わたしの現在地 ~栄ミナミ音楽祭‘19〜
2019年5月11日(土)
今年も無事、行って帰って来ました!
栄ミナミ音楽祭’19!
最近ね、なかなか疲れがとれないお年頃で、名古屋遠征クラスだと最低3日間くらいはダラダラ過ごしたいところなんだけど(笑)名古屋の報告を待ってくれている人がいるので(たぶんね?)なんと翌日に記事を書いています!えらい!
今回は2回目の「栄ミナミ音楽祭」出演だったので、当然だけど初めて参加の去年とは全然気持ちが違いました。
まず何と言っても、不安があんまりない!
去年の記事をね、行く前に読み返していたんだけど、当時の胃の痛さを思い出すくらい「そう、そう!不安で不安で仕方なかったよねー!」って思ったの。
だってさ、栄ミナミ音楽祭どころか、歌うために遠征するのも初めてだったから、ギターを持っての大移動だけでも不安だったし、とにかくもう家を出てから帰ってくるまでの全行程が不安だったわけ。笑
ほんとだよ?
イメージしてみて?
ギターとスーツケースをもって新幹線で3時間半一人きり。
トイレ行く時ギターどうする?
ギターが邪魔にならない席は?
駅からはどうやって?などなど
まあ、細かいことは前回の記事を読んでもらうとして、今年はそういう不安がほとんどなかったので、新幹線とホテルの予約をしてスケジュールを立てたらもう安心して行けました。
今回は、排除できる不安要素はできる限り取り除きたいなぁと思って、リスクの高い当日入りはやめ、前日入りにしてみたんだ。
音楽祭開催の前日は各ステージで準備が行われていて、メイン会場の矢場公園でもテントがいくつも張られ、準備に追われるスタッフさん達が夜まで。
明日のためにずっと準備をしてきてくれたんだよなぁ、と感じることができました。ありがたいなぁと。
栄ミナミ音楽祭では(他の音楽祭を知らないけど、笑)出演者は出演の1時間前までに受付をして、ステージを終えたらあとは現地解散なので、スタッフさんに会うのは受付の時と、自分の出演するステージでP.A.をやってくださる方やお手伝いの方くらいなのです。
だから、こういう準備を頑張ってくれている方々のおかげで演奏ができているということや、自分も栄ミナミ音楽祭の一員なのだということを忘れそうになってしまうけど、前日の準備の様子を見れたことで、私もしっかり頑張らなくちゃ!って思えました。
メールでは2ヶ月前から何度となくやり取りをさせていただき、本当にお世話になりました。両日の夜に行われる打ち上げにも是非参加したかったけれど、今年は次の日に予定があったので福岡へ帰らなければならなくて。
この場をかりて、素晴らしい栄ミナミ音楽祭に今年も関わらせていただき、ありがとうございました!
楽しかったです!大変お世話になりました!
さて、
そんな感じで、大きな不安もなく、、
ただ一つあげるなら「聴いてくれる人が一人もいなかったらどうしよう・・」だったのですが、素敵な友人とありがたいご縁とあたたかい名古屋のみんなのおかげで、あたたかい雰囲気の中歌わせていただきました(^ ^)
去年、ほんとのほんとに一人ぽっちから始まった名古屋遠征。初めての栄ミナミ音楽祭。
歌っている途中で友人が駆けつけてくれたけど(迷子になっていて開始に間に合わなかったらしいww)準備の時もウォーミングアップの時もリハの時もずっと一人。どこにも知っている顔はない状態から始まった名古屋。
だけど、歌を聴いて、良かったよって言ってくれる人ができた。
今年は知っている顔がちらほらあって、始まる前にがんばれーって声をかけてくれる人もいて、友人も早くからお手伝いに来てくれて(今年は迷わなかったらしいww)さらには去年聴いてくれた人が今年も来てくれて、そしてまた、今年初めて聴いて良かったよって言ってくれる人ができて・・。
ほんとうに少しだけど、少しづつだけど、私の歌を聴いてくれる人が増えていくことが嬉しいな、と思う。ううん違うなぁ、聴いてくれる人が増えて嬉しいというのではなくて、この歌がしっかり届いたんだな、と思えることが嬉しかったの。
去年の自分では1人にしか届けられなかった歌が、今年は3人4人に届けられた、と思えることが嬉しいんだよね。
なんて言ったらいいのかわかんないけどさ、たくさんの人に聴いてもらうことじゃなくて、たくさんの人じゃなくても、しっかり届いてしっかり受け止めてもらって、その人の中で生きたものにしてもらうことが目標だから。
だから、たくさんの人だかりが出来なくても、去年より多くの人がCDを買ってくれたり声をかけてくれたりしたことが嬉しかったんだよ。去年の私よりも少しは大きくなれたのかな、って。(まぁ、多少の負け惜しみはあると思うけれども・・笑)
もちろん、
CDを買ってくれたり、声をかけてくれた人ばかりじゃないと思うんだよ。
歌っている時にね、道路を挟んだ向かい側の歩道を自転車で走り過ぎようとしていたおじさんが、自転車を止めて、しばらくこちらを向いてじーっと私の歌を聴いていてくれたんだよね。2曲くらい聴いて行ってくれたかなぁ、そういうのがさ?すごく嬉しいの。
知らない街の知らない誰かの日常の中に、私の歌が一瞬流れ込んだんだなぁ。私のうたのどんな言葉でおじさんは自転車にブレーキをかけたんだろう?どこかへ向かう途中のおじさんは私の歌を2曲聴いている間、何を考えていたんだろう?
