米クラフトビール 成長が頭打ち
アメリカでのクラフトビールの生産量は、過去最高の稼働中の醸造所数にもかかわらず、2023年に減少した。アルコール業界情報誌Just Drinksが報じた。
クラフトビールの製造者で作るBrewers Association(BA)の年次報告書によると、小規模かつ独立した醸造所による年間ビール生産量は、2022年から1%減少し、23.4百万バレルになった。 一方、醸造所の数は9,683軒に1.37%増加した。
ただし、10年前と比べて、年間ビール生産量が600万バレル未満の独立した醸造所を含むセグメントは、成長が鈍化している。
クラフトビールの生産減少は、昨年全体のビール市場が5.1%の減少を見たことと合わせて、価格設定と「比較的弱いオンサイト販売の成長」の両方に起因しているとBAは分析している。
BAの戦略副社長兼首席エコノミストであるバート・ワトソン氏は、「2023年は、小規模かつ独立した醸造所にとって競争が激しく、挑戦的な1年でした。 しかし、成長が減速したとしても、小規模醸造所は非常に強靭であり、醸造所数の増加、比較的低い閉鎖率、オンサイト販売および雇用の増加などで示されています」と楽観的だ。
Photo courtesy of @dogfishheadbeer
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?