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なんにもしないこと


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クリスマス気分とともに、チェコではコロナ規制もゆるんできました。

11月後半、わたしの住む家では大人が全員コロナさんにかかってしまいました。(幸い、家族の誰も、重体にならず、自宅療養で回復しています。)

もちろん洩れなくわたしも。

風邪の要領で何日か休み、少しづつ自宅内での運動を再開しつつ、回復に向かうと思いきや…

1週間した頃にものすごい具合の悪さに襲われました。

なるほど、これがパンデミック級の強さ…

これは、体が弱い人や、他の病気を持っている人にはかなりきついだろうな、と体感しています。

2週間経ち、正式にはもう隔離期間は解けたのですが、もう少し自主規制し、ゆっくり休もうと思います。たくさん寝て、食べたくなったら食べて。

思えば、2歳頃からこれまで、泊まりの入院などしたことないので、療養のために休む、ということに慣れていないのだ、わたしは。とあらためて気づきました。

コロナさんは、本気で休まないと、出て行ってくれないのかもしれません。まだ後頭部や呼吸器らへんでざわざわしているのを感じます。

本当に休む、ということは、極力本当になんにもしないこと。

なんにもしないって難しいですが、大切なことですね。

そしてなんにもしないことについて自分をジャッジしないこと。

なんにもしなくても考え事や自己批判で頭が忙しいと、休んでいることになりません。気づくとぐるぐる同じことを考えていたりして。

まだまだ、何かしなきゃ、とか、こうしようああしよう、こうできたああできた、と気づくと頭が忙しくなっていますが…

ようやく、なんにもしない、を習得し始めたのか、時々、全身の細胞を感じて、温かさにひたすら浸る瞬間をつかむようになりました。

ふわ〜っと、きもちがいいです。

なんにもしない、を少しづつ学んでいる、貴重な冬です。

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尾形祐美
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