私は歌いながら、時々吹く涼しい風に乗ってこのうたが、この言葉が、どこまでも届いていったらいいなぁと思っていました。そしてあのおじさんが自転車を止めたみたいに、誰かの心に引っかかって沁み込んで、あったかくしたり熱くしたりしたらいいなぁと思っていたんだよね。
もちろん、目の前で聴いてくれているみんなの心にも。
目の前の道路を行く車が、信号待ちの間、窓をあけて私のうたに耳を傾けてくれたり、歩道で聴いてくれている人たち、少し離れたところで聴いてくれている人、通りすがりに耳を傾けてくれる人、そんな街中の人達に向かって私は届け届け、と思いながら歌っていました。
そんなふうに思いながら歌ったのは初めてだったんだ。気持ちの良いお天気のせいだったかもしれないし、それとも、気持ちよく歌わせていただいた音響のおかげかも。
その時ね、あぁ、私の歌いたいうたってこれなんだよなぁ、って思ったの。こういう感じなんだよ、って。
心地よかったり踊れたり楽しかったり、そういう歌も大好きだけど、私が歌いたいのは通り過ぎる誰かの胸に引っかかるような、ザラッとしてドキッとする歌。
そしてやっぱり、
外で歌うの大好きだな~って思った、笑
でもさ、よく考えてもみて?笑
通りすがりに聴こえた歌に立ち止まる?
私はね、まず声が好きだったら一瞬立ち止まるかな。急いでなかったらね。
そして、ワンコーラスくらい聴いてみて、声が「うん、やっぱりいいね」ってなって曲の雰囲気とか歌い方とか「好きかも」って思ったら、もう一曲くらい聴いてみようかな?って思う。
次の一曲を歌詞までよく聴いてさ、「なんか違うな~」って思ったら立ち去るし、グサッと来たら最後まで聴くかもしれない。
だけど最後まで聴いたとしてもね、多分私CDは買わないんだよね。また聴きたいかも、って思ったら名前くらいはメモするけど、物販に並ぶ程にはならないもん。
そう考えるとさ、アーティストとお客さんの最初の出会いから、CDを買うまでの道のりには相当高いハードルがあるんだよね。
だから、物販に並んでくれるなんて、本当にもうありがたくて嬉しいし、感謝しかないの。その想いが嬉しいんだよ。
逆にね、CDを買ってくれなかったからと言って、必ずしもダメだったというわけでは無いんだと思うんだ?多分だけど(まぁ、実際ダメだったという場合もあるけどさ・・。)
今回ね、
歌った日の夜に、メッセージをいただいたの。
栄ミナミ音楽祭の出演者さんだったんだけど、演奏を終えた後の帰り道で、ちょうど私のステージのところを通りましたって。
最後の一曲だけしか聴けなかったんだけど、雰囲気に惹かれましたって。名古屋で一緒にライブができたら、、って言っていただいてさ、素直に嬉しかったんだよね。
きっと思った以上に伝わってるんだから。と信じたい、笑
メッセージするのだってさ、わりと勇気いるよね?
