
強制入院させられました。

私はびっくりしました。

自分の場合、自分の意思で入院したので、強制入院させられるなんて
信じられない。
どうして?

A子さんのお嫁さんのしている事は、
犯罪行為じゃないか?

ずっと気にしていたのは
自宅に置いてきた、自分の通帳が
どうなっているのか?
A子さんが多額のお金を渡した途端、
介護施設に無理やり入れるなんて、
それも、着の身着のままで、来るなんて、おかしくないですか?

財産を乗っ取られるんじゃないか?
それが気になって仕方がないのは、
当然ですよね。

だから私は法律相談を
受けたほうがいいんじゃないかと
言いました。
無料でやってくれる法律事務所が
あるのでそこに電話をするようにして。
と言ってもA子さんは、お嫁さんに
見ぐるみ剥がされていたので
小銭すら持っていないのです。

だから私は小銭を貸しました。
2人で電話のある部屋に行き
話しました。
何度も何度も法律事務所に
電話をして
1度家に帰らしてもらったらどうだろうかと言う話になり、
お嫁さんが病院に面会に来た時に
退院させてあげて下さいと
言ってみました。
変な話ですが、2人の息子さんは
一切面会に来ません。

お母さんが病院に入院していても、
心配にならないのは、どうして?
色々と不思議なご家族だなと
思いました。

数日後、医師の許可が下りて、
A子さんは、退院しました。
私が、温泉に通っていること、
宇宙人の友人(先生と呼んでいました)と散歩していること。
ついでにスーパーマーケットで
買い物もしていること。

そう言う自由時間も無いまま、
病院に閉じ込めて置くのは、
良くないでしょう?とお嫁さんにも
言いましたし、
お嫁さんに私の先生を、紹介しました。何故か、お嫁さんが私の話を聞いていたら、突然、親指の裏の第一関節にある
模様を見せて欲しいと
言われたので、見せたら、
びっくりされて
あの。。あなたは、
霊感がある人みたいですが、、
と言うのです。
ですから、わたしより
もっとすごい方がいらっしゃるからと
先生を紹介しました。
先生については、多次元宇宙②に書いています。


お嫁さんを先生の病室に案内して
こちらの方になんでもご相談すると
いいですよ、
と言いました。

それから物事が急転直下して
A子さんは、お嫁さんと一緒に
わたしが通っている温泉施設にも
行くとのことでした。
それまで、お隣にある温泉にも
入れなくて、気の毒だなぁと思っていたので、A子さん→わたし→先生、
の循環する関係にお嫁さんが感化して
もらえてよかった。

他にも、魅力的な
オリエンテーションがあり、
ヨガ教室にも入りまして、
1時間くらいして測定すると
血糖値が下がっていました。
ヨガ🧘‍♀️をやり終えると
身体がスッキリしますので
わたしには向いているのだと思いました。



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