受け取った英語の単語や表現をどうするの?
英語のレッスンで、先生は、新しい単語や表現を教えるということをしているのですが、子どもたちはその受け取った単語や表現をどうするのでしょうか?
ちょっとお固い内容かもしれませんが、
次世代型英語教育セミナーで話している
一部を紹介してみようと思います😄
アメリカの教育心理学者でベンジャミン・ブルーム氏が提唱した学習理論で
Bloom's taxonomy(ブルーム分類法)というのがあります。
教授目標を分類することで、適切な評価方法が見出せるというもので、
2001年に改定されて欧米の教育現場で使われています。
これは3つの領域に分類されます
・Cognitive domain (knowledge-based) 認知領域
・Affective domain (emotion-based) 情意領域
・Psychomotor domain (action-based) 精神運動技能領域
この中のCognitive Domainについて見てきましょう。
知識の再生や知的スキルの目標にあたります。
Cognitive Domainでは、受け取った情報を
次の6つのステップを追って複雑化していくと言われています。
2001年に改定されたCognitive Domainの6つのステップを
単純なものから紹介します。
Remember (記憶)
↓
Understand (理解)
↓
Apply (応用)
↓
Analyze (分析)
↓
Evaluate (評価・判断)
↓
Create (創造)
では、
これを英語教育ににてはめて考えてみましょう。
「単語や表現を覚える」は一番単純なRememberに当たります。
「テスト」などでUnderstandしているかを測ります。
テストでは”応用”問題などが出ますが、
これはApplyに当たるのでしょうか?
私はまだUnderstandの域を出ていないように思います。
つまり、英語学習、教授に置いて
何だか知的レベルが低いというか、
脳を活性化せずに、単純作業で終わっている感じがしてしまうのです💦
このステップが本当にそれぞれリンクしながら
階層を作っているのかは懐疑的に思う人もいるのは事実。
本当のところは分かりません。
しかし、シンプルに捉えてみても、
子どもたちが受け取った情報や知識をRememberから
”頭を使い考えながら”Createまで持っていけているか?
を見るのは大切なことだと思います。
どんなに単語を覚えても、どんなに表現を覚えても
結局それは「何のため」という、
レッスンの中での目的を見失ってはいけないのではないか?
英語は言葉である以上、記号や規則を覚えるだけではなく、
子どもそれぞれの予備知識、ストラテジーなどを使い、
頭の中を動かしながら、何をCreateさせるか。
Communicationを図りながら、時にはCollaborationして、
Critical thinkingしながら、Creativityにつなげる。
*次世代型こども英語教育のCについてはこちら
🌟やはりそこに繋げていく英語教育をしていきたいと思います。
↓ 参考まで:Cognitive Domain の分かりやすい解説YouTuve