私だけ?笑
そんなふうにアクションを起こしてくれること自体がもう本当に嬉しくてありがたいなぁって思ったの。
まぁでもさ、
私みたいに、人に対してなかなかアクションを起こせない人っているんだよな~ってぼんやり思ってたら(自分に対しては結構起こせるんだけどね、栄ミナミ音楽祭に応募したりさ)、そうか、私みたいな人は後からジワジワ「やっぱCD欲しかったな~」って思うタイプだわ、って気づいたの。買い物もなかなかできない慎重派?笑
だからツイッターでね、ネットでも買えますよ~ってしてみたんだ~。郵送販売もダウンロードもあるよ、って。
利用する人がいるかどうかはおいといて、慎重派な人たちも取りこぼさないナイスアイデアだと思わない?笑
そんなわけで!
だいぶ話がそれてしまったかもしれないけど、
初めての経験というのは「初めて」の時にしかなくて本当に一度きり。前回味わった「初めての栄ミナミ音楽祭」を私はもう味わうことはできないんだよね。そのくらい初めてっていうのは貴重で、究極の不安とプレッシャーとともにあるものなんだなぁと実感しました。
2回目からの栄ミナミ音楽祭は、私にとって、一年に一度「これからも歌い続けていいのか」ということを確認しに来る場所に変わっていました。それと同時に「一年間しっかり努力し続けて来たか」という今日までの一年間のあり方が試される場所になったのかなぁと思います。
今回、去年より(やや)多くの人に私のうたと言葉をしっかり届けることができて本当に嬉しかったし、「私の一年間はちゃんと前に進んでいたんだな」って思えました。みんなが言ってくれた「良かったよ」の言葉が、「これからも歌い続けていいんだよ」って言ってくれてるみたいだった。
2回目、3回目と、もっともっと良いうたを歌うこと、多くの人に届けること、もっと大きなステージで歌えるようになることを目標にするのはもちろんだけど、初めての時にしかない【究極の不安とプレッシャーを乗り越える経験】もまた自分にとって必要なことだと思うので、栄ミナミ音楽祭以外にも何か初めてのことに挑戦していきたいな、と思います。(単なるドMなのかな?笑)
要望の多かった新しいCDの制作も頑張りたいし!
そんなふうに、私にとって栄ミナミ音楽祭は、自分の現在地を確認する場所となり、これからやるべきことや、どんなことに挑戦していきたいかについて考える場所となりました。
とにかくまた一年、来年も出られるように頑張ろう!と心に決めて名古屋を後にしました。
名古屋で出会ってくれたみんな、本当にどうもありがとう。出会えて嬉しかった✨
こんな私をこれからもよろしくお願いします!
そして、福岡の先輩方!ありがとうございました!
知っている顔がそこで笑っているだけで、どんなに励まされたか。
遠くから応援のメッセージをくれたみんなも、ありがとう!
本当に嬉しかったよ!
毎年奈良から応援に駆けつけてくれるお友達のあっちゃんも、ありがとう。自分では自分の写真も撮れないし、物販ではワチャワチャしちゃってお客さんと落ち着いて話せなかったりするけど、あっちゃんが手伝ってくれたおかげでとても助かりました。
今年はいろんな写真があっていいでしょ?笑
出番前の緊張気味の私とか(^ ^)
そして、栄ミナミ音楽祭運営スタッフの皆さん、本当にお世話になりました。素晴らしい音楽祭に出演させていただいたことを誇りに思います。ありがとうございました!
とても気持ちよく楽しく歌わせていただいて、栄の街の一部になれたことをとても嬉しく思います!
また来年も来れるようにがんばります!
ありがとうございました!!
さ!
次は6月5日のライブに向かって準備しなくちゃ!
会いに来てね、笑
2019年6月5日(水)
ライブ@S.O.Ra fukuoka
詳細はしばしお待ちを・・(^ ^)
少し成長したはずの私でお待ちしております!
ありがとうございました!
さらに!(まだあるの!?笑)
最後まで読んでくださったあなた、
どうもありがとう(^ ^)
こんなに、5194文字も読んでいただいてありがとうございました!
最後の最後まで読んでいただいた方の中から、
先着2名様に「栄ミナミ音楽祭 限定缶バッチ(サイン入り)」をプレゼントします!
わーい!やったね!
え!?いらない?笑
まぁまぁそう言わずに~♫
欲しい人は何らかの方法でメッセージくださいね✨
お待ちしています♫
(※まさかの需要があったようで、受付終了しました!ありがとうございました!)
2019年5月12日
ウスイヒロミ