初めての英字配列キーボードにHHKBの無刻印を使ってみるチャレンジ①
前説
HHKB。それは多くのガジェッターが愛してやまないキーボード。
とりわけ特徴的なのがその独自にして特殊なキー配列で、これは入力効率を追い求めた結果の産物である
そして発表から今まで、世界中で多くのガジェッターから称賛を受け続けている。
もちろん私もその一人である。
だって、やってみたかったから
理由といえば、やってみたかったからとしか言えないのです。
深夜のテンションの赴くままにフリマサイトで手に入れた英字配列の無刻印HHKBが僕の手元にあります。
僕はもともとHHKBをここ1年以上にわたって愛用していました。それは日本語配列で、もちろん刻印ありのモデルです。
普通に考えれば段階を踏むのが当然です。
まずは英字配列に慣れて、その扱いが身についてから無刻印のモデルにステップアップする。それが普通の考え方です。
にも関わらず、段階をすっ飛ばして購入してしまったというわけです。
これからしばらくこの英字配列無刻印HHKBを一定期間使い続け、その中での感想や気付きをシリーズとして記事にしていきます。
まずはファーストインプレッションと、HHKBの特殊性を最も反映していると言えるカーソルキーの扱いについてのお話です。
初見では確実に戸惑う外観
分かってはいたものの、キーには本当に何も表示がありません。
またキーの数自体も日本語配列と比べて少ないので、見た目のスッキリ感が凄いです。
そして日本語配列は、キーがみっちりと全面に詰まっているので、同じブランドの製品であるにも関わらず全く印象が違います。
それでは肝心の使い勝手についてお話ししていきます。
意外だったけども、本当にカーソルキーはすぐ慣れた
HHKBを少しでもご存知の方ならご承知かと思いますが、このHHKB英字配列にはカーソルキーが存在していません。
Returnキーの左をよく見るとキーの上でなく側面に矢印が見えると思います。ここのキーをFnキーと同時押しすることでカーソルキーとして機能します。
「カーソルキーが必要な場面ではFnキーとの同時押しで対応するから、独立したキーはいらないでしょ。」というメーカーからの強いメッセージが込められています。
大昔のタイプライターだってカーソルキーなんか無かった訳で、文字打ちはただひたすらに文字を打てばいいというストロングスタイルとも取れます。
とはいえ日常使いのPC作業では、やっぱりカーソル移動など使う機会はある訳です。
その場合は右手の小指でFnキーを押したまま、同じく右手の人差し指か中指でキー操作を行います。
この操作がblogやyoutubeなどで紹介される時は、必ずこう言われます。
「1,2日も使えばすぐに慣れます」 と。
とはいえ使ったことが無い身からすると簡単には信じられませんでした。
そして、今まさにこの文章をHHKB英字配列で書いていますが、驚くことに普通に使えています。
もちろん配列にまだ慣れきっていないので、たまに目視で位置を確認しながらではあるものの、想像していたよりも遥かにスムーズに指が動くことに驚きました。
これは右手の小指で押すFnキーの位置が絶妙である事が重要なようで、もともと所持しているHHKB日本語配列ではその位置が違います。
日本語配列の場合は、右手の小指ではなく親指で押しながらのFnキー操作になるので、なんというか右手が縮こまるような感覚です。
というか、そもそも日本語配列はカーソルキーが独立しているので、この同時押し操作をすることは殆どないのですが。
一番懸念していた操作がスムーズに出来てしまったので、一気にテンションが上がったのもつかの間。
それ以外の部分で、じわじわと違和感が襲ってくるのですが、その話はまた次回に。