【大きなものを手放したから、今の自分が存在している】

2023年9月30日 07:17

点描画家hiromiです。

10/1〜10/30まで福岡個展開催に向けてのクラウドファンディングがスタートします！

やっとここまでやって来れた…というのが正直な感想です。

静岡個展後、人生史上いちばん自分自身と向き合い、大きなものを手放しました。

「この先、自分はどう生きていくのか？どんな人生を送りたいのか？」

大きなものを手放せたから、自分自身の進むべき道が明確になり、今の自分が存在しています。

”手放す”ことは決して無くなるわけじゃなく、本当に必要で大切なものは変わらずつながっていく。

そのことに気づいてから、心がとても楽になりました。

新作「ここから始まる」には、そんな強い想いが込められています。

6月はじめ、静岡個展の啓発活動をきっかけにつながった表皮水疱症の患者さんと出逢いました。

患者さんが皮膚の痛みや処置の大変さ以外に感染症や皮膚がん、水疱や出血でケロイドの蓄積で気道が狭まり、呼吸困難で気管切開する方もいることを知ります。

実際お会いした患者さんも、皮膚がんの手術を何度も乗り越えられている方でした。それでも悲観することなく、懸命に前向きに生きている姿に心打たれました。

「知ってもらうことが、私たち患者にとって生きる希望になるんです」と言われたとき、

私は皮膚が剥がれる痛みに苦しむこともないし、手足も自由に動かせ、言葉も発することができる。そして「しんこきゅう展」というあたたかい場所がある。

そんな私に「行動しない理由なんて無いじゃないか！！」と強い想いが芽生えました。

「しんこきゅう展」を通して難病の方の啓発活動を決意しました。

難病の方の啓発活動を続けていく上で、表面だけでなく実際に内側を知らないといけないという想いと、少しでもチカラになりたい気持ちから重度訪問介護のお仕事に携わるようになりました。

新作「もろいは麗しい」は表皮水疱症の方との出逢いから生まれた作品です。

点描画家hiromiの作品はすべて実体験から生まれます。

作品の中に自分の人生が表現されていて、私はいつも点描画に救われてきました。

福岡個展では先にご紹介した二作品のほか、未発表作品も展示します。

これから先も ”やさしい世界” を広げるために表現し、歩み続けます。

少しでも応援していただけたら幸いです。

点描画家hiromi

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【静岡個展スポンサー様】

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