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ドイツの働き方 ① 自分スタイルで選ぶドイツの働き方

国際結婚や駐在妻さん、留学などでドイツに住む機会を与えられた私たち。
住むのと同時に仕事探し(何か自分で収入を得るもの)を始める方も多いのでは?

これから仕事を探そう!
ドイツで働くってざっくりどんな感じ?
そんなあなたに、ドイツ在住15年、起業12年の私が簡単にご紹介します。


ドイツの基本の働き方(ミニジョブ、ミディジョブ etc…)

働き方は大きく分けて3つの種類があります。

  • Minijob ミニジョブ

  • Midijob ミディジョブ

  • Vollzeitarbeit  常勤(フルタイム)

それぞれ働く長さや待遇(社会健康保険、年金、有給の有無)などが違いますが、労働者としての権利や守られるべき立場はどれも同じです。

1. Minijob ミニジョブ

月額給与が最高538ユーロ
週の勤務日数により、最大24日/年  有給休暇あり
(Urlaub 有給休暇の詳しい日数は、後日別の記事にて紹介予定)
源泉徴収なし

パートナーの健康保険扶養に入っていれば、そのまま維持可能
社会年金を希望する場合、一部雇用主負担、一部労働者負担にて加入できる
(※多くの場合は一部負担を嫌うため、年金に入らない傾向にある)

Aushilfe アウスヒルへ (短期・期間限定ミニジョブ)

短期・期間限定でミニジョブ範囲内で働くこと
月額給与 最高538ユーロ
最長3ヶ月 期間内労働日数が最高70日
源泉徴収なし
※短期就業のため基本的には有給休暇なし(雇用主との契約による)

2. Midijob ミディジョブ

月額給与 538.01ユーロ 〜2,000ユーロ 未満
週の勤務日数により、最大24日/年  有給休暇あり
(Urlaub 有給休暇の詳しい日数は、後日別の記事にて紹介予定)
納税義務あり
パートナーの健康保険扶養から外れる、個別での健康保険加入が必須
社会保険(年金、失業保険、介護保険)に加入必須
年金や失業手当などの給付を受ける権利あり

※注意
インターン、連邦ボランティア・サービス、見習い、短時間労働など、中間職の収入制限内であっても、税金および社会保障上のメリットは受けれない。

👉労働者へのメリットが高い
低額の負担は発生するが、受給額が軽減されることはないのでお得

👉企業の本音
企業側はフルタイムと同額(全体から見るとかなり割高)の補償をしなければならないため、基本Midijob ミディジョブとしての求人はかなり"まれ"。
実は、一番避けたい雇用体制。

ミディジョブの場合、1週間にどれくらい働けるのか?


最低賃金12.41ユーロ(2024年1月1日現在)の場合、週労働時間は約40時間(8時間/日)になります。


3. Vollzeitarbeit  常勤(フルタイム)

月額給与 上限なし
最低20日/年  有給休暇あり
(※この有給休暇は必ず消費しなければいけません!)
Urlaub 有給休暇は契約によりだいぶ差がありますが、平均すると25日〜30日前後

健康保険、社会保険の支払い義務
プライベート保険、社会健康保険を選べる
(詳しいドイツの保険の種類は後日別記事にて)

Urlaubsgeld (日本でいう、いわゆるボーナス)の支給あり
基本的には夏とクリスマス前の2回(会社業績のより$${\underline{\text{かなりバラツキあり}}}$$)



解雇される場合は、とんでもなく破格な金額の提示がある。
(できればされたくないですが・・・)
某車関係メーカーでは早期退社の場合は、300,000ユーロ/人だったとか。

ドイツで働くには一緒に働くドイツ人(多国籍も含む)の考え方が不可欠です。日本の働き方と比較することなく、新たな感覚として身につけていきましょう。


いかがでしたか?スッキリしたことありましたか?
記事気にいってもらえたら♡もらえると、喜びます。


次回は、【ドイツ人の働き方の特徴 Urlaub休暇について(仮)】を執筆予定です。

上記は一般的な情報であり、ドイツ就労方法を保障する物ではありません。(2024年8月15日現在)


ドイツでの就労条件は様々です。
何かお困りの方、個別での相談受付しています。

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